【夏の低山は早朝勝負!】梅田駅からわずか小一時間の国見山&枚方の最高峰 “サンドイッチ山” で「サクっとモーニング歴史山歩(サンポ)」
Bravo Mountain より220801 菊川光徳
その昔「津田城」のあった国見山の展望は「市民が選ぶ枚方八景」として現代に残されています
今回は、「山に登れば涼しい!」という概念が通用しない真夏の里山の低山を楽しむために、早朝にサクッと登れるコースをご紹介します。
枚方市民に愛される市内最高峰「サンドイッチ山」&ルートの見どころ
涼しい早朝に出発できる時間調整の自由度があるのは、街に近い里山ならでは。同じコースでも、昼にスタートすれば「低山サウナ」を楽しむこともできます(水分補給と熱中症対策は十分に)!
■始発の電車に乗って歴史深い街からスタート
まずは、JR学研都市線「津田」駅から、大阪府枚方市の里山「国見山」の登山口に向かって住宅地を進みます。
今回のスタート地点となる「枚方市津田」は生駒山地西部の麓で、土器時代から縄文時代にかけての遺跡も残る歴史深い街です。戦国時代には、国見山に津田城が築かれていました。城主の津田氏が4代に渡って約100年間この地を治めた間に、街は素麺や酒造業で賑わっていたと文献に残されています。
現在は山城跡もなく、城址はハイキングコースとして整備されており、「知る人ぞ知る」歴史がたくさん残る生駒山系らしい里山の1つです。
■里山の入口「国見山自然巡回路」へ
国見山自然巡回路は「おおさか環状自然歩道」の生駒山系側の入口にもなる登山口です。暑くなる前にトレイルに入ってみましょう。
整備されたハイキング道を進むと、大阪府のものづくりを牽引する企業や大学が立ち並ぶ津田サイエンスヒルズがあり、昔ながらの風情を残す釣り堀を眺めながら国見山山頂を目指します。
ヒノキ林を抜けて国見山展望デッキを経由し、関西電力の鉄塔の下を通るシングルトラックを抜けると、いよいよ山頂です。
ヒノキ林を抜けて…
■国見山展望デッキからは京都方面から大阪方面を見渡せるパノラマビュー
国見山山頂からは京都から大阪までを見渡せる絶景が広がり、晴れて空気が澄んだ見晴らしのいい日は、大阪湾や六甲山も見ることができます。また大阪湾へと続く淀川に繋がる木津川、宇治川、桂川の合流地点も見ることができる、数少ないスポットです。
手作り感が溢れる方位板があったり、5月には鯉のぼりが飾られていたり、地元に愛されている里山であることを感じれて、気持ちも和やかになります!
手作りの方位板! 新しい見所も随時増えていきます
■枚方里山名物? サンドイッチ山
山頂からの絶景を満喫した後は、枚方里山名物?「サンドイッチ山」へ。
サンドイッチ山の由来は諸説あるそうですが、一番有名なのが標高313mで「1」を「3」と「3」でサンドしているから? らしい。ユニークな名前が目を引きますが、じつは枚方里山の最高峰(さっきの国見山は284m)という勇ましい一面もあります。しかし、山頂は樹々に覆われて眺望一切なしというオマケ付きの”愛され里山”です。
■トンネルを抜けて、白旗池と源氏の滝で涼を感じて街に戻る
サンドイッチ山でほっこりしたら、低山サウナ目前の里山から街へと向かいます。
ヒノキ林を抜けて…
■国見山展望デッキからは京都方面から大阪方面を見渡せるパノラマビュー
国見山山頂からは京都から大阪までを見渡せる絶景が広がり、晴れて空気が澄んだ見晴らしのいい日は、大阪湾や六甲山も見ることができます。また大阪湾へと続く淀川に繋がる木津川、宇治川、桂川の合流地点も見ることができる、数少ないスポットです。
手作り感が溢れる方位板があったり、5月には鯉のぼりが飾られていたり、地元に愛されている里山であることを感じれて、気持ちも和やかになります!
手作りの方位板! 新しい見所も随時増えていきます
■枚方里山名物? サンドイッチ山
山頂からの絶景を満喫した後は、枚方里山名物?「サンドイッチ山」へ。
サンドイッチ山の由来は諸説あるそうですが、一番有名なのが標高313mで「1」を「3」と「3」でサンドしているから? らしい。ユニークな名前が目を引きますが、じつは枚方里山の最高峰(さっきの国見山は284m)という勇ましい一面もあります。しかし、山頂は樹々に覆われて眺望一切なしというオマケ付きの”愛され里山”です。
■トンネルを抜けて、白旗池と源氏の滝で涼を感じて街に戻る
サンドイッチ山でほっこりしたら、低山サウナ目前の里山から街へと向かいます。
ゴルフ場の下をくぐるトンネルを抜け、目で涼を感じる白旗池のある「いきものふれあいセンター」を通り、全身で涼を感じられる源氏の滝へ。
源氏の滝まで戻ると、滝の音と木陰を抜ける風が熱くなったカラダには最高のご褒美(水に触れたくなりますが、源氏の滝は神聖な場所なので立ち入らないように!)。
マイナスイオンをたっぷり浴びたら、往路とは違うルートで街を抜けて、スタート地点の津田駅にゴール。
マイナスイオンをたっぷり浴びたら、往路とは違うルートで街を抜けて、スタート地点の津田駅にゴール。
サクッとモーニングトレイルを楽しんだ日は、時間がまだたっぷり残っていて有意義な1日を過ごせることが副産物です。
おすすめソトアソSPOT:
『ファミリーマートJR津田駅前店』 早朝スタートには欠かせないコンビニ。スタート時は、ここで水分もたっぷり補給できます!
『サンエトワール津田駅店』 スタート時にはオープンしていないけど、ゴールする時間には開いているパン屋さん。イートインスペースもあるので、途中で撮った写真の整理をするのもいいでしょう。
ソトアソDATA:
難易度:★☆☆☆☆ 登山口がわかりやすくて、ルートも比較的簡単! 国見山までのヒノキ林はトレイルの枝道がたくさんありますが道標が整ってます)
体力度:★★☆☆☆ (8.5kmのラウンドコースなので、走る歩くのスピード調整でキツくもユルくもあなた次第!)
行程:JR学研都市線津田駅〜国見山自然巡回路〜国見山天望デッキ〜国見山山頂〜サンドイッチ山〜白旗池〜源氏の滝〜JR学研都市線津田駅(ルートタイムの目安はハイキングで2時間30分、トレランで1時間15分)
おすすめソトアソSPOT:
『ファミリーマートJR津田駅前店』 早朝スタートには欠かせないコンビニ。スタート時は、ここで水分もたっぷり補給できます!
『サンエトワール津田駅店』 スタート時にはオープンしていないけど、ゴールする時間には開いているパン屋さん。イートインスペースもあるので、途中で撮った写真の整理をするのもいいでしょう。
ソトアソDATA:
難易度:★☆☆☆☆ 登山口がわかりやすくて、ルートも比較的簡単! 国見山までのヒノキ林はトレイルの枝道がたくさんありますが道標が整ってます)
体力度:★★☆☆☆ (8.5kmのラウンドコースなので、走る歩くのスピード調整でキツくもユルくもあなた次第!)
行程:JR学研都市線津田駅〜国見山自然巡回路〜国見山天望デッキ〜国見山山頂〜サンドイッチ山〜白旗池〜源氏の滝〜JR学研都市線津田駅(ルートタイムの目安はハイキングで2時間30分、トレランで1時間15分)
⚫︎アドバイス:津田駅改札を出て、ファミリーマート手前の歩道トンネルをくぐって改札の反対側方面に向かう。
そこから第二京阪道を目印にして山に向かって進むと、北河内サイクリングロードに出る。
そこから国見山登山口はわかりやすい。トレイルに入れば、国見山を目指す道標も見つけやすく、安心して歩けます。