閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活経験談のほか、世相世情 💹📆、知的生産技術💻📱、書評📒について、書き綴ります。⏳

図説 英国貴族の令嬢

2022年10月22日 | 書評 国際

図説 英国貴族の令嬢/村上リコ/河出書房/2020

英国の貴族の家に生まれた女性について、幼児期、少女期、結婚、結婚後の女主人のテーマでエピソード集として集約した本。
社交界の作法、流儀に則った生き方が求められ、時間的制約も多い。必ずしも自由な一生とは思えない点で、彼女たちの一生が必ずしも幸せとは言えない。
ただ、洋の東西を問わず、乙女心とは如何なるものなのかについての実像、虚像が書かれている点で、貴重な一冊と思う。


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2 コメント

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Unknown (クリン)
2022-10-23 07:27:44
クリンの広場からまいりました、クリンです🐻
とてもおもしろそうな本で、ワクワクしますね⤴✨(しかも図説!!)彼女たちの人生が大変そうなのは・・なんとなくこれまでの知しきから・うっすらかんづいておりましたが、それでもシモジモに比べればずっと幸せそうではありますね🌹「没落してない貴族の家の結婚後の女主人」というポジションに、ちょっとあごがれます✨
(ものすごく深い書評をなさっていらっしゃって・・おそれおののいております🐻🍀浅学非才なクリンですが、今後も勉強させていただきますのでどうぞよろしくおねがい申しあげます⤵✨)
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Unknown (seikouudokunohito)
2022-10-24 07:58:39
「没落してない貴族の家の結婚後の女主人」なった人の幼児期、結婚期のエピソードがまとめられた珍しい本です。
英国特有の貴族の相続制度のために(当主の男子がすべて相続)、親が貴族の家庭に生まれた女性は、幸せな女主人になることを目指すことになるようです。
著者は、はじめにのところでさらっと述べていますが、表参道界隈にそれなりの広さの戸建て実家(本家)のあったと書いてあったはずですので、華族レベルと思います。一族または本人が外交関係者、英国貴族との付き合いがあると思われます。著者の見識の深さは相当なものです。ひょっとすると皇族の英国留学を支援されている方ではないかと。
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