勝者へのルール/林輝太郎/2008/同友館
株式相場で勝ち続けるために、必要となる基本中の基本について解説した本。
著者は、この種のノウハウ本の有名人。かつて、兜町の千代田書店にあった株の専門書店に行けばこの方の書いた数万円の本が置いてあった。
本書は入門書に過ぎない。心構え的なこと、情報の取扱いに関すること、日常の習慣において最低限必要なこと、とりわけ技法にこだわることについて、繰り返し繰り返し述べている。
定年をきっかけに株式投資を始める人が多いと聞いているが、技法的なことに係る教則本を読まずに儲けられるほど相場は甘くはない。技法とは投資スタイルのことである。儲けられる時とそうでないときが必ず発生する、技法にこだわっていれば、それなりの勝率を維持できる。
技法にこだわることのない、大半の人は、塩漬けを余儀なくされるか、かなりの損失を出して撤退を余儀なくされる世界である。
この本の最後に、株式投資は「血の小便を出すといわれるくらい辛い」とか「(頑張るとは)続けることだ」と書いてある。
この意味がわからない人は株式投資に手を出すべきではない。
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