閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活経験談のほか、世相世情 💹📆、知的生産技術💻📱、書評📒について、書き綴ります。⏳

そもそも出版するほどの価値があったのか?

2019年11月15日 | 読書案内

世の中は、実はどうでもいい情報で溢れている。 書店にはどうでもいい本で溢れている。最も売れ残った駄本が多いのは古書店。

数十万部売り上げ、空前のベストセラーとなった歴史書がある。歴史家を自称する場合、最終的には通史書を書きたくなるのは仕方ない。が、それ以前に、一冊の歴史書も書いたことがない人が処女作で通史書を発刊するケースがある。 誰とは名前を書くつもりはない。本のおわりには、その歴史書は数人に監修してもらったとある。

この事実だけでも、随分甘ったれた歴史家であることがわかる。

実は、この本の個別の問題点は、アマゾン書評欄にて、☆一つの評価を下した人たちが集中的に指摘している。これら書評を眺め、この本を真剣に読む必要はないと私は感じた。

立ち読みするのも面倒なので、図書館から借りて読むことにした。貸出予約して自分の番が来るのに半年はかかった。しかし、この本は、半年以上貸出中だったにしては、借りた本は傷んでおらず、左程の手垢らしきものはついていない。 図書館で借りて読んだ人の評価も、本として買う程ではないが、かなり売れた本ということで、図書館で借りてちょっとだけ読んでみたが、やはりその程度の本だったという評価なのであろう。

私が、同様の書きぶりで出版社に持ち込んだら、おそらく出版社として出版化するレベルに達していないとの評価が下されたような気がする。この本の著者は同業者(他の出版関係者)にそう言われないために、数人の監修者の名を明らかにした可能性がある。


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