皆様こんばんは。
本日は中央区立中央小学校の囲碁授業を見学しました(講師・有村比呂司八段)。
正課ということで堅い内容を想像していましたが、意外と見慣れた光景でした。
皆囲碁を楽しんでくれていたと思います。
教え方は講師によって多少違いがあり、今回も参考になりました。
明日は永代塾囲碁サロンにて指導碁を行います。
午後1時からの講座では、趙治勲名誉名人との対局を解説する予定です。
ご都合の合う方はぜひお越しください。
指導碁の棋譜をその場でお渡しするサービスもしています。
さて、本日はAlphaGo Lee対Zeroシリーズです。
大橋拓文六段の本も出ましたし、私もこのシリーズぐらいは早く終わらせておきたいですね(笑)。
1図(実戦)
Zeroの黒番です。
黒1のノゾキ一本から黒3と宙に浮かびました。
これが単に黒3と打ったのであれば、白模様を消したかったんだなと理解します。
しかし、黒1と白2を交換しておくことで、実際には黒Aの切りを狙っているわけです。
ところで、今までは同じ局面で白Bと受けていましたが、今回は人間的な形の白2ですね。
AIにはこういうところがあって、同じ局面でもランダム(?)で違う手を選ぶことがあります。
これはDeepZenGoなどにも同じ傾向が見られますね。
2図(実戦)
後に黒1、3とプレッシャーをかけ、白4とダメをつながせることに成功しました。
こうなってみると、黒石の連携が良く見えてくるのが面白いですね。
3図(実戦)
黒1以降は前にも出てきた捌き方です。
本局では白8の時に手を抜いて黒9に回りましたが、この手が1つのポイントです。
弱い石を放置して大場に回ったわけですが、この手もまた単なる大場ではないのです。
4図(実戦)
白1、3と右辺を広げた瞬間、黒4の打ち込み!
これを予期して、予め黒△に打っておいたわけですね。
結果的に黒△は、右上隅を守りながら白の根拠を奪う手になっています。
打ち込みによって地を荒らすというより、白陣を破壊して全体を攻める勢いです。
急に黒のペースになったように見えます。
Zeroはこうした打ち込みが非常に得意な印象があります。
相手が模様を広げざるを得ないように持って行って、最後にドカン・・・。
序盤早々の三々入りで高い勝率を挙げられるのは、この技術によって支えられているところがあるでしょう。
本日は中央区立中央小学校の囲碁授業を見学しました(講師・有村比呂司八段)。
正課ということで堅い内容を想像していましたが、意外と見慣れた光景でした。
皆囲碁を楽しんでくれていたと思います。
教え方は講師によって多少違いがあり、今回も参考になりました。
明日は永代塾囲碁サロンにて指導碁を行います。
午後1時からの講座では、趙治勲名誉名人との対局を解説する予定です。
ご都合の合う方はぜひお越しください。
指導碁の棋譜をその場でお渡しするサービスもしています。
さて、本日はAlphaGo Lee対Zeroシリーズです。
大橋拓文六段の本も出ましたし、私もこのシリーズぐらいは早く終わらせておきたいですね(笑)。
1図(実戦)
Zeroの黒番です。
黒1のノゾキ一本から黒3と宙に浮かびました。
これが単に黒3と打ったのであれば、白模様を消したかったんだなと理解します。
しかし、黒1と白2を交換しておくことで、実際には黒Aの切りを狙っているわけです。
ところで、今までは同じ局面で白Bと受けていましたが、今回は人間的な形の白2ですね。
AIにはこういうところがあって、同じ局面でもランダム(?)で違う手を選ぶことがあります。
これはDeepZenGoなどにも同じ傾向が見られますね。
2図(実戦)
後に黒1、3とプレッシャーをかけ、白4とダメをつながせることに成功しました。
こうなってみると、黒石の連携が良く見えてくるのが面白いですね。
3図(実戦)
黒1以降は前にも出てきた捌き方です。
本局では白8の時に手を抜いて黒9に回りましたが、この手が1つのポイントです。
弱い石を放置して大場に回ったわけですが、この手もまた単なる大場ではないのです。
4図(実戦)
白1、3と右辺を広げた瞬間、黒4の打ち込み!
これを予期して、予め黒△に打っておいたわけですね。
結果的に黒△は、右上隅を守りながら白の根拠を奪う手になっています。
打ち込みによって地を荒らすというより、白陣を破壊して全体を攻める勢いです。
急に黒のペースになったように見えます。
Zeroはこうした打ち込みが非常に得意な印象があります。
相手が模様を広げざるを得ないように持って行って、最後にドカン・・・。
序盤早々の三々入りで高い勝率を挙げられるのは、この技術によって支えられているところがあるでしょう。