皆様こんばんは。
本日もAlphaGo Zero対Leeシリーズです。

1図(テーマ図)
黒番のZeroが上辺に侵入したのに対し、Leeが白△と強襲!
これは気が付き難いですがきつい手で・・・。

2図(実戦)
普通はこういう形ができると、黒1の膨らみから黒3と下がって対応するものです。
ただ、ここで白4、6と強襲して危ないと主張しているのでしょうね。
簡単には死なないようにも見えますが、なにしろ力が強いですから・・・。

3図(実戦)
そこで、単に黒1と受けました。
気が抜けた手のようにも見えますが、白2に対して黒3で間に合わせ、黒5に回ろうというわけです。
ただ、この形はちょっと嫌な感じが・・・。

4図(実戦)
案の定、白5と弱みを衝いてきました。
黒Aとつなぐと白Bを先手で打たれ、全体の眼が無くなりそうです。

5図(実戦)
そこで、実戦は黒3、5とかわしました。
しかし、白10とズコッと出られては、黒が酷い目に遭った気分になります。 ※つい擬音を使ってしまうのは棋士の癖です(笑)。
何しろ黒△を白△で飲み込まれた理屈ですからね。
わざわざ白地を増やすお手伝いをしたようなものです。
ところが、先手を取って黒11に回った局面をよく見ると、むしろ黒が打ちやすそうなのです。
上辺は元々白の勢力圏だったので、少々まずい形ができても、早々に戦いを切り上げれば十分ということでしょう。
棋士なら誰しも、この形は打ちにくい、気分が悪いと感じることがありますが、AIの着手は気分や感情に左右されることがありません。
実力未満の手を滅多に打たないということで、それもまた非常に大きな強みと言えます。
本日もAlphaGo Zero対Leeシリーズです。

1図(テーマ図)
黒番のZeroが上辺に侵入したのに対し、Leeが白△と強襲!
これは気が付き難いですがきつい手で・・・。

2図(実戦)
普通はこういう形ができると、黒1の膨らみから黒3と下がって対応するものです。
ただ、ここで白4、6と強襲して危ないと主張しているのでしょうね。
簡単には死なないようにも見えますが、なにしろ力が強いですから・・・。

3図(実戦)
そこで、単に黒1と受けました。
気が抜けた手のようにも見えますが、白2に対して黒3で間に合わせ、黒5に回ろうというわけです。
ただ、この形はちょっと嫌な感じが・・・。

4図(実戦)
案の定、白5と弱みを衝いてきました。
黒Aとつなぐと白Bを先手で打たれ、全体の眼が無くなりそうです。

5図(実戦)
そこで、実戦は黒3、5とかわしました。
しかし、白10とズコッと出られては、黒が酷い目に遭った気分になります。 ※つい擬音を使ってしまうのは棋士の癖です(笑)。
何しろ黒△を白△で飲み込まれた理屈ですからね。
わざわざ白地を増やすお手伝いをしたようなものです。
ところが、先手を取って黒11に回った局面をよく見ると、むしろ黒が打ちやすそうなのです。
上辺は元々白の勢力圏だったので、少々まずい形ができても、早々に戦いを切り上げれば十分ということでしょう。
棋士なら誰しも、この形は打ちにくい、気分が悪いと感じることがありますが、AIの着手は気分や感情に左右されることがありません。
実力未満の手を滅多に打たないということで、それもまた非常に大きな強みと言えます。