閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活経験談のほか、世相世情 💹📆、知的生産技術💻📱、書評📒について、書き綴ります。⏳

朝日新聞記者が書いたアメリカルポ本について

2021年02月07日 | 読書案内

「ルポ トランプ王国 もう一つのアメリカを行く」(金成隆一、岩波新書、2017)を手にした。

はじめに、において、最初の一文はこうなっている。

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移民や女性、身体障害者、イスラム教徒らへの侮蔑的な言動を繰り返してきた実業家ドナルド・トランプ(70)が、世界中の大方の予測を覆して、アメリカの第45代大統領に選ばれた。

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記者自身による誤解があるとの印象と持った。身体障害者への侮蔑は事実と違いそうだ。

傷痍軍人を労わるトランプ大統領
http://gendaishi.jugem.jp/?eid=1294

それだけではない。軍人に対する敬意は人一倍強そうだ。

感動!トランプ大統領の戦没将兵を称える演説【戦没者追悼記念日】3-1
https://youtu.be/Jhn0beabStc

似たような美談は他にもある。

何しろ1ドルの報酬で働いた大統領である。

1ドルで働く大統領の欲求とは?
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/14817


人物評価に関しては、記者として、トランプという政治家についての情報収集、確認が十分だったとは思えない。

「世界中の大方の予測」とは、この場合は「デイープステート寄りの主流マスコミによる偏った視点での世論調査に基づく予測」と言い換えるべきだろう。

最初の文章からして、読み手を騙す意図がある本ではないかと疑いを持ってしまった。本人は、一生懸命取材しまとめた労作と言うだろう。
確かに、中身的には面白く仕上がっている。2020年の大統領選挙にて、アメリカの主流マスコミが結束、4年前以上にトランプ叩き報道を続け、かつ大規模な選挙不正の取材を怠り、情報隠蔽したことを知ると、肝心の中身も、はじめにの一文と同様、ちょっとした修正・加工がなされているのではないかと疑わざるを得ない。

加えて著者は、今や日本最大の偏向報道新聞であり共産主義者の巣窟として知られる朝日新聞記者である。

かつて、本の経歴紹介には、ジャーナリズム賞を貰ったとされるが、最初の一文がすべて台無しにしてしまった感じである。

私個人は、今回の大統領選挙報道を通じて、日本の現地特派員記者たちは、現場取材をせず、現地の新聞を読み、取材したことにして?、記事を配信しているようであることもわかった。

アメリカで単独で現地取材を続ける若手YUTUBERが人気沸騰となるのは当然の帰結と考えてしまうのである。

我那覇真子チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCCYNZu_NQIm2-PzMyHg55OQ


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