皆様こんばんは。
本日は毎月恒例となった日本棋院情報会員のPRを行いたいと思います。
なお過去の記事はこちらです→第1回 第2回 第3回 第4回
棋譜再生ソフトの使い方は第4回で詳しく解説しています。
本日ご紹介するのは趙治勲名誉名人と金秀俊八段の対局です。
師弟対局は序盤から終局まで戦いが続く物凄い碁でした。
あまりに濃い内容に解説の分量は5割増し、労力は2倍![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
ぜひ1局丸ごとご覧頂きたいですね。
当ブログではその中の一部をご紹介します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/33/04b4cf24c48c14505a5d7a67806eb016.jpg)
今回はいきなりな場面から始めてみます(笑)
左上に激戦の跡が残っていますね。
もちろんその部分も詳しく解説しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/93/1e2625e286c7136d026620f407bbe80e.jpg)
(参考図)「白1と受けさせれば黒2と止めてしまう狙いです。
黒△が働いています。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/a7/217070f819bb00e6ba7b89e1be91b937.jpg)
(実戦)
「白としては当然の反撃です。
黒は予定通りの進行のはずですが、しかしどうするのでしょうか?」
ここで参考図が2つ入りますが、スペースの都合上省略します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/c7/24e9b40360a3eebac2f483e51342d8f5.jpg)
(実戦)「黒はこの返し技を用意していました。
AとBを見合いにしています。」
ここで白Aと白Bそれぞれについて参考図で解説していますが、省略します。
どちらもダメという事です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/f4/8c6b365657d4a5fd3398b781ec5628f4.jpg)
(実戦)「白もまた凄い手を返しました。
まるで自殺手ですが、どういう意図なのでしょうか?」
ここで参考図が2つ入ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/92/2d16b3ebb7018dd24e426b596d58ddc8.jpg)
(参考図1)「黒1、3と打たれると3子を取られてしまいます。
しかし実はこれが白の注文です。」
参考図2に続きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/79/6df54b9bbc9ee575a5ca75245fc11aad.jpg)
(参考図2)「前図の後白1と繋ぐ手が成立します。
黒2と打つと白5が両当たりになります。
これが白の狙いでした。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/63/f808f4143d0bdab5a4c082279c80451d.jpg)
(実戦)白の狙いを察知して先にハネ出しを決行しました。
虚々実々の駆け引きです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/34/59251f09e2465d7a1d4aca56bf4d519a.jpg)
(実戦)
白1「出る一手です。」
黒2「切って行きました。
白を取れるわけではありませんが、どういう狙いでしょうか?」ここで参考図が2つ入りますが省略します。
白3「1子を逃げずに切りました。
正着です。」
黒4「この一手です。」ここで参考図が入りますが省略します。
白5「当然繋ぐ一手です。
次に白Aがありますが・・・」
黒6「構わず押さえが好手です。」
白7「白は当然2子を取りますが・・・」
黒8「2子を捨て石に渡る作戦でした。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/8d/a2d57b1a5e6010a851008855dcd6acc0.jpg)
(実戦)
白1「取るしかありません。」
黒2「こういう所を放り込んでおくのは大事です。」参考図で放り込む理由を解説していますが省略します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/7d/b3ab46223ebb260a8576c56626a85c5f.jpg)
(実戦)
白1「欠け目になりました。」
黒2「それから渡ります。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/62/651b98d808d91aeecf19c5b77e0013c1.jpg)
(実戦)「白も守りました。
これで右辺一帯の戦いは一段落です。
黒は隅の石を救出し、白は上下を繋がりました。」
最後にここでの参考図を載せます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/3e/35ba1d6c411d3cbfd7c258ab017ad905.jpg)
参考図「繋がったと言うのは、黒1から無理やり切断しても良い事が無いからです。
下辺の黒模様が消えてしまいます。」
この後白が下辺に突入して、さらに100手近く戦いが続きます。
最初から最後まで目が離せない1局でした。
もう1局の解説は彦坂直人九段対佐々木毅六段戦です。
当ブログでも一部をご紹介しましたが、両者の軽やかなサバキが印象的な1局でした。
来月は山田規三生九段対村松大樹六段、王景怡会津中央病院杯(当時)対稲葉かりん初段の2局を解説する予定です。
ご興味をお持ちになった方は、ぜひ日本棋院情報会員にご入会ください!
本日は毎月恒例となった日本棋院情報会員のPRを行いたいと思います。
なお過去の記事はこちらです→第1回 第2回 第3回 第4回
棋譜再生ソフトの使い方は第4回で詳しく解説しています。
本日ご紹介するのは趙治勲名誉名人と金秀俊八段の対局です。
師弟対局は序盤から終局まで戦いが続く物凄い碁でした。
あまりに濃い内容に解説の分量は5割増し、労力は2倍
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
ぜひ1局丸ごとご覧頂きたいですね。
当ブログではその中の一部をご紹介します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/33/04b4cf24c48c14505a5d7a67806eb016.jpg)
今回はいきなりな場面から始めてみます(笑)
左上に激戦の跡が残っていますね。
もちろんその部分も詳しく解説しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/93/1e2625e286c7136d026620f407bbe80e.jpg)
(参考図)「白1と受けさせれば黒2と止めてしまう狙いです。
黒△が働いています。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/a7/217070f819bb00e6ba7b89e1be91b937.jpg)
(実戦)
「白としては当然の反撃です。
黒は予定通りの進行のはずですが、しかしどうするのでしょうか?」
ここで参考図が2つ入りますが、スペースの都合上省略します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/c7/24e9b40360a3eebac2f483e51342d8f5.jpg)
(実戦)「黒はこの返し技を用意していました。
AとBを見合いにしています。」
ここで白Aと白Bそれぞれについて参考図で解説していますが、省略します。
どちらもダメという事です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/f4/8c6b365657d4a5fd3398b781ec5628f4.jpg)
(実戦)「白もまた凄い手を返しました。
まるで自殺手ですが、どういう意図なのでしょうか?」
ここで参考図が2つ入ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/92/2d16b3ebb7018dd24e426b596d58ddc8.jpg)
(参考図1)「黒1、3と打たれると3子を取られてしまいます。
しかし実はこれが白の注文です。」
参考図2に続きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/79/6df54b9bbc9ee575a5ca75245fc11aad.jpg)
(参考図2)「前図の後白1と繋ぐ手が成立します。
黒2と打つと白5が両当たりになります。
これが白の狙いでした。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/63/f808f4143d0bdab5a4c082279c80451d.jpg)
(実戦)白の狙いを察知して先にハネ出しを決行しました。
虚々実々の駆け引きです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/34/59251f09e2465d7a1d4aca56bf4d519a.jpg)
(実戦)
白1「出る一手です。」
黒2「切って行きました。
白を取れるわけではありませんが、どういう狙いでしょうか?」ここで参考図が2つ入りますが省略します。
白3「1子を逃げずに切りました。
正着です。」
黒4「この一手です。」ここで参考図が入りますが省略します。
白5「当然繋ぐ一手です。
次に白Aがありますが・・・」
黒6「構わず押さえが好手です。」
白7「白は当然2子を取りますが・・・」
黒8「2子を捨て石に渡る作戦でした。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/8d/a2d57b1a5e6010a851008855dcd6acc0.jpg)
(実戦)
白1「取るしかありません。」
黒2「こういう所を放り込んでおくのは大事です。」参考図で放り込む理由を解説していますが省略します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/7d/b3ab46223ebb260a8576c56626a85c5f.jpg)
(実戦)
白1「欠け目になりました。」
黒2「それから渡ります。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/62/651b98d808d91aeecf19c5b77e0013c1.jpg)
(実戦)「白も守りました。
これで右辺一帯の戦いは一段落です。
黒は隅の石を救出し、白は上下を繋がりました。」
最後にここでの参考図を載せます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/3e/35ba1d6c411d3cbfd7c258ab017ad905.jpg)
参考図「繋がったと言うのは、黒1から無理やり切断しても良い事が無いからです。
下辺の黒模様が消えてしまいます。」
この後白が下辺に突入して、さらに100手近く戦いが続きます。
最初から最後まで目が離せない1局でした。
もう1局の解説は彦坂直人九段対佐々木毅六段戦です。
当ブログでも一部をご紹介しましたが、両者の軽やかなサバキが印象的な1局でした。
来月は山田規三生九段対村松大樹六段、王景怡会津中央病院杯(当時)対稲葉かりん初段の2局を解説する予定です。
ご興味をお持ちになった方は、ぜひ日本棋院情報会員にご入会ください!