AKB48の旅

AKB48の旅

AKB48Xプレイボーイ2012

2012年11月15日 | AKB
情報量が多くてなかなか濃い内容で読み応えがあった。

AKB関連の雑誌やムックはそれなりにチェックしてるつもりだけど、一応非難とかの意図はないよと断っとくけど、グラビア偏重で、コメントなんかもいかにも「作文」的なのが多い中、勘違いでなければ、その中では週プレ関連が抜きん出てハイコンテクストな作りをして来てる印象。よく分かってるってことなんだろう。

そんな濃い内容の中でも一番印象に残ったのは、Jが島崎さんを評した「自分は何をしても目についちゃうんだ」という言葉。これは言い得て妙というか、もしかして秋元康の言葉の受け売りかもしれないけど、島崎さんの存在様式を実に巧く表してると思う。これと「あざとさがない」という秋元康自らの評価が、ちょうど表裏関係になってる。そういう意味では、確かに島崎さんは前田さんと佇まいが似てると言えそう。

渡辺麻友さんの夢はと聞かれての「世界平和」というのが秀逸。どこまで深く考えてるかは分からないけど、アニオタだったんだから、初代はともかくとしてマクロスを見てることは間違いない(確かシェリル・ノームのコスプレもやってた)ところ。SNHを視野に入れての言葉だとしたら、素晴らしいんだけど。

横山さんご本人の一次ソースで、「総監督補佐」が前田さんのアドバイスに基づいた自主的判断による行動らしいことが分かったのも収穫。ここが秋元康の指示とかではないことが確定することで、やはり秋元康は、メンバー間の関係性には触らないようにしてることが合理的推測として出てくるし、さわれないということを熟知してるんだろう。

あとは上位メンバーの前田敦子評が興味深かった。群盲象を撫でるというと失礼過ぎるけど、それぞれの見え方を繋ぎ合わせることで、前田敦子とは何者だったのかが見えてくる。いろいろすっ飛ばして我田引水するなら、ダイアモンドより硬く鉄よりも強靱なドリルビットだった、という自説にも持って来れそう。