さて、千葉県佐倉市の「DIC川村記念美術館」で垣間見ました昭和の匂いの最後は、南方 熊楠（みなかた くまぐす、1867年 - 1941年）です。
１９カ国の言語を自在に操り、英国の大英博物館の蔵書の大半を暗記（脳内に転写）し、天文学者であり、博物学者、生物学者（特に菌類学）、民俗学者であり、昭和天皇にも愛された粘菌学の世界的権威者でもあります。
その功績は、日本人で初めて世界の権威「ネイチャー」誌に論文が掲載され、生涯で５１本も掲載されるという単独での世界記録保持者でもあることからも分かります。
この展覧会において、南方熊楠が読んだだけで内容を記憶して、自宅で書き写した百科事典類や論文の一部を見て私が一番に驚いたことは、その文字の小ささでした。
＊ とにかく文字が小さくて、文字間隔に乱れが無いこと。
＊ 書き損じを修正した痕跡が見当たらないこと。
まず普通の脳では無いことが分かります。しかも、危険なほどの人智を超えた集中力を感じました。
ある種の、サヴァン症候群（http://goo.gl/EzyL）であったと仮定しますと、熊楠の特異な行動の一面に説明が付くと思います。
脳が活動する領域が、一般人とは違っていたのです。
南方熊楠という御方は、学者としてだけではなく、霊的なエピソードも豊富な人でした。
山に入れば天狗の様に早足で進み、森の精霊と会話をして教えられて珍しい粘菌を発見していました。とにかく霊的な人物だったと感じます。
この熊楠が後半の人生に時間も貯金も使い果たしたのが、神社の保護運動でした。
明治政府は、森林資源の活用や用地獲得のために「一町村に一神社だけを標準として置くこと」という法令を出しました。
そのために地域の手付かずの森林（御神体の聖域）を持つ土着信仰の神社が破壊され始めたのです。
逆に言えば明治の日本には、都会にも森を抱える神社が無数に存在したと言えます。それだけ明治までの日本は、本当に精霊が住む国だったのです。
これに命を懸けて反対したのが南方熊楠でした。熊楠は粘菌を調べる内に、そこに宇宙から隕石に乗って渡来した神の姿と秘密を知ったのだと私は思っています。
このことは、いずれ実証されるでしょう。最近の遺伝子研究の進歩の御蔭で、生命の成り立ちについて色んなことが考察され始めています。隕石に付着した菌により、生物の進化のジャンプが起こったことが具体的に研究されています。
南方熊楠は、まさに紀州の熊野大権現（スサノオ神）の申し子だったと感じます。
明治から昭和に掛けては、このような精霊が受肉したような不思議な人物が実在した時代でした。
ところで、千葉県成田市・台方の麻賀多大権現の森を根城として、大権現様は世界を飛び回っておられます。
アノ世では、今は先に紛争が起こっている最中です。大権現様いわく、
＊ 次のアメリカの大統領は、アジアに対しても、本気で「動く」ということ。新大統領の就任後の半年後に注目。
＊ 今の大統領は、これに既に同意していること（今の大統領は、自分はやりたくない）。
＊ アメリカは、もう既に次の大統領の方針に沿った行動を始めていること。
これがアノ世だけで昇華するのか？コノ世に転写して「来る」のか？
今に生きる私たちに懸かっています。
日本が幸運ならば、無難に泳いで過ぎて行きます。
つまり、幸運を呼べる住民で無ければ生けないということ。
幸運とは、自業自得の反射です。
だから道徳観を持って、正しい生活をして見ましょう。
（防災意識で静観です：http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/c/80f5172aa3f5f2e830961f9cc4ccaa50）
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