９位

　課題　　「秋深し」　　　９位

　　「秋陽」　　　　　柴田　直美（笠間）



夕日の斜光が葉の影を映してレンガ塀に暖かそうに当たっています。
手前には枯れた落ち葉もたくさんあって、秋真っ只中です。
右に太い幹を入れたフレーミング、過不足のない塀の明暗の表現、ともに素晴らしい！
皆さん、柴田さんがだいぶお元気になられましたよ！

10位

　課題　　「秋深し」　　　10位

　「晩秋の大銀杏」　　　　加倉井　克己（水戸）



見事な大銀杏ですが、この作品では瓦屋根とそこに散ったイチョウの葉が奥行きと深みを作り出しています。
僅かなグレーの空以外は、イチョウの黄と木の幹などのこげ茶色だけでの画面構成力が光ります。

11位

　課題　　「秋深し」　　　11位

　「残りは楓ばかりなり」　　　植木　繁行（笠間）



黄葉した楓の枝に、朴の葉が引っかかっています。
普通はこんなところは撮りませんが、こうして見せられるとなかなか趣があります。
きれいな楓と虫食い跡のある朴葉が、「美女と野獣」を思わせるような組み合わせになって、面白い絵になりました。
ただし、ちょっと後ピンでしたね～。

12位

　課題　　「秋深し」　　　12位

　「私の紅葉は？」　　　小松崎　登（笠間）



これはどんな状況なのでしょう？
日陰のお地蔵さんらしいのですが、「私の、このお気に入りの紅葉はどうして赤くならないのでしょう？」といった雰囲気でしょうか。
主役、脇役を日陰に置いた光の使い方が面白く、涼しげな絵になりました。

13位

課題　　「秋深し」　　　13位

　「秋の三色」　　　村田　博明（笠間）



赤、黄、緑、の葉を着けた３種類の木をよく見つけました。
それぞれの色がハッキリしていますから、どこかの国旗みたいでとてもきれいです。
ここにもうひとつ何か要素が加われば、もっと上位への入賞だったでしょう。