goo何気無い日々が心地よい安寧

何気無い日々が続く様に。生きていく事の大変さがカナン。ある種空気の様な存在になりたいもの。

👫〜京都駅ビル:伊勢丹:ポルタ 230728

2023-07-28 20:11:00 | 📖 日記
🚶…JR黄檗〜伏見👫〜京都…伊勢丹&駅ビル空中回廊👀…ポルタ…近鉄京都〜丹波橋//〜🚉…🏠…右岸堤防道…太閤堤跡公園北↩️…🏠
🚶10467歩

☀️⛅️:猛暑 駅ビル内,節電冷房で冷房感無し

JR伏見で合流し京都駅ビルへ。
伊勢丹バーゲン&手土産,僕は歩数確保歩き,
 バーゲン客はほぼ女性!
 空中回廊や大階段,ビル外側等,空調の無い所はほぼ無人,京都らしくない。
 ほぼ無人の空中回廊からの洛中の眺め良し!

 地階で🍱関連 新ポルタも賑わい有り。
十日余の月が青空映え

🌡️ベランダ日陰40.6℃の最高記録‼️
🏠ベランダ外壁更にアルミシート追加



空中回廊より



駅東側から中央部

祇園祭りの解説


十日余の月🌔が夕空に





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耳の老化を食い止める方法としてクラシック音楽も 2023/07

2023-07-28 03:04:43 | 生活編


耳の老化を食い止める方法としてクラシック音楽も
  ニューポストセブン より 230728


 元気に自立して過ごせる期間を「健康寿命」というが、その“延伸”に欠かせないのが「耳」の健康だ。耳の老化を防ぐには、そのメカニズムを知ることが重要だ。川越耳科学クリニック院長の坂田英明医師が言う。

(【坂田英明医師監修】正常、軽度から重度まで5段階で分かる、あなたの聞こえレベル診断チャート)

「耳の内部にある『有毛細胞(音の振動を電気信号に変えて脳に伝える役割を持つ細胞)』は、感知した音を神経を通して脳に伝えるマイクのような役割の細胞です。
 85デシベル以上(街頭騒音レベル)の大きな音に曝されると有毛細胞は傷ついてしまい、難聴につながります。
 例えばドライヤーは100デシベル以上(地下鉄車内レベル)になるので、長時間使うことで耳に大きなダメージを与えます。長年、生活音に曝されているだけでも耳の老化を進行させる危険性があるのです」

 有毛細胞へダメージを与えるタイプの「音」があるわけだが、反対に耳を鍛えられるタイプの「音」もあるという。

⚫︎高音域は避ける
「耳にいい音を聞くことで、老化を抑えられる可能性があります。具体的には、クラシック音楽を取り入れるのがいいでしょう」

 そう話すのは、京都精華大学教授で音響心理学を専門とする小松正史氏だ。

「人間の耳は加齢とともに2万ヘルツ程度の高い周波数の音から聞こえにくくなっていきます。ヘルツとは、音源が1秒間に揺れる回数(振動周波数)の単位で、高い音ほど値が大きくなります。2万ヘルツの音は、有毛細胞を1秒間に2万回震えさせて酷使するということで、耳によくない。
 シンバルがジャンジャン鳴るような高音域のハードロックなどは有毛細胞をすり減らしてしまうのです」

 人間の耳の可聴範囲は20~2万ヘルツ程度だが、50代ぐらいから8000ヘルツ以上の音が聞こえにくくなってくるとされ、高音域が強調され耳が痛くなるような音楽は歳を重ねるほど避けたほうがいいという。

 それらとは対照的なものとして小松氏が勧めるのはクラシック音楽。とりわけドビュッシー作曲『月の光』がいいという。

「ゆったりとした曲調で心を落ちつかせて有毛細胞にも優しい。さらに重要なのは音楽としての複雑さを備えているところです。
 オーケストラはバイオリンやビオラ、管楽器、打楽器など多数の音を組み合わせながら、様々な音色がひとつの演奏をかたちづくります。オーケストラを聴く際に、各楽器のパートを聴き分ける『音の分離』を意識すると耳を鍛えることにつながるのです。
 他には、モーツァルトの『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』も複雑で、耳を鍛えられると考えられます」(小松氏)

 音楽をただ漫然と耳にするのではなく、「能動的に聴くことが重要だ」と小松氏は指摘する。

⚫︎音の細部に集中する
 さらに、耳を鍛える音楽鑑賞のポイントを小松氏が解説する。

「音の分離ができたら、メロディ、音の強弱、速さ、音色などの移り変わりに意識を集中させてみましょう。
 “耳がいい”とは、自分が聞きたい音を瞬時に知覚できることを指します。例えば、遠くで自分の名前を呼ばれた時に、周囲の音が騒がしかったとしてもどこから聞こえる声なのか、音の方向が大体わかるような状態です。
 カメラのズームレンズのように、聞きたい音に焦点を合わせられるようになると“耳がいい”状態と言えるのです。

 それを目指すには、『音の分離』で楽器のパートごとの音を意識することと、全体の音楽の流れに注意して変化を追いかけることを交互に繰り返す。結果として耳が鍛えられると考えます」(小松氏)

 音楽の細部にまで耳を澄ませることが重要というわけだ。前出の坂田医師も言う。

「有毛細胞を再生することはできないので、まずは健康に保つことが前提ですが、難聴が進んでしまっても聞き取りのトレーニングをすることで耳の老化を防ぐことは不可能ではありません。
『聴覚リハビリ』といい、推奨しているのが3~4人での『井戸端会議』です。音の強弱、高低、抑揚を意識して聞き分けることで脳が刺激され、加齢性難聴の進行を抑えたり、耳の聞こえの改善が望めます」

 意識的に音と向き合う姿勢が必要になってくる。

※週刊ポスト2023年8月4日号
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🚶…🏣…コーナン宇治北…槙島水田…Alp…> 230727

2023-07-27 20:59:00 | 🚶 歩く
昼前)🏠ベランダ外壁に簾設置 🥵

🚶…右岸堤防道…宇治橋…宇治淀線…JR宇治:越え…ユニチカ南沿…🏣…コーナン宇治北🍨📚…万代沿…槙島水田地区…宇治川高架橋…右岸…Alp📚百均…右岸堤防道…>
🚶11239歩

☀️☁️🏣でたら☁️に!陽射し隠れてチョイ楽

🏣:可愛い葉書になるアイテムをつい,通帳更新

コーナン👀で🍓けずりアイス美味,📚👀,
万代前にいよいよモスバーガー店舗が立つ(内装工事中!)
Alp:ポイント換金,📚;早川新書👀取置き依頼!百均。

🏠雲が優勢になる中,帰宅後ベランダ追加日除け作業中,遠雷響きだし,遂に雷鳴響く雷雨に(数回落雷有り)久々に凄い。
  しかし気温下がらず



ニュース)27日午後7時14分頃、槇島町(一町田,薗場,五才田,月夜)の約410世帯で停電。約40分後に全て復旧。関西電力送配電よると、落雷が原因と。=>その2時間前に散歩してた所… びっくり!




槙島水田




夕立前の空





 


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未だ解明されない世界の不可解な謎3選!科学も解けない!?解明不能? 202307

2023-07-26 21:14:00 | ¿ はて?さて?びっくり!

未だ解明されない世界の不可解な謎3選!(他3種x2) 科学も解けない!?解明不能?
  マタイク編集部 より 230726  


 ⚫︎世界には未だに解明されていない謎が満ちています。
科学技術が進歩するにつれ、かつては未知だったものが解明されてきましたが、一方で尚も不可解な事象が存在します。

 今回は、その中でも特に興味深く奇妙な3つの謎をピックアップしてご紹介します。

⚫︎未だ解明できない世界の謎3選

▶︎第九の呪い
 音楽の世界で語り継がれてきた伝説、それが「第九の呪い」です。

 この呪いは、作曲家が交響曲の第9番を作った後に短命に終わるというもの。
この神秘的な現象は、シューベルト、ブルックナー、マーラーなど、多くの大作曲家がこの呪いの犠牲となりました。
 しかし、この呪いの真相は未だに解明されていません。
科学者としては、一般的な偶然の結果と考えるか、人間の心理的な側面が影響を与えている可能性があります。

▶︎ジョージアガイドストーンズ
 ジョージアガイドストーンズは、アメリカジョージア州にある巨大な石碑です。

 1980年に突如として現れ、その内容は世界的な話題となりました。
この石碑には、地球の未来に向けた10のメッセージが8つの言語で刻まれています。
 その中身は地球の人口維持、自然の尊重、公正な法の導入など、持続可能な未来社会のヴィジョンを示しています。
 しかし、建立者の正体や真意については依然として謎が残っており、様々な推測や憶測が飛び交っています。
 この石碑は、未来への警鐘とも言えるメッセージを伝えつつ、人々に多くの疑問を投げかけています。

▶︎呪われた森
 ルーマニアの「呪われた森」、別名ホイア・バチュウ森の謎についてです。

 この森は、奇怪な形をした木々、UFOの目撃談、突然の身体の不調、失踪人間といった一連の怪奇現象で知られています。
多くの人々が森で経験した不可解な現象は科学的な説明を持っていません。
 この森の謎を科学的に解明することは今のところ不可能であり、ホイア・バチュウ森の奇妙さはそのままにされています。


⚫︎まとめ
 それぞれが、我々の知識や理解を超越した神秘と謎に満ちています。
しかし、それらが未解明であるからこそ、我々はさらなる探求と理解への挑戦を続けるのです。
 未知との遭遇はそれ自体が一つの驚愕の瞬間となるのです。



   ◆◆     ◆◆  日本編 ◆◆

日本の未解明の謎!信じられない現象と神秘3選
         2023年7月10日 

⚫︎日本の未解明の謎!信じられない現象と神秘3選
 日本は古来より神秘とロマンに溢れ、未だに解明されない謎に包まれています。
その中でも特に驚愕的で共感を覚える3つの謎、生石神社の浮石、富士山と江ノ島の地下通路、与那国島の海底遺跡について、わかりやすく探求していきましょう。

⚫︎未だ解明されない日本の謎3選

▶︎生石神社の浮石
 生石神社の「浮石」は、その名の通り重さ約500トンもの大きな岩が「浮いている」ことで知られる、日本の未解明の謎のひとつです。
 生石神社は、兵庫県高砂市に位置しており、伝説ではこの巨大な石は神様が遊び心から浮かせたと言われています。
 しかし、現代の科学者たちはその現象について独自の解釈をしています。
一つの理論は、この石が地下深くから地表に押し上げられる際に、石の内部に空気が取り込まれたというものです。
 その空気が石内部の隙間に満ちていることで、石は実際の重量よりも軽く感じられ、それが「浮く」という感覚を生み出すと考えられます。
 しかし、それだけの説明で本当に巨大な石が浮くのか、まだ疑問は残ります。
石の表面を軽く押すと、微妙に揺れることからもその謎深さは増しています。
我々は、この現象が単なる自然の奇跡であるのか、それとも未知の力の存在を示すのか、さらなる研究を必要としています。


▶︎富士山と江ノ島の地下通路
 富士山と江ノ島を結ぶとされる地下通路は,古来より日本の神話や伝説の中に存在します。
江ノ島の洞窟「江ノ島岩屋」です。
 富士山は日本最高峰で、自然の驚異としてだけでなく、聖なる場所としても信仰の対象です。
 一方、江ノ島は神々の住む島とされ、これら二つがつながっているという伝説は、その神秘性を増すばかりです。
 しかし、この地下通路の具体的な存在証拠は未だに見つかっていません。
地質学的な視点から見ると、地下深くにそのような大規模な通路が存在するとは思えませんが、否定する具体的な証拠もまた存在しません。
 多くの人々はこの地下通路を、単なる神話や伝説として考えています。
しかし、一部にはこれを古代の先人たちが作り出したものだと信じる人々もいます。
どちらにせよ、この地下通路の謎は、日本の古代文化や信仰への理解を深める興味深いテーマです。


▶︎与那国島の海底遺跡
 与那国島の海底遺跡は、日本最西端に位置するこの島の海底に存在する、大きな岩の構造物です。
 この遺跡は初めて1986年に潜水家によって発見され、以来、様々な議論の的となっています。
 この遺跡の最も特徴的な部分は「モニュメント」です。
これは高さ約25m、東西12km、南北4kmに及び、直線と直角を含む形状が特徴で、まるで人の手によって加工されたように見えます。
 一部の研究者たちはこれを人工の遺跡と主張し、紀元前10,000年から5,000年の間に、当時の文明人によって作られたと主張しています。
 しかし、全ての研究者がその見解を共有しているわけではありません。
自然の力、特に海流や風化がこれらの形状を生み出したという意見も存在します。
これらの主張を裏付ける確固たる証拠はまだ見つかっていないため、与那国島の海底遺跡の正体は謎のままです。
 その起源、作成者、目的など、多くの疑問が残されていますが、その神秘性と美しさは、世界中から多くのダイバーと研究者を引き寄せ続けています。


⚫︎まとめ
 日本には驚愕の未解明の謎が溢れています。生石神社の浮石はなぜ浮くのか、富士山と江ノ島の地下通路は実在するのか、与那国島の海底遺跡は自然の作品なのか人工なのか。
これらの謎は科学と歴史、信仰の交差点に位置し、我々の探求心を刺激します。





◆ ◆ 未だ解明できない世界の謎3選 ◆ ◆

▶︎地球はなぜ水源に恵まれているのか?
 地球上にある水は、我々の生活にとって欠かせない要素です。
しかし、その水がどこから来たのかという問いは、科学者たちを長年にわたって悩ませてきました。
 その答えを探るキーワードとして、「スノーライン」という概念があります。
スノーラインとは、太陽系に存在する惑星が恒星からどの程度離れているかにより、氷が安定して存在できる領域を示します。
つまり、このラインを越えると、太陽の熱によって氷が蒸発し、液体の水として存在することが困難になります。

 地球の水の起源についての一つの説は、地球がまだ若かった時期に、スノーラインを越えて氷の塊が降り注ぎ、これが地球に水を供給したというものです。
その後、地球の表面温度が上昇し、氷が溶けて海を形成したと考えられています。
一方、スノーラインを超えて氷が降り注いだという説だけでは説明がつかない部分もあります。
 例えば、地球の内部から湧き出る水の量、地球初期の大気中の水蒸気など、これらも地球上の水量に影響を与えたと考えられています。
これらの理論はまだ完全には確定していません。
地球上の水の起源は未だに探求の途中で、我々人類が解き明かすべき大きな謎の一つと言えます。


▶︎モナリザの謎
 レオナルド・ダ・ヴィンチの名作「モナリザ」は、その微妙な微笑と神秘的な眼差しで世界中の人々を魅了してきました。
しかし、美術史家やミステリー研究家の間では、この絵画が単なる肖像画以上の何かを秘めているという仮説があります。
 その一つが「モナリザの暗号」と呼ばれる謎です。
彼女の瞳に描かれた微細な文字や数字、背景の風景に隠された可能性のある秘密の意味を読み解く試みが数多く行われてきました。
例えば、彼女の左瞳には「LV」、右瞳には「B」または「S」のように見える文字が確認されています。
 これらは何を意味するのでしょうか?
一部のミステリー研究家は、これらがダ・ヴィンチ自身による秘密の暗号であり、宗教的な秘密や歴史の真実を示していると考えています。
 しかし、その解読は困難を極め、確定的な解答はまだ見つかっていません。
一方、科学者や美術史家は、これらの文字が実際には絵画の劣化や光の反射による錯覚である可能性を示唆しています。
確かに、これらの文字を見るためには高倍率の顕微鏡が必要であり、肉眼では確認できません。
「モナリザの暗号」は、科学とミステリーが交錯する謎であり、その真実を解き明かすことは我々の知識を深める大きな一歩となるでしょう。


▶︎フィラデルフィア実験の謎
 フィラデルフィア実験とは、第二次世界大戦中の1943年にアメリカで行われたとされる、ある駆逐艦の神秘的な実験のことを指します。
 その実験とは何か、それはまさしく「瞬間移動」や「透明化」といった、SFの世界でしか考えられないような出来事でした。

 この実験では、アメリカ海軍の駆逐艦「エルドリッジ」が、一瞬で姿を消し、数分後には数百キロ離れた場所に再び現れたとされています。
 これはつまり、艦船が一瞬で場所を移動した、あるいは一時的に透明になったということを意味します。
 この話は1940年代の終わり頃から、様々な文献や口述によって語り継がれてきました。
一部のミステリー研究家は、この実験が事実であれば、それは物理学の法則を超越する出来事であり、秘密の科学技術が存在する証拠だと主張します。
 しかしながら、科学者の間ではこの話を懐疑的に見る向きも多く、公式にはこの実験は存在しないとされています。
 彼らは、もしもそのような技術が存在するなら、それは物理学の法則を根本から覆すものであると主張します。
 このフィラデルフィア実験は、科学とミステリー、真実と幻想が交錯する一大謎であり、未だ解明されていません。
 この謎が解ければ、我々の科学観は大きく変わるかもしれません。


⚫︎まとめ
 これらの未解決の謎は、人類の探求心を刺激し、知識の深化を促す大切な要素です。
科学者とミステリー研究家が共に探求を続けることで、真実に近づく一歩を踏み出すことができるでしょう。
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📚 知的好奇心を満たす良書が続々! ハヤカワ新書、創刊タイトル5作を徹底レビュー 202307

2023-07-26 20:58:00 | 📗 この本

知的好奇心を満たす良書が続々! ハヤカワ新書、創刊タイトル5作を徹底レビュー
  Real Sound より 230726
 創刊ラインナップは、
📗モデルの滝沢カレンが古今東西の名作小説のタイトルから発想を飛躍させて物語をつむぐ『馴染み知らずの物語』、
📗エラリイ・クイーンやアガサ・クリスティーの作品から英語を学べる越前敏弥の『名作ミステリで学ぶ英文読解』、
📗架空の旅のガイドブックを通して化石の発見が相次ぐ古生物天国・日本の魅力を読み解く土屋健の『古生物出現! 空想トラベルガイド』、
📗解剖学者や言語学者やメタバース専門家など各界の俊英が「現実とは?」との問いに応える藤井直敬の『現実とは?ーー脳と意識とテクノロジーの未来』、
📗教育の名のもとに行われる違法な虐待行為に迫った石井光太の『教育虐待ーー子供を壊す「教育熱心」な親たち』の全5タイトルだ。

 参考:「ハヤカワ新書」一ノ瀬翔太編集長インタビュー 「読む前とは世界が違って見えるレンズのような本が作れたら」

 本稿では、創刊の全5タイトルを5人の書評家がレコメンド。それぞれの魅力について掘り下げた。(編集部)


■越前敏弥『名作ミステリで学ぶ英文読解』(杉江松恋)
 過去に同様の著作もある越前敏弥が、初めてミステリのみをテキストとする英文読解指南書を書いた。取り上げられているのはエラリイ・クイーン、アガサ・クリスティー、コナン・ドイルという古典中の古典の六作だ。
 で、原文が引用された後に読者向けの設問があり、きちんと文意が取れているかがそこで判断できるようになっている。適切な訳語・訳文を考えさせるだけではなく、「3行目のコロン(:)はどんな働きをしていますか」というような問いもあり、英文をざっと読むだけだと見過ごしてしまうようなところにも注意を向けさせられる。

 おもしろいのは各章に真相を明かした上での設問、つまり「ネタバレ」の稿があることで、ここではミステリ特有のルール、ことにフェアプレイの精神に則って原文を読むためにはどのような点に注意すべきかということを学べる。
 クイーン『Yの悲劇』やクリスティー『アクロイド殺し』の、作中でも肝と呼ぶべき文章についての言及があるのが流石で、こうした箇所をどう訳すべきかを知ることができる。逆に、訳文を見ただけではわからない発見もあるのである。ミステリのエッセンスを知ることのできる好著である。


■滝沢カレン『馴染み知らずの物語』(立花もも)@
 滝沢カレンさんが初めての小説を刊行、と聞いて最初に思い浮かんだのはSFだった。言語センスだけでなく、枠にとらわれない自由な人柄をテレビを通じて感じていたから、きっと奇想天外な物語を書くに違いないと思ったのだ。だがまさか、名作小説のタイトルだけを聞いて、勝手にイメージされた短編小説を5年間も書き続けていたとは!

 『馴染み知らずの物語』は、その中から15作品をピックアップした小説集。『あしながおじさん』や『蟹工船』など誰もが聞いたことのある古典から、『妻が椎茸だったころ』や『ザリガニの鳴くところ』など、妄想のはかどりそうなタイトルの現代小説まで、古今東西の名作が新たに生み直されている。ほとんどが想像だにしない奇抜な展開を見せるのだが、ときどき「ちょっと合ってる……!」と偶然の一致を見せるのもおもしろい。

〈曲がり気のない直毛が楽しそうに階段を下るリズムで彼の頭で踊る〉などの文章表現もいい。文法の型からはズレているかもしれないけれど、情景が目に浮かぶうえに、こちらの想像力も刺激される。そうだ、読書ってこんなにも自由なものだったのだと、思い出させてくれる物語ばかりである。

 読み終えたあとは原作と比較してみたくもなるので、読書案内としても新しい境地を切り開いている。ぜひ第二弾の刊行を、お願いしたい。


■土屋健『古生物出現! 空想トラベルガイド』(藤井勉)@
 太古の昔に絶滅したはずの古生物が、時空の歪みによって現代に出現。北海道の球場ではケナガマンモスとナウマンゾウがきつねダンスに合わせてリズムを取る。大阪城にできた古生物カフェでは外堀で採れるチリメンユキガイを使った料理が提供され、多摩川では130万年程前の種と見られるトドとアシカが新たな「タマちゃんブーム」を巻き起こす。本書はそんな古生物が観光名物となった日本各地を案内する、空想旅行ガイドである。

 本書の制作にあたっては、自然史系の博物館の学芸員や研究員が協力をしている。彼らの専門分野である地質学や古生物学は、地層を解析し化石を調べることで古生物の生きていた「過去の景色」に迫ることのできる学問だが、著者はその研究手法を応用。専門家たちに「現代に古生物が出現するとしたら?」と質問を投げかけ、彼らが思い浮かべた生物や登場する場所などのイメージを膨らませていく。そこから科学的な裏付けのある空想世界が生まれ、読者は地層を解析したり化石を発掘しなくても、古生物と人間の共存する景色を楽しむことができる。

 読み終えたら実際に化石を見に行ってほしいということで、各地の博物館情報も豊富な本書。現実に使える旅行ガイドとしても実はオススメだ。


■石井光太『教育虐待 子供を壊す「教育熱心」な親たち』(中田英志郎)
 親による行き過ぎた教育が、「教育虐待」と呼ばれることが増えてきた。それは、かつてはスパルタ教育と言われたものも含む。当然として、あるいは子どもが何らかの形で成功を収めたケースでは称賛の対象ともなる。よって、教育と虐待の線引きは容易ではない。しかし、一方的に親が理想を子どもに押しつけ人権を侵害するのは、教育ではなく違法行為だ。行き過ぎにより、教育の名のもと親が子を殺害した事件、または体力差が逆転し子が親を殺害した事件などを、衝撃をもって社会は経験してきている。

 教育を巡っては、「育児放棄」「教育格差」「親ガチャ」など、時代を反映し問題を切り取ったキーワードが次々と世に放たれていく。しかし本書を読み、「教育虐待」の周囲に拡がる闇はことさら暗く感じられた。
 親も子も相手は選べない。親自身が幼少期に受けた教育を、負の側面まで子の世代に引き継ぐ。これらは教育全般が抱える問題だろう。それに加え「教育虐待」は、親が自分の指導を正しいと信じ、子もそれが当然だと感じているケースも多い。周囲も介入に躊躇し、当事者も考えを改めることに困難を伴うだろう。自立前の子どもには逃げ場はない。それでも彼らは未来を担う社会の大切な資産である。本書により、僅かでも世の認識が深まることを祈るばかりだ。


■藤井直敬『現実とは? 脳と意識とテクノロジーの未来』(杉本穂高)@
「現実とは何か?」なんてあまりにも自明すぎて、そんなことを問う人はほとんどいない。だが、本書はまさにその自明すぎる現実というものを改めて問う。現代では、神経科学や脳科学、テクノロジーの発達によって、現実とは個々人によって異なる体験なのではないか、という実感が急速に広がっている。これからの時代、今までのように皆が現実を共有して生きているとは言えなくなるかもしれない。そんな時代を迎える現代人全てにとって、本書の問いは切実なものだ。

 本書は、著者である脳科学者の藤井直敬氏が「現実科学レクチャーシリーズ」と題して2020年から実施しているオンラインイベントを書籍化したものだ。ゲストスピーカーは、解剖学者や情報科学者に言語心理学者、エンジニアから能楽師と幅広い人選で、多角的に「現実」についての議論が展開される。

 VRやAR、AIなどテクノロジーによって拡張される現実、能という伝統芸能における現実認識、脳の働きと現実の認識を検討するものなど、実に様々な観点から「現実」というひどく曖昧な、しかしだれにとっても重要なテーマを考察する。本書の読後感は、著者が書く通り、「当たり前すぎて疑うことがないが、疑い始めるとわからなくなる」(P6)といったものだが、不思議と嫌な気分にならず、霧かかった視界が開けるような爽快感がある良書だ。


⚫︎特集:ハヤカワ新書



💋 7/26迄、これを見るまで気付かず、早速7/27 Alp本屋で見つけ!買置き依頼!
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