皆様こんばんは。
箱根駅伝、中央大学は残念な結果でしたね。
でも、若い選手が多いので次回以降が楽しみでもあります。
お疲れ様でした。
さて、本日もAlphaGoLee対Zeroシリーズです。
1図(テーマ図)
前の2局は全く同じ布石でしたが、Zeroは黒Aのカカリを選んでいました。
右辺に入るとしたら、それが棋士にとっては一番普通の感覚ですね。
もっとも、右辺に入ること自体が既に普通の感覚ではない気もしますが・・・。
普通なら上辺や左辺など、広い所に向かうことを考えるのではないでしょうか。
2図(実戦)
そして、実戦は黒1のツケ!
本当にツケが好きですねぇ・・・。
この黒1自体は、一応昔からあった手ではあります。
しかし、黒3以下の打ち方は、ちょっと棋士には浮かび難いのではないでしょうか。
出来上がり図を見れば、これもありそうとは感じるのですが。
普通、棋士が最初に思い浮かべるのは形が自然で美しい手です。
これは形にこだわらないと言われる、中国や韓国の棋士でも同じでしょう。
しかし、これは何というか、自然にできる形には見えません。
効率の良さは感じられるので、機能美のようなものはあるかもしれませんが、どことなく人工的です。
打っているのは人工知能なので、それも当然でしょうか。
しかし、そんな人工的な打ち方を好んでいた棋士もいて、その代表が呉清源九段だと思います。
呉九段は人工的な打ち方を当然のように打っていましたが、そのあたりもAIと似ていると言われるゆえんでしょうか。
本図の打ち方が昭和の時代にあったと言われても信じられませんが、呉九段が打っていたと言われたら信じてしまいそうです(笑)。
3図(実戦)
その後、黒△と構えた手にも驚きました。
ただでさえ「3目の真ん中」の急所の白Aが気になっていたのに、自らそこを強調しているかのようです。
実際のところ、白Aと打たれてもそう困りそうにはありません。
場合によっては黒×を捨てることもできますし・・・。
そう考えると、確かに軽快で良さそうな手です。
しかし、実戦でこの手をサラっと打つことは難しそうに感じます。
AlphaGoが特に強いと感じるのは、こういった中央での打ち方ですね。
箱根駅伝、中央大学は残念な結果でしたね。
でも、若い選手が多いので次回以降が楽しみでもあります。
お疲れ様でした。
さて、本日もAlphaGoLee対Zeroシリーズです。
1図(テーマ図)
前の2局は全く同じ布石でしたが、Zeroは黒Aのカカリを選んでいました。
右辺に入るとしたら、それが棋士にとっては一番普通の感覚ですね。
もっとも、右辺に入ること自体が既に普通の感覚ではない気もしますが・・・。
普通なら上辺や左辺など、広い所に向かうことを考えるのではないでしょうか。
2図(実戦)
そして、実戦は黒1のツケ!
本当にツケが好きですねぇ・・・。
この黒1自体は、一応昔からあった手ではあります。
しかし、黒3以下の打ち方は、ちょっと棋士には浮かび難いのではないでしょうか。
出来上がり図を見れば、これもありそうとは感じるのですが。
普通、棋士が最初に思い浮かべるのは形が自然で美しい手です。
これは形にこだわらないと言われる、中国や韓国の棋士でも同じでしょう。
しかし、これは何というか、自然にできる形には見えません。
効率の良さは感じられるので、機能美のようなものはあるかもしれませんが、どことなく人工的です。
打っているのは人工知能なので、それも当然でしょうか。
しかし、そんな人工的な打ち方を好んでいた棋士もいて、その代表が呉清源九段だと思います。
呉九段は人工的な打ち方を当然のように打っていましたが、そのあたりもAIと似ていると言われるゆえんでしょうか。
本図の打ち方が昭和の時代にあったと言われても信じられませんが、呉九段が打っていたと言われたら信じてしまいそうです(笑)。
3図(実戦)
その後、黒△と構えた手にも驚きました。
ただでさえ「3目の真ん中」の急所の白Aが気になっていたのに、自らそこを強調しているかのようです。
実際のところ、白Aと打たれてもそう困りそうにはありません。
場合によっては黒×を捨てることもできますし・・・。
そう考えると、確かに軽快で良さそうな手です。
しかし、実戦でこの手をサラっと打つことは難しそうに感じます。
AlphaGoが特に強いと感じるのは、こういった中央での打ち方ですね。