皆様こんばんは。
最近また当ブログの閲覧者数が増えてきた気がします。
井山七冠誕生の影響もあるのでしょうが、一番の原因は「AlphaGo Zero」でしょう。
棋譜紹介を書けとプレッシャーをかけられているような気がします・・・。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
という訳で、Zeroの棋譜も紹介して行くとしましょう。
しかし、これがまた80局もある訳ですが、どうしたものでしょうか・・・。
とりあえず、今回は李世ドル九段と五番勝負で対戦したバージョン(Leeと呼ぶことにします)との対局です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/66/556c8245bd9818969c7d82fd6e60571c.jpg)
1図(実戦)
Leeの黒番です。
黒1のカカリに対して、Zeroはいきなり白2のコスミツケを打ちました。
コスミツケは攻めに使うべき手であり、何もない時に打つのは黒を固める悪手です。
こういう手を広めようとするのはやめて欲しいですね(笑)。
もっとも、人間界でもこのような打ち方が流行った時期がありました。
一定以上のレベルであれば有効に使える手なのかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/ba/46db4331852f16ad52e90c02f4381ea9.jpg)
2図(参考図)
黒△と迫った場面です。
白としては相手をする手もあるでしょうが、黒×が弱い石なので、左辺に打つ手も魅力的です。
ということで白1は素直な発想ですが、黒2と詰めてくるでしょう。
白3とでも打てば黒×は動けませんが、小さく捨てられて他に回られては白さっぱりです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/0c/20b56de70517cd217d566bd26e985029.jpg)
3図(参考図)
ならばと白1とカカり、大きく攻めることも考えられますが、黒2が開きと挟みを兼ねた一石二鳥の好手になります。
黒6の後、果たして白は左辺黒を上手く攻められるでしょうか?
左上白も弱いので、ちょっと大変な感じがします。
ということで、意外と左辺の打ち方が難しい状況なのです。
果たしてZeroはどう打ったでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/bc/cd5206deb72e8f5f581b037f2456852d.jpg)
4図(実戦)
ここでも出ました、三々入り!
AlphaGoZeroもいきなりの三々入りが大好きです。
もっとも、人間の棋譜を学んだMasterでさえ打つのですから、人間の影響を受けないZeroが打つのは当然かもしれません。
私は三々入りの碁を沢山見ても、真似したいとは思いません。
しかし、この三々入りに関しては、なるほどと感じました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/07/56c03d16874efdea4a93884ad56ab44d.jpg)
5図(実戦)
黒9まで交換して、それから白10と挟みました。
この時、弱点だった黒Aの詰めは壁を小さく囲うような手になり、黒にとって全く魅力的ではなくなっているのです。
相手に壁を作らせることで、戦いやすくする・・・。
矛盾した考え方のようですが、これが絶妙に成立しています。
こんな打ち方もあるのですね。
最近また当ブログの閲覧者数が増えてきた気がします。
井山七冠誕生の影響もあるのでしょうが、一番の原因は「AlphaGo Zero」でしょう。
棋譜紹介を書けとプレッシャーをかけられているような気がします・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
という訳で、Zeroの棋譜も紹介して行くとしましょう。
しかし、これがまた80局もある訳ですが、どうしたものでしょうか・・・。
とりあえず、今回は李世ドル九段と五番勝負で対戦したバージョン(Leeと呼ぶことにします)との対局です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/66/556c8245bd9818969c7d82fd6e60571c.jpg)
1図(実戦)
Leeの黒番です。
黒1のカカリに対して、Zeroはいきなり白2のコスミツケを打ちました。
コスミツケは攻めに使うべき手であり、何もない時に打つのは黒を固める悪手です。
こういう手を広めようとするのはやめて欲しいですね(笑)。
もっとも、人間界でもこのような打ち方が流行った時期がありました。
一定以上のレベルであれば有効に使える手なのかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/ba/46db4331852f16ad52e90c02f4381ea9.jpg)
2図(参考図)
黒△と迫った場面です。
白としては相手をする手もあるでしょうが、黒×が弱い石なので、左辺に打つ手も魅力的です。
ということで白1は素直な発想ですが、黒2と詰めてくるでしょう。
白3とでも打てば黒×は動けませんが、小さく捨てられて他に回られては白さっぱりです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/0c/20b56de70517cd217d566bd26e985029.jpg)
3図(参考図)
ならばと白1とカカり、大きく攻めることも考えられますが、黒2が開きと挟みを兼ねた一石二鳥の好手になります。
黒6の後、果たして白は左辺黒を上手く攻められるでしょうか?
左上白も弱いので、ちょっと大変な感じがします。
ということで、意外と左辺の打ち方が難しい状況なのです。
果たしてZeroはどう打ったでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/bc/cd5206deb72e8f5f581b037f2456852d.jpg)
4図(実戦)
ここでも出ました、三々入り!
AlphaGoZeroもいきなりの三々入りが大好きです。
もっとも、人間の棋譜を学んだMasterでさえ打つのですから、人間の影響を受けないZeroが打つのは当然かもしれません。
私は三々入りの碁を沢山見ても、真似したいとは思いません。
しかし、この三々入りに関しては、なるほどと感じました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/07/56c03d16874efdea4a93884ad56ab44d.jpg)
5図(実戦)
黒9まで交換して、それから白10と挟みました。
この時、弱点だった黒Aの詰めは壁を小さく囲うような手になり、黒にとって全く魅力的ではなくなっているのです。
相手に壁を作らせることで、戦いやすくする・・・。
矛盾した考え方のようですが、これが絶妙に成立しています。
こんな打ち方もあるのですね。