私は,エホバの証人ではありませんが,時々,
エホバの証人より配布いただいてる,「目ざめよ」誌・「ものみの塔」誌,パンフレット等より引用の記事もあります。
(どこの宗教,宗派にも属していません)
*いろんな宗教にも交わりました(立正佼成会,創価学会,キリスト教のカトリック,プロテスタント等)
その中で,聖書に忠実に教えてるのは,エホバの証人と思います。
*私が用いる聖句は,新世界訳,新共同訳,新改訳,口語訳,回復訳(新約聖書)
「目ざめよ!」 1998-12/22
地球を清めるのはだれですか
「我々の産業に関して言えば,2025年までに“汚染”という語が,我々国民の語彙からおおむね消えてしまうことを予言できる」。
これは最近,ある化学企業の社長が述べた予想です。あなたは,それが実現すると思われますか。もしそうであれば,どのように成し遂げられるのでしょうか。
安全でない製品を店の棚に並べさせるのは,多くの場合,利益を上げたいという思わくのためです。
例えば,殺虫剤を製造する会社などは,企業秘密関連法に基づいて,収益性の高いある種の製法に関し,ラベルにその組成を“不活性成分”とだけ記して秘密にすることができます。
“不活性”という語は“無害”と解釈されがちです。ところが,「少なくとも394種の不活性の成分が,活性のある殺虫剤として使われている」と,ケミカル・ウィーク誌(英語)は指摘しています。
それらの成分のうち,209種は有害な汚染物質で,21種は発ガン物質として正式に類別されており,127種は職業上の危険物質とみなされています。
確かに,政府による安全対策は多くの場合,有益なものとなってきました。しかし,あるライターによると,政府の主な関心は「経済成長と産業の収益性」にあります。
ですから,政府は常に,リスクか利益かという苦しい選択を迫られています。その結果は基本的には『管理された汚染』です。
では,どこに解決策を求めることができるのでしょうか。一人のエホバの証人は,ある友好的な家の人にその質問を投げかけてみました。家の人は,人間の指導者や科学者を信頼し,「人々がいつか問題を解決してくれるでしょう」と答えました。証人はこう尋ねました。「人々とはいったいだれですか。その人たちは,あなたやわたしとあまり変わらないのではないでしょうか。確かに,わたしたちより教育があるかもしれません。しかし,やはり限界や弱点がありますし,間違いもします」。加えて,それらの人々が直面する問題の膨大さ,また人間社会に見られる貪欲や腐敗ものしかかっています。
あなたも,人々が問題を解決してくれるとお感じになりますか。人間がこれまでしてきた数々の失敗を考えると,楽観的にはなれません。
アウトドア・ライフ誌(英語)は,「科学者やその諸機関は,汚染問題を解決するよりも,それを研究することのほうにはるかにたけている」と述べています。
人間がこの深刻な問題を解決できるというどんな見込みがあるでしょうか。
人間だけでできるか
化学物質による汚染を抑制することは,地域ごとの当局者だけの関係する問題ではありません。なぜなら,一つの国で使用される化学物質は,隣接する国の人々,さらには全地球の人々に影響するからです。そして人間は,協力してそうした世界規模の問題を解決する点で成功してきませんでした。聖書は,「人が人を支配してこれに害を及ぼした」と述べて,その理由を示しています。
「私はこの全てを見た。地上で行われた全てについて真剣に考えた。これまでずっと,人は人を支配し,人に害を及ぼしてきた」。
(コヘレトの言葉・伝道の書 8:9)
人間はなぜ自らを治めることに失敗してきたのでしょうか。ここでも,聖書は説明を与えています。「自分の歩みを導くことさえ,歩んでいるその人に属しているのではありません」。(エレミヤ 10:23)
これはどういう意味でしょうか。
人間は神の導きから独立して自らを支配するようには意図されていなかった,という意味です。
確かに,人間は驚嘆すべきことを成し遂げてきました。豪華な住まいを造り,精巧な装置を開発し,月にまで人を送り込みました。にもかかわらず,神の導きなしには自らをうまく治めることができないのです。
聖書はまさにそのことを教えており,歴史は聖書の正確さを裏書きしています。
清められる地球 ― どのような方法で? へ続く>>>>