今年は1月中に湿った大雪があった。防災対策上の要点をまとめておく。
・早めの除雪
湿った雪なので、気温の降下とともに雪が氷結する。氷結されると除雪作業がしにくくなるため、早め早めの除雪が肝要。
・通信線の雪の除去
湿った大雪の場合、通信線に雪が付着しやすくなる。気温の降下とともに氷となり、風速10メートル以上の風で切断の怖れが出てくる。送電線の場合はギャロッピング現象と言われる現象である。作業的には長めの園芸用の竹で通信線の雪を落とすことになる。この場合、絶縁ゴム手袋は必須。配電線は下手をすると感電の怖れがあるのでお薦めしない。
・腰痛対策
湿った雪なので、雪かきの際の足腰に負担はどうしても増える。腰を痛めないために、準備運動は欠かせない。また、膝にサポーターをしていると雪をすくい上げるのがスムーズに行きやすい。
・氷結した場合の処置
ツルハシを使うのが一般的だが、打撃により、損傷リスクが増す。用途は異なるが、「根切り」という園芸用品がある。自重で雪割した方が、打撃による損傷は防げる。ただ、足元の災害防止のため、鉄芯入りの長靴で作業することとなる。
・ゴミステーションの除雪
狭い場所に設置されていることが多く、氷結状態での作業は難儀する。自治会回覧板で、有志除雪を呼びかけるべきことだが、そういう趣旨の回覧板を見たことがない。自治会組織としてやるべきことが何であるのか認識されていないようである。
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