金賞

　「乗り物のある風景」　　　　金賞

　「カラフルな帆引き船」　　　本図　喜久子（水戸）



霞ヶ浦の帆引き船は休日にはカラーの帆で出航するようです。
雲に覆われてやや暗い状態の空をバックに逆光の陽が当たった帆は透過光となってグリーンとピンクの色を鮮やかに見せてくれました。
グリーンの船を主役にした２艘の船の位置関係もピタリと決まって、キラキラと輝く水面も素敵な効果を上げています。

銀賞

　乗り物のある風景」　　　　銀賞

　「御輿に乗って初日の出」　　加倉井　克己（水戸）



ま、御輿が乗り物かどうかは微妙なところもありますが、この３人にとっては何物にも代えがたい乗り物でしょう。
初日の出と空に合わせた露出は人物たちをシルエット状にして、メリハリのある画面を作り出し、見る人に色々なドラマを想像させます。

銅賞

　「乗り物のある風景」　　　銅賞

　「あこがれ」　　　坂部　史子（笠間）



この子にとってのあこがれは、大きなコンバインを自由に操る人なのでしょうか、それとも機械そのもの？
この子の後ろに回って表情を撮らなかったことで、どんな表情をしているのか・・・この写真を見る一人一人が様々な思いをめぐらすことでしょう。

４位

　「乗り物のある風景」　　　　４位

　「五月の風」　　　山口　克治（笠間）



遠くの山にはまだ残雪があり、川をまたいで鯉のぼりが風に泳いでいるところをイージーライダー風のオートバイで走り抜ける！
必要なものはキチンと入れ、余分なものを排し、エッセンスだけを取り出した見事なフレーミング・・・どこを取っても五月の風そのものですね。

5位

　「乗り物のある風景」　　　　５位

　「いろいろな乗り物」　　　福田　義康（笠間）



後方の壁が乗り物関係のイラストという面白い被写体を見つけました。
その手前にシルエット風に引率の先生と子供達を配したカメラポジションはとても素敵です。
意外性のある「乗り物のある風景」！
発想も仕上がりも文句無しです。