沖縄慰霊の日 凛とした少女の言の葉

　今日は沖縄慰霊の日。
最後の激戦地、沖縄南部の摩文仁の丘で平和式典が開かれた。
中三少女の自作の詩が響き渡る。
その凛とした佇まいは、同じ場所に立った時の総理大臣を凌駕し、
圧倒的な迫力と気迫がテレビ画面から迫ってきた。
前後して、沖縄では戦争体験者が高齢化し、次の世代が体験を語り告ぐ
取り組みが始まっているという。
　折しも、この６月議会で私が平和教育の充実で訴えた
戦争体験者からの聞き取り、語り部の取り組みとも合致して
共感を覚えた。戦争体験を語り継ぐ最後の世代となっている。
我々の責任も重い。

首里城は沖縄戦で日本軍の総司令部が置かれ、米軍の総攻撃を受けて
廃墟と化した。南部に撤退する際には、首里城地下壕で
動けない負傷兵５０００人が自決したという。

沖縄慰霊の日 ２０万人の日米両軍と住民の犠牲

　６月２３日は沖縄戦が終わった日。
１９４５年３月に始まった闘いは、国内での初の地上戦。
沖縄全土は焦土と化し、住民を巻き込んで凄惨な悲劇をあちこちで巻き起こした。
守ってくれるべき日本軍にも壕を追い出され、集団自決に追い込まれた住民たち。
この日、日本軍の組織的な戦闘が終わる。
　それから７３年。米軍統治下を経て日本に復帰するも、
いまだ広大な米軍基地が置かれ、県民の命と暮らしが脅かされ続けている。
この日を忘れてはならない。
今上天皇も「国民が忘れてはならない日」と沖縄に心を寄せ続けている。

沖縄戦の悲劇の象徴、ひめゆり学徒隊。
こうした悲劇がいたるところで。