6位

　「乗り物のある風景」　　　　６位

　「ハト、おなか空いてるネ」　　野上　弘子（水戸）



後部座席の子が盛んにクラッカーのようなものを投げ下ろしています。
茶髪のお父さんも関心顔でハトを見ていますから、優しい家族なのでしょう。
車が画面をはみ出すフレーミングで、ハトとの大きさの対比と人の優しさとを上手く表現しています。

７位

　「乗り物のある風景」　　　　７位

　「大接近」　　　　　鈴木　明光（那珂）



3Dメリーゴーランドといったところでしょうか、見るからに恐ろしそうで絶対に乗りたくない乗り物です。
動きも激しそうで、手を挙げる人、手すりにつかまって突っ張る人、子供の肩を抱く人、乗った人たちのそれぞれの表情が様々でとても面白い作品になりました。

８位

　「乗り物のある風景」　　　　８位

　「綺麗だね」　　　　　　盛田　守（城里）



「チャグチャグ馬コ」のワンシーンです。
１年に１度、馬も、引き手も、乗る子供達も、皆着飾って行列行進します。
ここでは出発前（？）のちょっとワクワクする表情をチャンスを逃さずとても上手く捉えました。
馬の表情がなんとも言えず素晴らしい！

９位

　「乗り物のある風景」　　　　９位

　「光射す湖上に」　　　　佐藤　輝夫（常陸太田）



霞ヶ浦の帆引き舟ですが、最近は日曜日には色のついた帆を張るそうです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（知らなかった！）
天候のせいでしょうか、やや暗くなってきて、雲間から弱い光芒が見て取れます。
そんな雰囲気をカメラポジションと露出とで上手く表現できました。
欲を言えば、手前の緑の舟にもうちょっと近づけると良かったですね。

「乗り物のある風景」ベスト10

今日から、課題「乗り物のある風景」のベスト10を順に発表して行きます。
今月は季節感は無視しても良いという条件で作品を作っていただきました。
とは言うものの、撮り下ろしの作品が多く、思ったほどのちぐはぐ感はありませんでした。
乗り物ということで、動きを感じる写真が大半でしたから、スピード感もあって楽しく拝見しました。
これらの内の何点かは、来年３月の写真展に展示されると思いますので、どうぞお楽しみに！
さて、今日の10位は・・・・。

　「乗り物のある風景」　　　　10位

　「あっ！スーパービュー踊り子が？ 」　　萩原　勇夫（笠間）



王子付近の高架線路を新幹線が走っていますが、この下の地上の線路に「スーパービュー踊り子号」が走ることはないんだそうで、この世界に詳しい作者の萩原さんはびっくりしてあわててシャッターを切ったそうです。
それにしては、フレーミングもピントも決まってさすがに見事なものです。
日頃の訓練の賜物だと感心しました。