数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(250)  蜜の匂い

2023-07-03 11:55:34 | 漫画のシナリオ
(250)蜜の匂い

四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

○香山房江(40)
170㎝。37話から登場。グラマーでむせかえるような色気を放つ美女。夫をミサイルで爆殺して今は独身。

藤原清吾(70)
紳士然とした老人。235話で試合を観戦していた房江の熱烈なファン。

N=ナレーション



   空と住宅街の上部を描きこんだ絵に「プルルルル」とエンジン音と藤原の声、
  「あ、ここです」

   閑静な住宅街の絵に藤原の声、
  「あの、お礼といってはなんですがコーヒーでも飲んでいって下さいませんか」

   2LDKのこじゃれた平屋建ての藤原宅の前で二人共リードに跨ったまま、
房江「あら、しゃれた家。じゃ、ちょっとだけお邪魔しようかしら」

   駐車場。藤原のカローラの横にリードが停めてある絵。

注、室内、十五畳のリビングには対面キッチンがあり、壁一面にA1サイズの房江のポスターがびっしり貼ってある。
奥に六畳の部屋が二つあり一つは寝室。整然としたリビングの真ん中に脚立が立てたままになっている。
壁際に二人掛けソファーと小さなローテーブルがあり、対面の壁に大型テレビが掛けてある。天井のシーリングライトが外され、床に新品のシーリングライトと空箱が置いてある。

   藤原宅の外観或いは部分的な絵に房江の声、
  「ええー!!なんなのこれ?・・・」

   同、室内

   壁一面に大量に貼られた房江のポスターをあ然と見て、
房江「ポスターが売られてるのは知ってたけど・・・」

   観客に押し倒されて性器がむき出しになってるポスターのアップに房江の声とN、
  「こんなきわどいのまで売ってたとは・・・」N『なかよしクラブの通販では写真集やグッズ類の他にもメンバー全員のポスターも販売していた』

   別のきわどいポスターのアップにN『一枚一万円と高額だが飛ぶように売れており、ポスターだけで月に十数億円を売り上げていた』 

   ポスターを眺める後ろ姿に呟き、
房江(だから毎月通帳に数百万万単位のお金が振り込まれるんだ・・・)

   ポスターを眺める房江の尻からふくらはぎにかけての絵に呟き、
  (このポスター一枚売るにも色んな版権や業者がが絡んで大変なんだろうな。修ちゃんが忙しいはずだわ・・・)

   尚も恥ずかしそうにポスターを眺め、
房江「ちょっと恥ずかしいわ、大勢の人にアソコを見られるなんて・・・」(黒ずんで使い込み感が半端じゃないし・・・)

   藤原、対面キッチンで湯を沸かしながら優しい眼差しで房江に目をやる(横にドリップコーヒーの用意がしてある)。

   優しい表情で、
藤原「下世話な話ですが気を悪くなさらずに聞いてくださいね」

   房江、何?という表情で藤原に振り向く。

藤原「房江さんのポスターで世の独身男性がどれほど慰められてるか想像したことがありますか?」

房江「えっ?・・・」

   赤面し、
房江「それって・・・私のポスターであれの処理をしてるって事ですか?」

   コーヒーをたてながら優しい表情で頷き、
藤原「老若男女を問わず房江さんのファン層は幅広いですからね」

   頬を染めてあ然とし、、
房江「私のポスターがそんなことに使われてるとは思いもしなかった・・・」

   優しい表情で、
藤原「不快ですか?私は房江さんの写真集を全巻もってますし」

   スマした顔でコーヒーをたてながら、
藤原「ランジェリーショーの時に競り落とした生下着も持ってますよ」

   驚いて赤面し、
房江「ほんとに!?・・・」

   コーヒー豆がじんわり膨らむ絵のアップに藤原の声、
  「房江さんの汗と匂いが染みついた下着は私の最高の宝物ですよ」

   頬を染めてとまどい、
房江(私のアソコを知ってて下着まで持ってる人と、どんな顔して接したらいいの・・・?)

   蛍光灯を外したままの天井の絵に藤原の声、
  「はい、お待たせしました」

   ソファーに掛けた房江の前に来てソーサーをつけてコーヒーを手渡し、
藤原「お気に召すといいんですが」

房江が「いただきます」とカップを受け取る時に2人の指が触れる絵のアップ。

   ドキンとして頬を染め、
藤原(房江さんの指と触れた!もう死んでも本望だ・・・)

   房江、藤原の動揺に気付かずコーヒーを飲む。

房江「(驚き)まあ、おいしい~!」

   コーヒーを慎重に味わい、
房江「炭焼き焙煎のようにコク深いのにまろやか。こんな美味しいコーヒー、初めてだわ」

   房江の前に立って得意そうに、
藤原「定年退職してからコーヒー豆に凝りましてね」

   藤原の膝下の絵に彼の声、
  「ハワイコナのエキストラファンシーって豆なんです」

   カップのコーヒーをシミジミ眺め、
房江「わたしも今度この豆を買ってみますわ」

   蛍光灯を外したままの天井を見て、
房江「蛍光灯を交換するとこだったんですか?」

   困ったように頭をかき、
藤原「老眼の私には前のが暗く感じて交換しようと外しはしたんですが・・・」

   床に置いてある新品のシーリングライトと空箱の絵に藤原の声、
  「再度脚立に昇ったら目眩がして怖くなったから作業を中断したままなんですよ」

   脚立の絵に房江の声、
  「それは耳石が剥がれて三半規管に入りこんでるのかも知れないわ」

   コーヒーカップをテーブルに置いて立ちあがり、
房江「私がやってみましょうか」

   驚き、
藤原「だめです。もし落ちたら大怪我をするし便利屋にでも頼めば済む事ですから」

   平然と脚立に昇りながら、
房江「貴男が私の脚を支えてくれたら大丈夫よ」

   脚立の上の部分まで上がり、
房江「はい、蛍光灯を渡して」

   不安そうに蛍光灯を手渡し、
藤原「本当に大丈夫ですか?」

   蛍光灯を取り付ける房江の後ろから両手で彼女の太腿を握って見上げ、
藤原「私らは転倒したら最後、寝た切りになってそのままお陀仏ですからね」

   よろっとよろめいて咄嗟に片手を天井について支え、
房江「きゃっ!」

   ひしっと太腿にしがみついて支え、
藤原「だ、大丈夫ですか!無理しないで下さいよ」

   カチャと取り付け完了し、
房江「ふーっ、危なかった」

房江「はい、完了・・・」と下を見下ろして驚く。

   わずかに頭をのけ反らせて切なげに眉尻を歪め、
房江「だめ・・・そんな事をしに来たんじゃない・・・」

   房江のパンツがジュッと濡れたのをスカートの下から煽って見た絵。

   藤原がスカートの中に頭を突っ込んで太腿を撫でながら陶然と匂いを嗅ぎ、
藤原(房江さんのスカートの中の匂いを嗅ぐのをどれほど妄想したか・・・)

藤原(香水とアソコの淫靡な匂いが混じって頭が痺れそうだ・・・)

   太腿の後ろに鼻をなすりつけて陶然と嗅ぎ、
藤原(太腿もいい匂い。魔性の美女は全身がいい匂いするんだ・・・)

   太腿をいやらしく撫でながらTバックがくい込んだ股間を凝視し、
藤原(これでも拒否しないのはアソコに触ってもいいってことか?・・・)

   Tバックの上から股間に鼻先を埋めて驚き、
藤原(パンツがずとずとに濡れてる・・・もしかして・・・・・)N『男の欲情に房江の肉体は敏感に反応し、淫液で下着が濡れそぼって物凄い恥臭を放っていたーー』

          つづく
コメント
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