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タモギタケ(楡木茸)は、成分的には老化防止剤の素になる

2021年03月14日 | 日記

2016-12-21の再掲

 

タモギタケ(楡木茸)はヒラタケ科ヒラタケ属のキノコ。
鮮やかな黄色の傘が特徴。ニレの倒木などにはえる。


生態と分布

他のヒラタケ類と同じく、木材腐朽菌である。野生下では、ニレの木に発生することが多い。
胞子はオオキバウスバカミキリなどに広げられる。
ロシア東部、中国北部、日本などに自生する。北海道では一般的だが、本州以南では発生量が少ない。
これはタモギタケが発生する樹種の分布域が北方よりであることによる。また、本州ではニレ属よりもトチノキの枯れ木や倒木に発生する。


食用

日本では北海道では一般的な食用キノコとして知名度があるが、本州以南では馴染みが薄い。近年では栽培品が本州のスーパーでも出回ることがある。
鍋物や味噌汁炒め物の具として用いる。特に汁物の具にするとよいダシが出て美味である。
野生のものは紛らわしい毒キノコが存在しないので、キノコ狩りの対象として人気がある。
中国や台湾の中南部でも、「珊瑚菇」と称して栽培されている。中国での別名には「金頂蘑」、「榆黃蘑」、「玉皇蘑」などが、台湾での別名には「玉米菇」がある
中国や台湾では炒め物にすることが多いが、スープや鍋物の具にもされる。
台湾ではエリンギの塩焼きを主力商品とする夜店の屋台で、塩焼きや天ぷらにして併売することも多い。ロシア極東ではiI'makと呼ばれており、食用種として人気な種のひとつである。
タモギタケは広く栽培されており、原木栽培も可能であるが通常、製粉クズ、米ぬか、わら、おがくずなどの培地で栽培される。
ヒラタケ属は最も栽培の一般的な種であり、とりわけ中国では、栽培の簡易性と100gの培地から50g~70gのキノコが取れ、たんぱく質を多く含むなどの理由で多く栽培される。

主な産地

日本では東北地方や北海道の南幌町、愛別町、和寒町などで生産されている。台湾では中西部の彰化県、南投県などで生産されている。

成分

タモギタケは成分的には老化防止剤の素になる。タモギタケのエキス剤は血糖低下効果から研究されており、高血糖のラットで血糖値を減少させている。
脂肪減少薬品の原料としても研究されており、タモギタケと関連するヒラタケ類はコレステロール低下物質のロバスタチンを含むことが判明している。
そのほかにも血圧上昇抑制作用や抗腫瘍作用などがあるとされる。
~wikipedia~

 

                

 

 


はちみつ ― ミツバチから私たちの手に入るまで ~ 聖書

2021年03月14日 | 日記

はちみつ ― ミツバチから私たちの手に入るまで


はちみつの甘い味を楽しんでおられますか。しょ糖やてんさい糖が使用されるようになるまで,はちみつは幾千年もの間人間の唯一の甘味料とされていました。
あなたははちみつに関してどれほど知っておられますか。また,私たちがミツバチからはちみつを手に入れるまでにどのようなことが行なわれるのでしょうか。

そうした事柄は,ここ南アフリカのある養蜂場に立ち寄ると分かります。この養蜂場には巣箱が10個あり,どれも白色で,地面から数㌢離して支えの上に置かれています。
巣箱は木製で,上下に重なる二つの部分でできています。巣箱の支えに接する底の部分には,縦56㌢横46㌢ほどの基部があります。
その上には,“保育室”と呼ばれる深さ約28㌢の大きな箱があります。これは巣箱の中心部で,新しいハチはここで誕生し,飼育されます。

保育室の上に,深さ15㌢ほどの“はちみつ貯蔵箱”が一個かそれ以上置かれ,そこにはちみつが蓄えられます。はちみつ貯蔵箱の上には,内ぶたと外ぶたもしくは屋根が置かれます。
保育室と上段のはちみつ貯蔵箱との間には,“女王バチしゃ断板”と呼ばれる金属性の穴のあいた板があります。働きバチはこの板を通れますが,女王バチは通ることができず,
したがって女王バチの産卵活動は保育室の中だけで行なわれることになります。

保育室とはちみつ貯蔵箱の中には,みつろうでできた巣を囲い支える木製のわくが取り付けられています。この巣板は箱に緩く取り付けられているので,ハチは自由に出入りでき,
また巣板も簡単に取り外すことができます。


近くで見るミツバチ
南アフリカのこの養蜂場にいるのは,アピス・メリフェラ・アダンソニイと呼ばれるハチです。この驚嘆すべきこん虫を近くで観察すると,その体が驚くほど複雑で能率的にできていること
が分かります。

ハチの構造は細部にわたり,子孫を生み出し,花の授粉を行ない,みつを作るというその生存目的に適しています。

“働きバチ”つまり生殖力のない雌バチを例に取りましょう。他のこん虫同様,体は三つの部分に分かれています。ほぼ三角形をした小さな頭には,上方に単純な目が三つあり,
それより大きく複雑な目が両側に一つずつあります。

また,触角,かみ砕くための丈夫な大あご,液体を吸い上げる長い舌もしくは口吻があります。
真ん中の部分は胸部です。胸部は固くて丸く,六本の足と四枚の羽を動かすための筋肉があります。小さなミツバチはこの“エンジン”で,巣箱から何㌔も離れた所へ飛んで行き,
花粉と蜜を運んで来ます。
このエンジンに使う燃料は何ですか。それはほんのわずかのはちみつです。
一番大きいのは後部もしくは腹部です。腹部は頭部や胸部と同様,骨格あるいは“外骨格”の役目を果たす丈夫な表皮で覆われています。こん虫に骨はありません。
この小さな体の中に二つの胃(一つはみつと水分を一時的に蓄える)を含む消化器系,腸,心臓や血管などの循環器系,体の各部へ酸素を運ぶ呼吸器系や,神経系統があるとは信じ難いことです。

ハチの体を観察すると,花粉集めに都合良く,毛で覆われているのに気付きます。後ろの足には各々小さな“花粉かご”が付いており,真ん中の二本の足には,この花粉かごに花粉を払い入れる
ための特殊な固い毛が生えています。

また,腹部から分泌されるみつろうを取るために,小さな毛づめもあります。前足には触角をそうじするための小さなくぼみと,目をそうじするための小さなくしが付いています。
前羽と小さな後羽は,たたんだ状態では互いに離れています。ところが小さな働きバチがそれらを広げると,前後の羽は自動的にかぎで留まるようになっており,これは飛ぶときに大変有利です。

巣箱内の巣板には,六角形の巣房から成るハチの巣が取り付けられています。この六角形の巣房は,大きさ,耐久力,空間の有効な利用という点で完全です。ハチはこうした巣を作るため
のみつろうをどこから得るのでしょうか。

創造の業は驚くべきものです。特定のハチがみつを十分吸って約24時間動かずにいると,不思議なことにその腹部にろう片が生じます。その後,ハチはろうをはぎ取り,
それを使って巣房を作るのです。ハチが1㌔のろう片を分泌するのに,6㌔から14㌔のみつが必要です。


忙しい生活
働きバチの生活は本当に忙しいものです。女王バチが腹部を巣房に入れ,小さな卵を産み付けるとき,生命が始まります。三日後,卵は幼虫にかえります。かえったばかりの幼虫は若い働きバチに育てられます。
働きバチの頭部には,“王乳”(“ローヤル・ゼリー”とも呼ばれる)を分泌する腺があります。これには特別な養分が含まれています。働きバチの幼虫は最初の日に,
六倍以上に成長するとも言われています。

二日半たつとハチの幼虫は,保育箱の巣房に蓄えられた花粉とみつの混ぜ物を食べるようになります。産卵後九日目に,巣房は多孔質のみつろうのふたで閉じられ,幼虫はまゆを作ります。
驚くべき複雑な変化が次々と生じ,九日か十日後には,ほぼ成熟した,働く用意のできた若バチが巣房を破って出て来ます。
巣房から出ると,若バチはすぐに働き始めます。まず,巣房のそうじをします。その後,乳腺が発達し,最初の数日間は絶え間ない世話を日夜必要とする幼虫に食物を与えるようになります。
ある権威者の述べるところによると,幼虫は1日に1,300回もの食事を必要とします。

数日後,若バチはみつを蓄え始めます。このとき行なうのは,“食糧のあさり屋”からみつと花粉を受け取り,それを巣房に蓄える仕事です。また,巣箱を涼しくしておくことも働きバチの仕事です。
約二週間後(状況によって多少異なりますが),ミツバチ嬢は別の仕事に取り掛かります。ろう腺が発達し,巣房作りや他の方法で群れのためにみつろうを使います。
その後,巣箱の入口で見張り役を引き受け,自分の巣箱のハチだけを通します。

頭にある二本の触角でよそ者をかぎ分けることができるのです。はちみつを取るため,あるいは他の目的で巣箱に近付く人間を含め,侵入する者は働きバチの攻撃を受けるでしょう。
三週間目,ミツバチ嬢は食糧のあさり屋となります。あさり屋として巣箱の外へ飛び出し,みつや花粉や水分を持ち帰るため,多くの場合大変遠くまで旅行します。
みつや花粉を大量に運んでいるハチは,クローバーの花を1,000個くらい飛び回ったのかもしれません。はちみつの季節に,働きバチの寿命がわずか5,6週間となるのも無理のないことです。

しかし,花粉集めに出掛けるたびに,見知らぬ土地をくまなく調べる必要はありません。驚くべきことに,ハチにはみつを捜す場所を互いに“教え合う”手段があるのです。それはどうするのですか。みつのありかを発見すると,働きバチは巣箱に戻り,
仲間のあさりやに道を教えるためダンスをするのです。八回転のダンスはみつが近くにあることを意味します。尾をかすかに振るダンスはみつが遠くにあるという意味で,
みつのありかまでの距離もダンスによって示します。

巣箱の上方に体を垂直に動かしているなら,太陽の方向へ飛ぶように教えているのです。どんな向きでダンスしていても,それは太陽との関係においてどの方向に飛ぶべきかを示しています。
さらに,みつのにおいとみつのありかに残したハチの特有のにおいは,

他のあさり屋が正確にその場所を捜し出すのに助けとなります。実際,これはすばらしい身振り言語です。


女王バチの観察
女王バチは際立った存在です。大きさと働きにおいて,“女王陛下”は異なっています。他のハチに比べてはるかに大きく,花粉を扱ったり運んだりするための道具は備えておらず,
敵の女王バチを殺す際に針を使うだけです。

巣箱内のハチが増え,新しい女王バチが現われると,こうしたことが起きます。
女王バチは,女王の血を引く特別な血統から生まれるのでしょうか。実際のところ,女王バチの生まれてくる卵と働きバチの卵とは同じものです。では,どのようにして女王バチとなるのですか。
本当のことはだれにも分かりません。しかし,養育過程に幾らか違いが見られます。巣箱内の女王バチの巣房は普通の巣房に比べてはるかに大きく,目立っています。卵が女王バチの巣房に産み付けられると,それは特別に扱われます。
“ローヤル・ゼリー”を2日半与えられるかわりに,未来の女王バチはこの特殊な食物を4日半から5日与えられます。女王バチの成長は働きバチに比べて早く,驚くべきことにわずか15,6日で完了します。
新しい女王バチが現われると,ミツバチの群れは大抵以前の女王バチとともに“分封する”,つまり新しい群れを作る準備を始めます。以前の女王バチは交尾してない新しい女王バチたちに追い出され,そのうちの一匹がもとの巣の新しい女王となります。
勝利を得た女王バチは,その後結婚のために空中に出掛け,多くの雄バチに追われます。そのうちの一匹の雄バチが女王バチとの交尾に成功します。
交尾飛行中,女王バチは数年分の精子を受け取ります。その後は事実上卵を産む機械となり,1日に最高3,000個産むことができます。働きバチの寿命が短いのに対し,女王バチは数年間生き,将来生まれる幾世代ものハチの先祖となります。


はちみつは有用なもの
はちみつは花のみつから来ます。この花みつは,ハチを含むこん虫を引き付けます。みつは糖分のほかにも,人間の健康に不可欠な無機物を含んでいます。ハチがこの甘い汁を十分吸うと,ハチの体内でそれは酵素や蟻酸と混合されます。
これらの物質には糖分を消化し,変化させる働きがあります。そして,巣箱に持ち帰る間に水分が蒸発します。
最終的産物,つまり熟成したはちみつには,現在知られている糖類では最も甘い果糖(フルクトース)が約41%含まれています。そのほかに,ブドウ糖(右旋糖)35%,水分17%,しょ糖2%,
そして少量の無機塩とアミノ酸が含まれています。

ある権威者の語るところによると,最高450種のアミノ酸がはちみつから発見されています。また,はちみつには人間の体に不可欠な微量元素がほとんどすべて含まれています。
こうした理由で,はちみつは大変好ましい健康食品とされています。

はちみつは,とりわけ子供に適しています。これは弱い下剤となり,一日茶さじ半分から始めれば,赤ん坊にも心配なく飲ませることができます。また,消化の良い食品なので,
消化器障害に効き目があります。

便秘を和らげ,その結果,高血圧の治療にも効果があります。はちみつには活力を増進させる働きがあり,はちみつ中のアミノ酸によって体内のカルシウムは増加します。
さらに穏やかな鎮静剤としても効果があり,睡眠を促します。

衰弱し興奮しやすい状態の人は,食事のたびに茶さじ二杯のはちみつをしばらく飲むと良い,と言われています。
(D.C.マクギル文学修士・哲学博士著「はちみつとその価値」)

聖書記述者の次の言葉には十分根拠があります。「わが子よ,はちみつを食べよ。それは良いことである。はちの巣のみつがあなたの上あごにあるように」。
(箴言・格言 24:13)


巣箱から私たちの手に入るまで
はちみつはどのようにして巣箱から取り出されるのですか。“発煙物”を用いるのは注目すべき方法です。この装置は,可燃性物質の入った金属性の円筒に小さなふいごを取り付けたもので,
火をつけると煙突状の先端から煙が出ます。

巣箱の入口に数回煙を吹き掛けると,ミツバチは警報を鳴らします。ハチにとって火は危険な敵なのです。ミツバチは緊急事態を予想し,みつを吸ってそれに備えます。
このみつと煙のためにハチはおとなしく扱いやすくなります。

次に,屋根と内ぶたを外して巣箱を開けます。みつの付いた巣板の辺りを動き回っているハチがいます。一度煙を吹き掛けると,ほとんどのハチは下段の保育室へ逃げてしまいます。
大体すべての巣房に薄いみつろうのふたができているなら,はちみつの熟成は確かです。
すべてが清潔で整えられており,乱雑なところは一切なく,排出物や廃物も見られません。
今度はみつの付いた巣板を外し,新しい巣板を数枚入れます。新しい巣板にはみつろうでできた巣礎が取り付けられており,印の付いた巣房が幾らかできています。
ミツバチはその後,巣の原型となるこの板をもとに完全な巣房を作り上げていきます。

薄いみつろうのふたを巣房から切り取った後に,巣板を“はちみつ絞り器”に入れます。これはドラムかんのような金属性の容器で,巣板を固定するために細いくぼみ,
もしくは支えが内側に付いています。

ドラムかんの中でその支えが回転すると,巣板も回転し,遠心力によってはちみつが出てきます。はちみつはドラムかんの底に落ち,ろ過器を通って,かんの口あるいははちみつの出口から,
待ち受けているつぼに流れ出ます。

この養蜂場を訪問されたことによって,はちみつの価値やそれが私たちのもとへ供給される際にミツバチが果たす重要な役割についてより良い理解を得られたことでしょう。

これらの小さな創造物が偉大な設計者,すべての生き物の創造者であられる神の知恵を証明する様は,本当にすばらしいものです。
「主(神)よ,御業はいかにおびただしいことか。あなたはすべてを知恵によって成し遂げられた。地はお造りになったものに満ちている」。
(詩編 104:24)

 

[脚注]

乳児ボツリヌス症のおそれがあるため,はちみつを乳児に与えることは勧められていません。