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シロツメクサ&シュラブローズ(つるバラ)ほか 4K 2021年5月20日
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森のおいしいベリーをどうぞ
北欧では,野生のベリーを摘むために森の奥まで入って,楽しいひとときを過ごす家族が少なくありません。
例えばフィンランドでは,自然を楽しむ権利が認められており,だれでも自然の中を ― たとえ私有地の中でも ― 環境を損なったり民家に近づき過ぎたりしない限り,自由に歩いてよいことになっています。
この権利は法律で決められているわけではありませんが,スカンディナビア地方の昔からの伝統になっています。それで,大抵どこででも草花やキノコやベリーを自由に摘むことができます。
フィンランドの森には約50種類のベリーが自生し,その大半が食用になります。代表的なのは,ビルベリー,クラウドベリー,コケモモ(カウベリー)です。
ベリーは色や風味がさまざまで,料理に変化を添え,健康にもたいへん良い果物です。「日照時間の長い[夏の]時期に育つ,北欧のベリーは,色に深みがあって香りも良く,ミネラルやビタミンが豊富である」と,「解説 野生のベリー」(フィンランド語)という本は述べています。しかも,ベリーには食物繊維が多く,これが血糖値を安定させたりコレステロール値を下げたりすると言われています。さらに,健康を増進させると考えられるフラボノイドやフェノール類も含まれています。
それにしても,わざわざ森へ摘みに行くだけの価値があるのでしょうか。ベリー摘みの大好きなユッカはこう語ります。
「ベリーは店で買うと意外に高いので,森で摘めば節約になります。そのほうが新鮮ですしね」。妻のニーナはさらに,「ベリー摘みは,家族で森のピクニックを楽しむ絶好の機会なんです」と言います。
「でも,子どもを連れて行ったら,目を離さないようにすることが大切です。知らないベリーを食べたり,迷子になったりするといけないからです」ともニーナは語っています。有毒なベリーもあるので,注意しなければなりません。
北欧の人々はたいてい森の中の雰囲気がとても好きですが,ユッカとニーナもそうです。ニーナはこう言います。
「わたしは森が大好きです。心地よい静けさがあり,空気はすがすがしく,気分がさわやかになります。子どもたちも,森にいると楽しそうです」。二人は,静かな森の中が,物事をじっくり考えたり家族で語り合ったりするのに格好の場所だと感じています。
ベリーは,摘みたての新鮮なときが一番おいしくて栄養価も高いのですが,あまり日もちしないので,冬に食べたければ保存用に加工しなければなりません。昔は地下室に貯蔵したものですが,今はたいてい冷凍庫で保存します。ジャムやジュースにすることもよくあります。
「スウェーデンのベリーの本」(スウェーデン語)の著者は,北欧の人々の気持ちをこう表現しています。
「厳しい寒さの続く冬の日に,ジャムの瓶を取り出して,過ぎ去った夏を思い出し,やがて来る夏を待ち焦がれるのは,なんとも言えない幸せなひとときだ」。
ベリーの利用法はさまざまです。朝食のヨーグルトやグラノーラやオートミールによく合いますし,森で摘んださわやかなベリーは,おいしいデザートやペストリー(パイ生地のパン)を作るときにも使われます。
ピューレやジャムにしていろいろな料理に添えると,美しい彩りを楽しめます。
もちろん,ベリーを地元の店で買う人も少なくありません。でも,青空の下で森の中を歩くご自分を想像してみてください。新鮮な空気を吸い,心安らぐ静けさに包まれて,色鮮やかな甘いベリーを探すのです。 食卓を豊かにするおいしいベリーを自由に摘めるのは,うれしいことではないでしょうか。
詩編作者の次の言葉が思い出されます。「神(エホバ,ヤハウェ)よ,あなたのみ業は何と多いのでしょう。あなたはそのすべてを知恵をもって造られました。地はあなたの産物で満ちています」。
(詩編 104:24)
ビルベリー(Vaccinium myrtillus)
人気のあるこの甘いベリーは,セイヨウヒメスノキとも呼ばれます。ソースやプディング,ジャム,ジュースなどにしたり,パイやペストリーを作るときにも使います。
新鮮なビルベリーにミルクをかけると,とてもおいしくいただけます。でも,ビルベリーのごちそうを内緒で食べようとしないほうがよいでしょう。
そんなことをすれば唇や口の中が青く染まり,すぐ見破られてしまうので,ビルベリーは“おしゃべりベリー”とも呼ばれています。
クラウドベリー(Rubus chamaemorus)
クラウドベリーは,人里離れた湿地などに生えており,フィンランドでは北部によく見られます。みずみずしくて,ビタミンAとCが豊富な,栄養価の高い果実です。オレンジの3倍か4倍のビタミンCが含まれています。
このベリーは珍重され,湿地の金とも呼ばれます。デザートにこの甘酸っぱいベリーを加えると,独特の微妙な風味が生まれます。クラウドベリーからは上等のリキュールも作られます。
コケモモ(カウベリー)(Vaccinium vitis-idaea)
コケモモはクランベリーの近縁種で,フィンランドやスウェーデンではたいへん人気のある果実です。そのピューレやジャムは食卓に並ぶ主な料理に,さわやかな風味を添えます。熟すと実は赤くなり,
ソースやプディング,ジュース,ペストリーなどの材料としても使われます。コケモモは,防腐作用のある天然の酸が含まれるので日もちしますが,酸味が強いので食べ慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
楽しいことばかりではない
野生のベリーを摘みに行くことは,楽しくて報いの多い経験です。しかし,大変な面もあります。ラップランド出身の夫婦,パシとトゥイレは,自分たちで食べるため,また売るためにベリーを摘みに行きます。
二人がベリーを摘んでいると,カやアブなど厄介な虫の群れがまとわり付いてくることがあるそうです。トゥイレは身震いして,「うるさいったらありません。口や目にも入ってくるんです」と言います。
でも,ふさわしい服装をして虫よけの薬を使えば,ある程度身を守ることができます。
普段は人が足を踏み入れない野山を歩くのも大変です。湿地帯を歩く時は特にそうです。固い地面のように見えても一歩入ったとたん,実は泥沼だったという場合もあります。
また,パシとトゥイレによると,実際にベリーを摘むのは,かなり骨の折れる仕事です。何時間も前かがみの姿勢でいたり,しゃがんでいたりすると,足腰が痛くなることがあります。
ベリーを見つけるのも,いつも簡単なわけではありません。「ベリーが沢山なっている場所を根気よく探す必要があります」とパシは言います。
それでトゥイレも,「実際のベリー摘みよりも場所探しのために疲れる,ということも多いんですよ」と言います。それに,摘んできたベリーをきれいにするために余分の仕事もしなければなりません。
こうした大変さを考えて,ベリーは“毛皮にくるまれた森の住人たち”に取っておいてあげたほうがよいと思う人もいます。一方,パシやトゥイレのようにベリー摘みが大好きな大勢の人たちは,
毎年欠かさず森や湿地へ出かけて行きます。
ベリー摘みに伴う苦労も,その楽しさと比べれば大したことには思えないのです。
[脚注]
すべてのベリーが人間の食用に適するというわけではなく,有毒なものもあります。
ですからベリー摘みに行く時は,前もって,食べられるベリーの見分け方を知っておくとよいでしょう。