生き急ぐな！

読者　：
自殺者が3万人（本当は5万人は居るそうです）を超え、今時代は病んでいる。優しい人程病む。命のデフレ、心の恐慌である。現代人はマイナスの情報を受け入れないか、萎えた（なえた）心を抱きながら生きるか、という２つの生き方を選ぶ他ない。
今までプラス思考崇拝できたが悲しみを噛みしめるようなマイナス思考も大事だと思っている。
アメリカの脳科学者の実験で、人間的に深く悲しむことも脳を活性化することが証明されていた。悲しみで大きなため息をついているうちに心が軽くなる。
鬱という字の意味を調べると、草木の茂る様、で生命力のあるという意味が第一義。その生命力を閉じ込め、力が発揮できないことを鬱々たる気分と言うようになった。だから無気力な人は鬱にならない。　とかとか…知能指数の低い私は上手くまとめられませんが、ため息はついてはならない。笑顔至上主義。悲しい時辛い時こそ無理して笑えと自分にも子供たちにも言い続けてきた私には目から鱗のお話でした。
感想　：
プラス思考が大事だと宗教家や医学者を始め、色々な分野
の方々が言ってきました。
もちろん私も、物事をプラスに明るく考える事が大事だと思い
ます。　しかし、私の場合は、最悪のパターンも絶えず注意
深く認識しています。　その上でのプラス思考を心掛けます。
悪い事も、事前に認識していれば、人間は強いものです。
それが現実に起こっても、「あっ、そうか。　来たか」と成り
ます。
人間は、想定外の事が急に起こると弱いものです。
心が動揺し、その事象以上の心の傷が後々残る事も有り
ます。

例えば、信じている友人に大金を貸して、夜逃げされた。
貸す時点で、返して貰えない事を想定していれば、貸す金額
も自分の生命線に関わる金額までは貸さないものです。
そして、実際に夜逃げされても、「そうか。」と成ります。
逆に友人が、約束どおり御金を返してくれたなら、その有り
難さに気付けます。
返して貰って当然だと思っていれば、何時かは詐欺に遭う
ものです。
また、自分が普通に歩ける事を考えても同じです。
自身が歩ける事自体に、たまには感謝する心の姿勢がない
と、老後に歩くことが出来なく成る時期も早まるものです。
足腰の普段の鍛錬や無意識の歩く姿勢、靴のケアにも
無頓着になるからです。

結局、この現実界では「死」を受け入れて、常に死を認識し
ている人間ほど強いです。
必ず訪れる死を意識していれば、「今」の有り難さを逆に
噛み締める事が出来ます。　逆に、人生を楽しめるのです。
現代は、自分が死ぬ事を忘れている人間が多いです。
死を忘れると「われ良し」に成り、物事への執着が生じて来
ます。
直に消え去る物事の為に、人を蹴落としたり、他人を傷つけ
る事もしてしまいます。永遠に現実界に居れると錯覚するが
故の執着が生じます。
短い人生なのに、苦しい事や嫌な事から逃げようとして、
未知の解決法を期待して、神仏に祈願したり霊能者を頼った
りする人が多いです。

例え霊能者に目先の細かい事を言い当てられたり、解決した
ところで、その人の残りの人生が改善する事は有りません。
逆に、益々自分に自信が持てなく成り、悪い人生に成るもの
です。
何をするにも自分自身で判断できない、木の葉の様な脆い
人間に成ります。　
これは、神の目から観ると、本当に不幸な人間です。
なんの為に生まれて来たのか？
ただ、貴重な人生を噛み締めもせず、逃げて早く終わらせ様
とする、人生を放棄した人間に神からは観えます。
やはり、本当に寿命も早く縮まるのです。

今の自分の現状に感謝をして、苦も楽も逃げ無いで、ジックリ
と味わう努力をすると、段々と寿命も延びます。
昔から「生き急いでは駄目」だと色々な場面で使われますが、
霊的な深い意味も有るのです。

生かして頂いて　ありがとう御座位ます

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