閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活経験談のほか、世相世情 💹📆、知的生産技術💻📱、書評📒について、書き綴ります。⏳

新版 いろは歌の謎 暗号で綴った死刑囚の遺書だった

2012年08月18日 | 書評 詩・和歌
新版 いろは歌の謎 暗号で綴った死刑囚の遺書だった/篠原央憲/三笠書房/1986


いろは歌と万葉集の係わりから、暗号作成者が柿本人麻呂であることを特定し、暗号作成の目的と伝達内容を分析、紹介した本である。
最初は随分大袈裟な表現が目立つが、関連文献を調べつつ綿密に情報収集し関連事項を押さえた好著だと思う。
たぶん、学者は、この本をとんでも本扱いしたのかもしれないが、一部誇張表現はあるものの綿密な調査、壮大な構想力、シナリオ作成力には読者として舌を巻かざるを得ない。
著者は、多様な分野で本を出版されているようであり、そのセンスと才能を私は率直に評価したい。

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