早期退職して十数年が経過、無事年金生活者の生活に滑り込んだ。
早期退職する1年前、会社で重大問題隠蔽を根拠とする内部告発があり、(不祥事隠蔽の当事者でない)管理職がその内部告発によって降格処分となった。内部告発者は、上司の人事評価に不満を持つ人で私の大学の後輩。その上司と私は親しかった関係で、人事処遇の不満が内部告発の動機となったことを知らされた。
内部告発者は、人事上の不満を内部告発という仕返しによって実現したことになる。
その内部告発者は、内部告発によりその上司が降格されたのを見届けてから早期退職に応募した。
実は、私も人事評価に不満がない訳ではない。ずっと黙っていたが、私を含め数人の人事評価の改竄が行われていることを察知、複数の人から私の分について人事評価が改竄されているとご教示いただいた。そこで、早期退職の応募時点、あるいは早期退職直後、社長に対し、人事書類改竄した上司に仕返ししようと思えばできた。一応、気心知れた人には、人事書類が意図的に改竄されている事実を伝えてから退職した。
結果的に、私は、人事書類改竄した上司に仕返ししなかった。
それは、人事処遇に不満があり別の会社で仕切り直ししたいので早期退職したいと考えたのではなく、そもそも人生設計上、早期退職し隠居することを目標としてきたからである。
人生設計通り生きようとすれば、無駄なことに構う必要はない。気にいらない部下の人事書類改竄して悦に入るような卑劣かつ下賤な上司に仕返ししたところで、人生設計上何の意味もない。
幸運にも早期退職できたことで、卑劣で下賤な人間と二度と関わらなくて済んだ。
そんな人間に構うだけ時間の無駄であり、「人生のゴール」には程遠く無関係と考え直し、誰にも邪魔されず、誰の遠慮することなく、誰にも惑わされることなく我が道を選んだと、今は思っている。
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