知的余生の方法/渡部昇一/新潮新書/2010
渡部昇一が以前書いた、「知的生活」という本の余生本という位置づけのもの。
この本についての書評は、「知的生活」という名著を読んでいる人は本の価値を認める評価をしているのに対し、渡部昇一という人物を知らず、「知的生活」という本を読まずにこの本を読んだ人は、かなり辛口の評価となっている。
読んだ感想を述べたい。個人としては日本一の蔵書家である渡部昇一ならではの博学ぶりがうかがえるとともに、渡部昇一と似たスタンスでの生活を指向する人にとっては、渡部昇一はそうやっているのか、自分はこうやってきたということを対照比較する機会となる。
一方、この本の内容に批判的な人は、金を払って本を読んでいると認識する関係で、自分の知的生活姿勢を問うことなく、著者からノウハウを貪欲に得ようという気持ちが先走っているように感じられる。
現代社会は、情報が溢れている。ノウハウ情報はネットで検索すれば得られる時代だ。しかし、思索に係わる研究生活姿勢についてのノウハウについて知る機会は多くはない。
この本は、思索という習慣を持つ人にとっては極めて有益で、そういう習慣がない人には、退屈な本となるだろう。
渡部昇一が以前書いた、「知的生活」という本の余生本という位置づけのもの。
この本についての書評は、「知的生活」という名著を読んでいる人は本の価値を認める評価をしているのに対し、渡部昇一という人物を知らず、「知的生活」という本を読まずにこの本を読んだ人は、かなり辛口の評価となっている。
読んだ感想を述べたい。個人としては日本一の蔵書家である渡部昇一ならではの博学ぶりがうかがえるとともに、渡部昇一と似たスタンスでの生活を指向する人にとっては、渡部昇一はそうやっているのか、自分はこうやってきたということを対照比較する機会となる。
一方、この本の内容に批判的な人は、金を払って本を読んでいると認識する関係で、自分の知的生活姿勢を問うことなく、著者からノウハウを貪欲に得ようという気持ちが先走っているように感じられる。
現代社会は、情報が溢れている。ノウハウ情報はネットで検索すれば得られる時代だ。しかし、思索に係わる研究生活姿勢についてのノウハウについて知る機会は多くはない。
この本は、思索という習慣を持つ人にとっては極めて有益で、そういう習慣がない人には、退屈な本となるだろう。
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