伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

FaOI静岡楽日のレゾン

2022年06月28日 | ファンタジー・オン・アイス
今でも足が筋肉痛で年を感じてしまうのが悲しい(>_<)。
無理をしすぎたかな(>_<)



ファンタジー・オン・アイス静岡公演の最終日・楽公演へ行くまでの
道のりを少し。。



FaOI静岡公演があるエコパアリーナへは、
新幹線で浜松まで行き、東海道本線に乗り換えて
最寄り駅は愛野駅。

そこからエコパアリーナまでは徒歩20分くらいだと聞いていたので、
腰が悪いこともあり、タクシーで行くことに決めていた。




愛野駅に着いたらトイレの列が出来ている。
トイレ事情は大事だと思い、そこで列に並ぶ。

だいぶ経って愛野駅から出てタクシー乗り場へ行くと、
ここにも予想以上の大行列が出来ている。

時間は12時くらい。
開演は13時だから、あまり時間はない。
かなり時間がかかるのを覚悟した。


列に並んでいると知らないご婦人が、ひとりの人同士の相乗りを提案される。
その人は昨日もエコパに来たとかで、4人で乗ると150円で済むと。
それで知らない人同士でタクシーでエコパまで乗る。

ただ、ずいぶん並んだので、会場へ着いたのはもう12時40分くらいだった。
昼ごはんのおにぎりは諦めていたが、
会場の前の芝生に座っている人がまだいたので、
自分もそこに座り、慌てておにぎりを2分くらいでほおばる。


お腹はそれほど空いていなかったが、何かお腹に入れておかないと、
という気持ちがあった。





会場前はいろんなテントが出ていて、行列が出来ている所もあったが、
パンフレットだけ買って入場。

こんなに間際にまで時間が迫って到着したのは初めてだったので
間に合うか心配したが、何とかなるものだと思った。







パンフレットの宣伝


席は正面となるショートサイドからは遠く、ステージが近くに見える席。






ショーでは途中、田中刑事がみやかわくんこと宮川大聖とコラボしたあとで、
宮川大聖がMCをしたように思うが、
そこで宮川さんが感極まっていて、言葉に詰まっていた。
観客が彼を後押しするように拍手をしていた。


「なんだか次の日目が覚めたら全部夢だったのかなって…
なってしまいそうで」


宮川大聖という人を知らなかったので、
あんなに先鋭な、前衛的なアバンギャルドな歌を歌うので、
てっきりもっと尖っていて、
斜に構えた人なのかなと思っていたので少し驚いた。

さすがに私もうるっとした。




すごく謙虚で誠実で、腰も低く、ナイーブな人なんだ…
本当にこのショー、
ファンタジー・オン・アイスに感動しているように見えた。
彼にとっても貴重な経験だったに違いない









さて帰って来て、静岡公演の「レゾン」の映像を何度も見たり、
神戸公演の「レゾン」も見たりして、
何とか記憶を繋ぎとめようとしている…。

そしていろんな人の意見も見聞きして、自分なりの感想を紡ぎ出そうとしたが
人の意見に左右されるより自分の感性を大事にした方がいい、と、
やっとそう思うことにした。





何度も考察したくなるほど、
「レゾン」はやはり自分にとって衝撃的だったのかな。
今まで見たことのない羽生結弦だったということと、
スケートでここまで身体表現を追求できるのか、という驚きがあったから、
とも思う。


羽生選手はスルメのようなプログラム、と言っていたように、
技がぎっしり詰まったプロでもあるから、
何度も見てそれを確かめ、堪能したいという気持ちが出て来るというのもある。



それは羽生さんが意図したことだろうし、異質なプロと言っていたし、
今までとはまったく違う、ショープロだからこそ表現することが出来る
意欲作であったようだ。


今は暇さえあれば「レゾン」の演技を繰り返し見ている。
中毒性のあるプロだ。
何度でも見ていたくなる。







ただ静岡楽公演の「レゾン」を見て、スタオベしながら思っていたことは、
やっぱりすごくスタイリッシュでカッコよくてキレがあってとてもきれいで
クールで、…とそんな感想が頭の中を駆け巡っていた。

終わった直後のその初めの感想が一番正直な思いかなとも思う。




ボーカルの宮川大聖も

「この瞬間だけは、僕が羽生結弦を世界一かっこよくするんだ。」

と言っていた。


白に紫のグラデーションが施された衣装はずいぶん大人の雰囲気で
立っているだけで絵になるし、艶やかで、
ポーズを取って動き出すだけでそのキレのある動きに見とれてしまう。
やっぱりどこを切り取ってもカッコいい。








どのエレメンツもぴたぴたと決まっているし目を見張るばかりなのは
神戸と同じ、技が流れるように次々と繰り出されるのも、
そしてハードな曲なのにゆったりと動く緩急があるのにも
驚かされる。




番宣で見る羽生さん(すでにさん呼び)は
いつものように明るくて可愛いのに、「レゾン」での豹変ぶり。
プログラムへの入り込み。
演技しているときは憑依しているのだろう…




神戸公演で見た「レゾン」とはまた少し演技が違い、
寝そべるシーンも変化していたように思う。

ディレイドアクセルで詰まったので、
だいぶ疲れているのだろうと思った。


それでも最後のポーズまで途切れることなくベスティスクワットなど
超絶技巧の技術を駆使して「異質」なプロを滑り切った。


羽生さんにとっても新たな挑戦だったのだろうか

新しいことに常に挑戦して進化を続けたいという思いがあるのだろう。








ただ…カッコいいプロではあるけれど、
どこか馴染めないというか、自分の中で違和感があった…。
それがどうしても引っかかる点だった。




それは宮川大聖の曲そのものだと分かった。

自分はああいう前衛的な今どきの激しいリズムの曲にあまり馴染みがない。
「レゾン」という曲があまり好きになれないのだ。

多分、羽生さんはあの手の曲が好きなんだろう。


自分は年寄りだから、最近のああしたリズムばかりの曲に苦手意識がある。
それが違和感の正体だと思う。


けれども、
あんな難曲を自由自在な動きで(カッコよく)滑りこなしている
羽生さんを目の当たりにし、驚くと共に、
心底、すごいパフォーマーであり表現者であり、
フィギュアスケートの新たな可能性を探る探求者でもあるのだ、と、
改めて羽生さんの才能に…というか、彼の存在そのものに、
そしてその存在を見られることに、ひたすら感謝の気持ち、なのだ



理屈はもういいのだ。ただただもっと「レゾン」を堪能して
ここでこんなことをしているのか、とか、
こんなことも出来るのか、と、「レゾン」の世界に浸るのが楽しい。





エコパで終演後、もらえた東和薬品の粗品






そして通販で頼んだ幕張公演のパンフレットと合わせて、
全4部が揃った
(静岡公演はハビとの対談その2)





写真↓
GQジャパン
https://www.gqjapan.jp/culture/gallery/20220624-sport-yuzuru-hanyu-figure-skater
ギャラリー:【フィギュア・羽生結弦】苦悩する27歳の熱情を切り取れ!

web Sportiva
https://sportiva.shueisha.co.jp/contents/photo/2022/06/19/_12/
羽生結弦・ファンタジーオンアイス神戸公演 フォトギャラリー(12枚)



TVガイド特別編集 KISS&CRY 氷上の美しき勇者たちvol.44
2021-2022シーズン総括&ファンタジー・オン・アイス2022特集号(仮)
(TOKYO NEWS MOOK)
1,540 円
発売日:2022/06/28

今日、この本が届いた。
まだ読んでないが…。
ANA、味の素に取材し、
そしてジェフリー・バトルの貴重なインタビューがあった。
羽生選手の写真(可愛いものも)も満載。
もうAツアーは懐かしいものになった。





美術館・ギャラリーランキング

京都府ランキング

フィギュアスケートランキング


↓ブログ村もよろしくお願いします!

にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へにほんブログ村

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへにほんブログ村