「いろは歌」の暗号/村上通典/文藝春秋/1994
古事記、日本書紀に書かれている歴史的事実に関する情報の一部が、いろは歌、万葉集などの歌を使い、暗号によって後世に伝えようとしたと主張する本である。
著者は、いろは歌、万葉集などに秘められた、暗号解読のため、数学の教師を辞職したそうだ。
著者は、本の中でこれも暗号だ、あれも暗号だと主張しているが、和歌には、言葉遊びの性格が多分にあることは排除すべきではないと思う。
本の最初の部分が自信に満ちあふれた内容となっているのに対し、最後の方になればなるほど、暗号であるべきだという願望に満ちた論理になっている傾向があり、その点において、数学書を読まされているような気になる。
主張に納得する点と疑問に思う点はあるが、面白い本であることは確かだろう。
古事記、日本書紀に書かれている歴史的事実に関する情報の一部が、いろは歌、万葉集などの歌を使い、暗号によって後世に伝えようとしたと主張する本である。
著者は、いろは歌、万葉集などに秘められた、暗号解読のため、数学の教師を辞職したそうだ。
著者は、本の中でこれも暗号だ、あれも暗号だと主張しているが、和歌には、言葉遊びの性格が多分にあることは排除すべきではないと思う。
本の最初の部分が自信に満ちあふれた内容となっているのに対し、最後の方になればなるほど、暗号であるべきだという願望に満ちた論理になっている傾向があり、その点において、数学書を読まされているような気になる。
主張に納得する点と疑問に思う点はあるが、面白い本であることは確かだろう。
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