知の休日/五木寛之/集英社/1999
五木寛之が、小説家という殻(肩書)を捨て、一般人的感覚で、自身がこだわり持っている世界(本、身体、芸術、自働車、声、靴、夢)というタイトルで自身のウンチク含めた経験談について述べた、いわゆる私生活紹介本。
昨今は、80歳過ぎて、富も名声も名誉も得ているのに、(葬式代稼ぎのつもりなのか)金儲けに走る言論人だらけであるが、五木寛之はそうではないようだ。敢えて政治について語らないことも好感が持てる。この種の人物にありがちな、自分は偉いんだ、凄いんだみたいな驕りがないことなどから、五木寛之という人の人柄が伝わってくる。
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