上図は、南方熊楠(みなかたくまぐす)が宇宙の森羅万象を図形で表現した「熊楠マンダラ」と呼ばれているものです。熊楠は、これを立体図で想像して欲しいと言い残しています。
熊楠は、イ・ロ・ハ・ニ・・・と◯を置いた所を萃点(すいてん)と呼び、コノ世の物事(因果)の「流れが集まる」核となる点だとしました。
特に図の中心に在ります、イ◯の萃点を重要だとしています。
(参考記事:http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/33b4fe1f8920f467127d741f29506490)
(http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/7a3f5ffb8ba09bda4eee712191124b20)
自分が読んだ大英博物館の蔵書のすべてを、汚れた箇所も含めてそのすべてを記憶するほどの熊楠の脳とは、いったいどのようなものなのか?と私は思いました。すると、その時に浮かんで来たのが上図の「熊楠マンダラ」の図でした。
これはまさに、人間の脳の立体図でもあると感じます。
そうしますと、熊楠が一番に重要だと指摘しています「イ」の萃点は、人間の脳の松果体(しょうかたい)に当たると感じました。
人間の松果体は、霊体を幻視する時にも重要なプロジェクター(投影装置)としての機能をすることを私は感じています。
そして問題は、膨大な情報を記憶することが出来た熊楠は、いったい脳のどの部分に記憶したのかを、熊楠マンダラを観ながら私は考えました。
すると、意外な感応を得ました。それは「脳の外側の領域」だったのです。
上図の一番上側の2本の横線であるルとヌの領域に、膨大な記憶データが存在すると感じました。
つまり人間とは、脳ミソ内部に記憶すると思い込みますと、限度・限界を感じる気がしませんか?
そうではなくて、頭上の無限の空間に記憶すると考えるのです。そして、頭上の空間と脳ミソが線で接続するというイメージです。
人間は自分の肉体だけではなくて、周囲の空間も利用しているという発想は、これから新しい発明を生むためには重要なカギに成ると感じます。
私たちも悩むことがあれば、自分の頭の中に溜めずに、頭上に広がる無限の空間に悩みを預けることも参考にしてください。
そして自分の頭の中は、常に空白にしておくのです。
頭(心)を空白にしていれば、良い知恵の方から頭に入って来ると感じます。
頭の中が悩みで一杯ならば、良い知恵も「来る」ことが出来ません。
誰もが頭上の大空という大きな無限の空間を利用することが可能だと感じます。
ただ、初めから使えない、自分には関係ないと思い込んでいるだけなのです。
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