伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

京都検定の結果

2006年02月04日 | 京都
第二回京都検定がこのまえ12月11日にあり、
合格者が発表された。


今年初めて一級の試験があり、
これは昨年の二級合格者だけが受験できる。
一級の合格率は4%ほどだったっけ。

ものすごくむつかしく、
やはり正解率があまりよくなかったようだ。
受験した人は第一回目の時より増えて、一万人を突破した。
ますます気を吐く京都検定だ。
でも、合格者は前回より少なくなった。
受験者が増えた分、合格率が下がったのだろう。
私も受験してみたいが
何せ負ける戦さはしたくないというイヤな性格。
ためらっているうちに問題がどんどん難しくなる。


試験があった翌週くらいに、
その問題と回答が新聞に掲載されていた。
三級の問題は、京都に住んでいる人なら、
勉強しなくても半分は分かる問題。
けれども、あと半分はやっぱり勉強しないと分からない。
三級の合格は問題の60%正解だったと思うから、
京都人でも少しはどうしても勉強しなくてはならないようだ。
誰かが三級は基本問題、と言っていたが、
おいおいだよ…。
美山とか、長岡京とか、
府下の問題も出ているんだからそんなの分からないんだよ…。


どの神社でなに餅を売っているとか、
伏見の酒はマッタリ~なんていう問題も出ている。
何寺はどの天皇が誰を開山として作ったという風な問題がスタンダードで、
あと、私がものすごく苦手なのが源氏物語系。
これが、でも出題されているのだ
(紫式部寺という通称の寺は何かとか)。
そりゃそうだろうなあ、とは思うのだが。
源氏物語はきらいだから、勉強する気にならないのだ…。

一級と二級の問題では、少しくらい分かるものもあるが、
でもむつかしい。
分かるのは2、3割くらいであとはお手上げ。
能や茶道、華道についてどこそこ家が誰に何を奉納したとか、
そんなマニアックなことはもう、訳分からん。


書き問題として「平安京」について、作った天皇の名前、
どこから遷都されどこをモデルとして作られたかなど出題されていたが、
どこからという時、つい「平城京」なんて答えてしまいがち。
(朱雀大路は今の何通りか、などという問題も三級で出ていた)

書き問題はほかに「世阿弥」に関してと、
「平安神宮」に関してが出ている。
世阿弥なら、風姿花伝とか、義満とか、
関連する名前は思い浮かぶが、どこの座の出身か、
なんてことになると勉強しようと思うことさえない。
そういう所がむつかしさであるのだった。


京都検定がニュースになってから、
急に各地方でもご当地検定が行われるようになった。
京都の真似をして、町おこし、ご当地おこしのために行うのだろう。
それらは、毎年行われているのだろうか。
また、毎年行うだけのネタがあるのだろうか。
沖縄検定なんていうまであるそうが、
引き続き行われ続けているのだろうか。

京都に関する問題というのは、結局日本の歴史のようだ。
京都検定の問題を見ていたら歴史問題と言ってもいいくらいだ。
秀吉、義満、何とか天皇など、
歴史上の人物が問題になっていることが多い。
それも京都オンリー人物でなく、
全国的に有名な人物が登場する(田辺さくろうなんて名前も出ていたが)。
京都には千年以上の歴史があるわけだから、
ネタだけはこれからも尽きないとは思う。






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のり巻きの続き

2006年02月03日 | 日常生活・つぶやき
昨日書いたことで、自分のことを渡来人と表現したが、
これは京都以外から京都に流入した人々のことを
レトリック(修辞)のつもりで用いたもので
もちろん私自身は中国とも朝鮮とも韓国とも関係がない。
私の先祖は富山の極貧の農民であることは疑いがない。
それとともに、昨日は神社が節分のお祭をすると書いたが、
神社だけでなく寺もお祭をするらしい。
壬生寺では、節分の鬼が登場する壬生狂言をするとかや。
寺も神社も関係なく節分を祝うようだ。

また昨日書いた節分の時期にのり巻きを買う習慣だが、
なぜ自分の家でのり巻きを作らず、
買うことが習慣化されているのかを考えれば、
これがのり業者、及び各種コンビニ、スーパーの作り上げた
人為的な操作による風習だということが分かるだろう。


我が家ではこの時期に自分の家で作ってまでのり巻きを食べない。
でも、作る時はある。それはお祭の時だ。
お祭といっても漠然としているが、
ウチの地域のお祭は5月3日ということになっている。
なぜなのか良く知らない。
なんでも、近所の神社のお祭の日だと言う。

近所の神社というのが分からない。どこだろう。
もしかしたら伏見のお稲荷さんかもしれない。
京都はお寺も沢山あるが神社も沢山あるらしい。
狭い地域に神社がすし詰め状に存在している。
だから地域ごとにその土地の神社が小刻みに分かれているのだろう。
神社のお祭の日もだから土地ごとに日が違うのだろう。
ワシラのお祭の日にはちゃんと巻き寿司かばら寿司を作る。
それ以外にも子供の遠足の日だとか運動会などに作るのだ。

でも節分には作らない。
作らないで買う。というのは、
良く考えてみればかなりでたらめなあり方だ。
のり業者がこの風習を考え出したのなら
のり巻きを作ろうということになったのではないか。
そうではなくて、スーパーでのり巻きを買う、
というのは、
これはやはりどう考えてもスーパーが発明したことに違いない。
関西(大阪)で始まった風習だが最近は関東で広まっているらしい。
関東の方がこれをする人が多いという。
流される人が多いのだろう。






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COMMENT:
AUTHOR: azuma
DATE: 02/04/2006 17:02:39
東京の人は新しもの好きだから、
どれどれ・・・って、まずは試してみます(^_^;)
でも、一度試すと気が済んで、次の年には飽きてます。
もう今年は旬を過ぎているようで・・・(^^ゞ
今年一番の寒さの夜、
コンビニの店の前では売れ残った海苔巻をワゴンに積んで、
店員が道行く人に声をかけていました。
・・・まるで、マッチ売りの少女のようでした(涙)


COMMENT:
AUTHOR: 伊佐子

DATE: 02/04/2006 21:21:14
おお、東京ではもうすたれているんですか。
こらちではコンビニの入り口に「まるかぶり」の大きなポスターが貼ってあります(^_^;)。
京都新聞では、
どこそこの神社やお寺で豆まきが行われたという記事で溢れていました…。
大事な紙面をそんなことばかりに使っていいのかなー。

恵方巻きって何じゃい

2006年02月02日 | 日常生活・つぶやき
節分にのり巻きを丸かぶりするという風習は、
海苔業界が昭和だか大正時代だかに考え出したものだという。
海苔屋さんが、海苔が売れるようにと発明したらしい。
出所は大阪。どうりでね…。
海苔巻きを丸かぶりなどという下品な風習は、
いかにも大阪らしい。

私の子供時分にはこんな野蛮な風習はまるでなかったので、
最近になってやいやい言い始めたものと思う。
この風習が言われ始めた時、
まるかぶりなんて実に下品で野蛮な風習だと思った。
京都にはこんな下品な風習は広まらないと思う。
広まらないはずだ。

節分の時期になると確かにスーパーなどに
巻き寿司が売られるようになる。
なかんずく我が家は巻き寿司が好きなので、
この時期、せっせとのり巻きを買う。
でも、売っているのは切ってあるのり巻きで、
一本をぼんと売っているというのは、まああるだろうが、
それよりもやはり上品に切ってあるのり巻きのほうが多い。
一本を買って来たとしても、ウチではまるかじりせず、
ちゃんと切ってから食べる。
ましてや、
食べている間はものを喋らないとかいうような決まりは当然のこと、
守らない。

大体、ウチの家はそうした風習にはまるで無頓着で、
守ろうという気がない。
京都では節分に、あらゆる神社で節分のお祭りがある。
それが新聞の広告に出る。
神社がまとまって(神社組合でもあるのか)
新聞の一面全体に広告を打つ。
豆まきなどの催しがあるらしい。
各神社で豆まきをするようだ。
吉田神社が節分では最も有名で、それくらいなら知っているが、
他の神社でも催しをするのは知らなかった。
ウチの家はネイティブ京都ではなく、
私は渡来人の2代目なので、こうした京都の催しには疎いのだ。


私は父が神社が嫌いなのだろうと思っていた。
だから、我が家は京都の風習をスルーする家風になったのだろうと。
でも、母の言うには、父が若い時は、
節分になると自転車で神社へと駆けまわって、
豆まきの豆をもらっていたのだという。
仲間で自転車を駆って、神社のはしごをしていたと。
それが、車が多くなり、
自転車で安全に回れなくなって来て、
だんだん止めるようになったらしい。
がびーん。てっきり父は神社が嫌いだと思っていたのだ。
そんなに軽い人だったとは…。





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