日米開戦の真実 大川周明著「米英東亜侵略史」を読み解く/佐藤優/小学館文庫/2011
戦後、GHQにより焚書にされた、大川周明著「米英東亜侵略史」の解説を外務省のラスプーチンこと佐藤優が解説する本である。
この本は、第一部、第三部が大川周明のラジオ放送原稿、第二部、第四部が佐藤優による解説からなる。
さて、大川周明は、論客であり、名だたる思想家だった。
また、佐藤優による解説も多彩な文献の引用しながらの冷静な分析が展開されており、戦後生まれの人たちが思いこまされた捏造史観の誤りをさまざまの角度から指摘している。
この本は、類まれな才能を有する2人の共作である点において、一粒で二度おいしさが味わえる、実にお買い得な本なのだ。
なお、大川周明は、東京裁判で狂人だと扱われたようだが、大川は、我が国が開戦せざるを得ない経緯や当時のアメリカ政府が我が国に対して行った外交措置の裏側に潜む悪意を的確に指摘し、それゆえ大川は戦犯に指名されたと考えるべきなのだ。
戦後、GHQにより焚書にされた、大川周明著「米英東亜侵略史」の解説を外務省のラスプーチンこと佐藤優が解説する本である。
この本は、第一部、第三部が大川周明のラジオ放送原稿、第二部、第四部が佐藤優による解説からなる。
さて、大川周明は、論客であり、名だたる思想家だった。
また、佐藤優による解説も多彩な文献の引用しながらの冷静な分析が展開されており、戦後生まれの人たちが思いこまされた捏造史観の誤りをさまざまの角度から指摘している。
この本は、類まれな才能を有する2人の共作である点において、一粒で二度おいしさが味わえる、実にお買い得な本なのだ。
なお、大川周明は、東京裁判で狂人だと扱われたようだが、大川は、我が国が開戦せざるを得ない経緯や当時のアメリカ政府が我が国に対して行った外交措置の裏側に潜む悪意を的確に指摘し、それゆえ大川は戦犯に指名されたと考えるべきなのだ。
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