皆様こんばんは。
中央大学囲碁部OBの合宿が本日で終了しました。
今回中心となった層は若手OBですが、年代の離れた先輩OBや現役学生も参加してくれました。
世代を越えた交流がしやすいところも碁の大きな魅力ですね。
ちなみに、夏にも合宿がありましたが、その時は私の対戦成績は7勝2敗でした。
しかし、今回は前回よりも全体的にハンデが少なくなったにも関わらず、6勝6敗でした。
社会人になると自由時間が減る人が多いですが、自分のペースで続けていけば必ず上達できるのです。
さて、今回も合宿中の対局を題材にしましょう。
8子局です。

1図(問題図)
白1と連絡を図った場面です。
白は傷が2つある形ですが、黒はAとBのどちらを切るべきでしょうか?
格言に「切った方を取れ」というものがあります。
この図で言えば、黒がAと切ったら白は黒Aの石を、黒がBと切ってきたら白は黒Bの石を取るべきである、というセオリーを示しているのです。
それを踏まえると、黒は白×を取りたければ黒Aに、白△を取りたければ黒Bに切るべきということになります。
さて、黒はどちらの石を取りに行くべきでしょうか?

2図(実戦1)
実戦は黒1と切りました。
「切った方を取る」白2に対してもう1つ黒3と切り、白△を取りにいく打ち方です。

3図(実戦2)
その後、白9までと進みました。
この結果は左の白がまだ取れていませんし、Aの傷や白Bの動き出しが気になる状況になっています。
力が強ければなんとか乗り切れるかもしれませんが、少なくとも黒にとって不自然な進行であることだけは間違いありません。

4図(正解図1)
正解は黒1の切りです。
やはり切った方を取る白2に対して、黒3と切れば白×を切り離すことができました。

5図(正解図2)
そして、黒1、3と取れば右下一帯が非常に厚くなりました。
もしここから右下白を動き出すような乱暴をしてきても、安全に取りにいくことができます。
また、反対側に関しては黒△が生きていることがポイントです。
唯一弱点らしきところはAの点ぐらいのものですが、白Aには黒Bから簡単に取ることができます。
ですから、白4などに石が来ても全く問題無いのです。
1子と2子ですと、どうしても2子の方を取りたくなる方が多いですが、大事なことは取れる石数ではなく周囲の状況です。
薄みのある石を補強する4図、5図が正解でした。
中央大学囲碁部OBの合宿が本日で終了しました。
今回中心となった層は若手OBですが、年代の離れた先輩OBや現役学生も参加してくれました。
世代を越えた交流がしやすいところも碁の大きな魅力ですね。
ちなみに、夏にも合宿がありましたが、その時は私の対戦成績は7勝2敗でした。
しかし、今回は前回よりも全体的にハンデが少なくなったにも関わらず、6勝6敗でした。
社会人になると自由時間が減る人が多いですが、自分のペースで続けていけば必ず上達できるのです。
さて、今回も合宿中の対局を題材にしましょう。
8子局です。

1図(問題図)
白1と連絡を図った場面です。
白は傷が2つある形ですが、黒はAとBのどちらを切るべきでしょうか?
格言に「切った方を取れ」というものがあります。
この図で言えば、黒がAと切ったら白は黒Aの石を、黒がBと切ってきたら白は黒Bの石を取るべきである、というセオリーを示しているのです。
それを踏まえると、黒は白×を取りたければ黒Aに、白△を取りたければ黒Bに切るべきということになります。
さて、黒はどちらの石を取りに行くべきでしょうか?

2図(実戦1)
実戦は黒1と切りました。
「切った方を取る」白2に対してもう1つ黒3と切り、白△を取りにいく打ち方です。

3図(実戦2)
その後、白9までと進みました。
この結果は左の白がまだ取れていませんし、Aの傷や白Bの動き出しが気になる状況になっています。
力が強ければなんとか乗り切れるかもしれませんが、少なくとも黒にとって不自然な進行であることだけは間違いありません。

4図(正解図1)
正解は黒1の切りです。
やはり切った方を取る白2に対して、黒3と切れば白×を切り離すことができました。

5図(正解図2)
そして、黒1、3と取れば右下一帯が非常に厚くなりました。
もしここから右下白を動き出すような乱暴をしてきても、安全に取りにいくことができます。
また、反対側に関しては黒△が生きていることがポイントです。
唯一弱点らしきところはAの点ぐらいのものですが、白Aには黒Bから簡単に取ることができます。
ですから、白4などに石が来ても全く問題無いのです。
1子と2子ですと、どうしても2子の方を取りたくなる方が多いですが、大事なことは取れる石数ではなく周囲の状況です。
薄みのある石を補強する4図、5図が正解でした。