明治から昭和に活躍 京都市電テーマに特別展
KBS京都 より 211001
明治から昭和にかけて市民の足として活躍した京都市電をテーマにした特別展が、10月1日から京都市上京区の京都市歴史資料館で始まります。
この特別展は、1895年=明治28年に日本で初めての路面電車として開業し、1978年=昭和53年まで市民の足として活躍した「京都市電」に関する公文書が市の指定有形文化財に登録されたのを機に開かれるもので、2部に分けた後期の展示となり、京都市電にまつわる100年分の関係資料や写真、駅の案内看板などおよそ100点が展示されています。
中でも、明治後期の頃に行われた市電が走る道路の拡幅工事で、八坂神社の西楼門と石段を東へ後退させた際の「軌道認可申請書」や、現在は埋め立てられて伏見港公園となっている場所でわずか5年間だけ使用された貨物線に関係する史料は今回が初公開だということです。
京都市電の歴史を辿るこの特別展は12月5日まで開かれます。