TPP亡国論/中野剛志/集英社新書/2011
TPP参加を批判する決定版と言って良い本である。
野田政権、マスコミなど、TPP推進派が掲げる、根拠なき嘘を暴いている点でこの本は実に痛快である。
・全品目の関税率で、日本は韓国やアメリカよりも低い(26頁)
→TPP非参加は鎖国という主張は嘘
・TPP交渉参加国のGDP規模でアメリカは70%弱を占め、次いで日本が約25%(32頁)
・TPPは実質的に日米FTAなのです。(83頁)
・TPPを推進するオバマ大統領は、アジア地域への輸出の拡大によってアメリカ国内の雇用を
維持しようとしており、かつ輸入を増やすつもりがなく、逆に貿易黒字国に対して内需を拡大し、アメリカからの輸入を増やすように求めているのです。(78頁)
・日本が輸出できる市場は実質的にアメリカだけなのです。(34頁)
・TPP交渉に参加しているアジア太平洋諸国にとって、この10カ国の中における有力な輸出先は、アメリカと日本なのです。(34頁)
→TPPによってアジアの成長を取り込むのは嘘
・貿易自由化はデフレを悪化させる(125頁)
・農産物品輸入自由化がもたらす四重のデフレ効果(127頁)
・農産物の輸入の自由化は、農家だけの問題ではありません。デフレに陥っている日本経済全体の問題なのです。(127頁)
・貿易自由化は、自国がデフレ不況にあるときにはやってはいけないのです。まして、貿易相手国もデフレ不況になう、あるいはその恐れがあるようなときには、なおさら、やってはいけません。(128頁)
→TPP参加で自国が経済発展するというのは嘘
・経済産業省にとって、TPP参加の意義とは、韓国との国際競争に勝って、日本経済を成長させることに尽きると言っても過言ではありません。(93頁)
・TPPなどは、しょせん、最近出て来た自由貿易協定の一種に過ぎません。(227頁)
少なくとも野田政権とマスコミが嘘をついていること、大半の新聞の社説がいい加減な根拠に基づいて書かれていることだけは理解できる本だと私は思う。
TPP参加を批判する決定版と言って良い本である。
野田政権、マスコミなど、TPP推進派が掲げる、根拠なき嘘を暴いている点でこの本は実に痛快である。
・全品目の関税率で、日本は韓国やアメリカよりも低い(26頁)
→TPP非参加は鎖国という主張は嘘
・TPP交渉参加国のGDP規模でアメリカは70%弱を占め、次いで日本が約25%(32頁)
・TPPは実質的に日米FTAなのです。(83頁)
・TPPを推進するオバマ大統領は、アジア地域への輸出の拡大によってアメリカ国内の雇用を
維持しようとしており、かつ輸入を増やすつもりがなく、逆に貿易黒字国に対して内需を拡大し、アメリカからの輸入を増やすように求めているのです。(78頁)
・日本が輸出できる市場は実質的にアメリカだけなのです。(34頁)
・TPP交渉に参加しているアジア太平洋諸国にとって、この10カ国の中における有力な輸出先は、アメリカと日本なのです。(34頁)
→TPPによってアジアの成長を取り込むのは嘘
・貿易自由化はデフレを悪化させる(125頁)
・農産物品輸入自由化がもたらす四重のデフレ効果(127頁)
・農産物の輸入の自由化は、農家だけの問題ではありません。デフレに陥っている日本経済全体の問題なのです。(127頁)
・貿易自由化は、自国がデフレ不況にあるときにはやってはいけないのです。まして、貿易相手国もデフレ不況になう、あるいはその恐れがあるようなときには、なおさら、やってはいけません。(128頁)
→TPP参加で自国が経済発展するというのは嘘
・経済産業省にとって、TPP参加の意義とは、韓国との国際競争に勝って、日本経済を成長させることに尽きると言っても過言ではありません。(93頁)
・TPPなどは、しょせん、最近出て来た自由貿易協定の一種に過ぎません。(227頁)
少なくとも野田政権とマスコミが嘘をついていること、大半の新聞の社説がいい加減な根拠に基づいて書かれていることだけは理解できる本だと私は思う。
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