【ゴキブリの駆除・対策】ゴキブリムエンダー
ムエンダー薬剤拡散シミュレーション
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人間は“人間爆弾”の爆発をくい止められるか
地上の人口は十九世紀初頭に初めて十億に達しました。それは1930年までには二十億に増えました。今では三十六億以上の人が地上に住んでおり,
今後三十年のうちにこの数字は六十億を超えるものと推定されています! これは何を意味するでしょうか。
これは,毎日新たに二十万の口を養ってゆかねばならないという意味です。しかも,その多くは,貧困,飢え,病気などがすでに幾百万の人びとに影響を与えている地域で生まれています。
アメリカ,ミシガン州立大学の食糧問題の学者ゲオルグ・ボルグストロム教授はこう述べます。
「現在の世界のたん白質危機はやがて収まってひとりでに解消するであろうと考えている人はみな次の点を銘記すべきである。すなわち,世界の空腹人口は,十分な栄養を得ている人びとの二倍の速さで増えている,という点である」。
しかし,農学者は米,小麦,とうもろこしなどの新しい多収穫品種を開発して,いわゆる“緑の革命”をもたらしたのではありませんか。そうです。しかし,それは世界の飢えの問題の答えとなりますか。
今では,食糧問題の専門家で,それを否定する人がしだいに多くなっています。そうした穀物の新品種がむしろ飢きんの一因になると警告する人が多くいるのです。
しかし,どのようにですか。1971年の一AP特報はこう伝えました。
「その雑種の新品種は病虫害に対して在来種ほどの抵抗力がない。一国の全収穫が ― 場合によっては世界の全収穫が ― 新しい植物病によってふいになってしまう可能性が存在する。昨年,アメリカのとうもろこしの作付けにおいて,ほとんどそれに近い状態が生じた」。
科学者も解決策を備えてはおらず,そのことを先頭に立って警告しているのは科学者自身です。著名な一生物学者はこう述べました。
「世界人口を養ってゆくための戦いはすでに敗北を見た,そして,1985年までに世界規模の飢きんが起きて,幾億の人が餓死することは目に見えた結論である,と感じている人びとがいる。
目下のところ,こうした結論を否定させるほどの突貫的な大計画がなされているとは言えない」。
こうした事態について聖書はなんと予告していましたか。軍事支出を縮小すれば問題は解決されますか。事態がこれほど深刻になっているのはどうしてですか。
現代社会は,その農学上のあらゆる進歩にもかかわらず,聖書があらかじめ警告していたその事態を避けることができませんでした。
「事物の体制の終結」の時期に世界規模の深刻な食糧不足が到来することを,聖書は正確に予告していました。
『イエスがオリーブ山の上で座っていると,弟子たちが自分たちだけで近づいてきて,言った。「教えてください。そのようなことはいつあるのでしょうか。あなたの臨在と体制の終結のしるしは何ですか」』。
(マタイ 24:3)
「国民は国民に,王国は王国に敵対して立ち上がり,あちらこちらで食糧不足や地震があります」。
(マタイ 24:7)
『子羊が第3の封印を解いた時,私は第3の生き物が「来なさい!」と言うのを聞いた。見ていると,黒い馬が現れた。それに乗っている者は,はかりを持っていた。そして私は,4つの生き物の真ん中から出たような声がこう言うのを聞いた。「小麦1リットルは1デナリ,大麦3リットルは1デナリ。オリーブ油とぶどう酒を無駄に使ってはならない」。子羊が第4の封印を解いた時,私は第4の生き物の声が「来なさい!」と言うのを聞いた。見ていると,青白い馬が現れた。それに乗っている者は「死」という名を持ち,墓がすぐ後に従っていた。そして,地上の4分の1に対する権威がその者たちに与えられた。長い剣と,食糧不足と,死に至る病気と,地上の野獣によって,人々を殺すのである』。
(黙示録・啓示 6:5~8)
問題のかなりの部分は,おもに農業上の方式にあるのではなく,聖書の原則に逆らって行動する人びととその態度とにあります。これまで何十年もの間,地上のいたるところで幾百万の人が餓死に直面しているにもかかわらず,諸国家は巨額の資金を軍備に投じてきました。国連の一報告によると,近年諸国家は,その軍隊のために,年々二千億ドル以上を費やしてきました。これは,地上人口の三分の一の人びとの年間所得総計を上回っています!
たとえ大々的な軍備増強をやめたとしても,世界のさまざまに分かれた経済上の体制が,問題の真の解決に対する妨げとなります。食物がある場合でさえ,大きな利潤を得ようとする欲望が,それを必要とする人びとへの分配を阻む例が多くあります。国によっては,政府が農民に金を支払って一定の作物の生産をやめさせ,多大な生産によって価格が下がらないようにと,収穫した作物を焼き捨てることさえ行なわれています。
こうした状態のすべては,困っている人びとに愛のある態度を取ることを勧める聖書の原則と大きく異なっているではありませんか。
「畑で穀物を刈り入れるとき、一束畑に忘れても、取りに戻ってはならない。それは寄留者、孤児、寡婦のものとしなさい。こうしてあなたの手の業すべてについ て、あなたの神、主はあなたを祝福される。
オリーブの実を打ち落とすときは、後で枝をくまなく捜してはならない。それは寄留者、孤児、寡婦のものとしなさい。ぶどうの取り入れをするときは、後で摘み尽くしてはならない。それは寄留者、孤児、寡婦のものとしなさい」。
(申命記24:19~21)
人間はその経済上の体制を利己心の上に築き上げ,平和と安全をもたらすどころか,災厄的な結果になるのではないかという事態が今や発展しています。
遅かれ早かれ,人間は,聖書が述べるとおり,『自分のまいたものを刈り取る』ことになります。
「思い違いをしてはなりません。神はご自分を侮る者を大目に見ることはありません。人は自分がまいているものを必ず刈り取ることになります」。
(ガラテア 6:7)
人間は地球との平和を実現できるか へ続く>>>