昭和天皇に背いた伏見宮元帥/生出寿/徳間文庫/1991
歴史小説の衣を纏った歴史書。
形態的には小説とした理由は、皇室批判することに伴う危険を察知したためと思われる。本書単行本刊行時(1987年)、まだ、終戦時の陸軍・海軍中枢の関係者が在命していたことを考慮したいのである。
さて、本書あとがきにて、東郷平八郎、伏見宮博恭、山本五十六に係わる肝心な真相は明らかになっていないと指摘している。
私もそう思う。著者は、完全ではないものの、その事に多くの人に気づいてもらおうとして、この本を書き上げたのだろう。
歴史小説の衣を纏った歴史書。
形態的には小説とした理由は、皇室批判することに伴う危険を察知したためと思われる。本書単行本刊行時(1987年)、まだ、終戦時の陸軍・海軍中枢の関係者が在命していたことを考慮したいのである。
さて、本書あとがきにて、東郷平八郎、伏見宮博恭、山本五十六に係わる肝心な真相は明らかになっていないと指摘している。
私もそう思う。著者は、完全ではないものの、その事に多くの人に気づいてもらおうとして、この本を書き上げたのだろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます