日本の検察/久保博司/講談社文庫/1989
最近、不法滞在の外国人による窃盗事件に関して不起訴事案が相次いでいる関係で、読むことにした本。
この本が書かれた30年前と今を比較すると、検察の体質が変わっていないのではないかと思われる点が続出していることに驚かされる。
特筆されることは、検察は、マスコミへのリークを通じて世論操作を行ない、被疑者起訴、有罪を確実なものにさせる戦術を長年採用したことである。
田母神俊雄の公職選挙法での訴追事案、安倍前首相に対する事前聴取事案など、検察は何か政治的な動機がある組織とみられるため、政治に関心ある方におかれてはこの種の本を一読されることをお薦めしたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます