閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活経験談のほか、世相世情 💹📆、知的生産技術💻📱、書評📒について、書き綴ります。⏳

国民の芸術

2017年09月15日 | 書評 建築・美術
国民の芸術/田中英道/産経新聞社/2002

つくる会、3部作のうちの一冊。国民の歴史、国民の教育ばかりが目立った印象がある。
私は十数年前にこの本を書店で手に取り、買うべき本かどうか品定めした。当時は買わず、古書で1円のものを購入した。
この十数年間、政治や歴史について考える機会が増え、改めて学生時代に学んだことについて学び直し、最近、この本を図書館で借りて読み、所蔵すべき本であるとの結論に達した。
十数年前は買わないと決断したのに、なぜ今になって購入するのか?
当時は仕事に忙しく落ち着いて考える時間がなかった。今は、見出しを見ただけで、そういう見方が必要だ、子孫に語り継ぐべきだと思うようになった。
私は、この本を通じて、自分の変化に驚いている。
ものの見方は、すべてに通じることである。書評での評価は今一つ芳しくないが、この本は、深く考える人には著者の意図が受入れられるのではないか。
この本の凄さは、年輪を刻まないとわからない、そう私は思っている。

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