いよいよベストテン！

スナップ写真で、後ろ姿の人物の感情を表現するのは、考えているよりもはるかに難しいことなのですが、この写真からは画面の人の気持ちが充分感じられます。
また、小脇に傘を抱えている事で、さりげなく梅雨時を感じさせているのも見事です。

課題　「梅雨時」　　１０位

タイトル　「来ないのかしら」　角田　直己（笠間）

１１位

「さかべっち」のカエルは逃げたわけではありません。
「さかべっち」には、カエルの写真よりもちょっと良くて、こんなに格調の高いアジサイの作品があったのです。

「梅雨の晴れ間を謳歌している！」といった感じのアジサイに見えます。
淡い陽の光の中できれいな丸ボケをバックに、雨中とは全く違ったイメージのはつらつとしたアジサイが、タイトル通り空からの贈り物を楽しんでいるようです。
カメラアングル（カメラの位置の低さ）、背景の選び方、絞りの選択、タイトル、がいいですね。

課題　「梅雨時」　　１１位

タイトル　「空からの贈り物」　坂部　史子（笠間）

12位。

功ちゃんは、前回の金メダルの折りに「次回は、カエルで決めます！」と宣言しましたが、その通りカエルで攻めてきました。
アジサイの紫の花の部分をバックに緑のアマガエルを配したので、カエルがよく目立ちます。
梅雨らしい雰囲気もよく出ています。
でも、このフレーミングでは、ちっともカモフラージュになっていないんだけど？

課題　　「梅雨時」　12位

タイトル　　「かもふらーじゅ」　　高野　功（笠間）

１３位。

後方の赤（花のようにも見えますが、何でしょう？）が周りの緑達を引き立てています。
赤によって、主役の葉は水滴とともにその存在感を強くアピールしています。
この写真も切れの良いピントと色使いで、梅雨を明るく表現できました。

課題　　「梅雨時」　　１３位

タイトル　「一滴の輝き」　盛田　守（笠間）

１４位

霧雨のような細かい雨が降って、たくさんの細い茎にたくさんの水滴が付いています。
降る雨につれて、水滴たちが遊んでいるかのように下方へ流れて行っているのでしょう。
じめじめした陰鬱な梅雨時をこんな楽しいタイトルにして明るく表現したのは山口さんならではの技でしょう。
サスガです！

課題　　「梅雨時」　１４位

タイトル　「水の子供たちが遊ぶ」　山口　克治（笠間）