原始仏典「釈尊の言葉 ダンマパダ編」の最終巻である第3巻が完成しました。
「柔訳 釈尊の言葉 第3巻」
(https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864901090/isehakusandou-22/ref=as_li_ss_tl)
(2017年7月20日発売)
『ダンマパダ』は、最古の仏典の一つであるとされておりますが、釈尊の死後にかなり経過した後世に仏弟子の法救(ほっぐ)が編集した内容による為に、『法句経』(ほっくきょう)とも言われる経典です。
つまり、釈尊の言葉とは、色々な時代時代に釈尊と縁を持った人々により、再編集がされて経典として世に出て来たものばかりです。
今の日本に、私が「柔訳」(じゅうやく:独自の柔らかい訳)という形で新たに編集をしましたが、その内容が胸を打つ真理に本当に触れていれば、1000年後にもこの柔訳が誰かにより更に訳されているかも知れません、笑。
釈迦が話された当時の言葉は、釈尊の故郷である古代北インドのマガダ地方の釈迦族(太陽信仰族)の東部方言です。それが、パーリ語、古代中国の漢訳へと翻訳がされたと推定されています。
つまり、現存するどの経典も、「幾つもの」言語と異民族の翻訳を経て残って来た訳です。
だから、こうした仏典の経緯を考えますと、釈尊の言葉を今の日本語に独自に解釈することも、特別に変なことでは無いのです。
大切なことは、釈尊の真理の霊流が、その翻訳に有るか無いか、だけなのです。
これを判定するのが読者であり、後世に残るか否かを決めて行きます。
学術的な面ばかりを正確にしましても、その文章に釈尊の本意の霊流が消えていますと、
「つまらない」「心を打つものが無い」
となり、その翻訳は消えて行くことでしょう。
この本は、私の独自解釈の翻訳をしました。
でも、パーリ語の原典の語意、数々の英訳とも比較しながら、出来るだけ本筋を外さずに釈尊の真意・深意・神意を訳したと自負しております。
最終巻の執筆を終えて改めて感じていますことは、釈尊の冷静な視線です。
* 人間が持つ、どうしようも無い・仕方がないサガ(性)の面。
* 人が持つ悲しさ、残念な弱さ。
* 人が持つ寂しい心。
これらから逃げずに、温かくこれを見詰め、
それでも人は大丈夫だと、良い方向に変わることが出来る、
という愛情に釈尊の言葉は満ちていました。
そして、どの言葉の内容にも、
* 誰も、生(性)老病死への体験・苦しみを避けることは出来ないのだよ。
* だからこそ、その中でも笑うことに意味も価値も有る。
という愛情が在りました。
ぜひとも、
柔訳 釈尊の言葉 第1巻
(https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864900302/isehakusandou-22/ref=as_li_ss_tl)
(Kindle版 https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B016PZ62YG/isehakusandou-22/ref=as_li_ss_tl)
柔訳 釈尊の言葉 第2巻
(https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864900418/isehakusandou-22/ref=as_li_ss_tl)
(Kindle版 https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01DND3I90/isehakusandou-22/ref=as_li_ss_tl)
と合わせて3冊を、繰り返し人生の節目に読んで頂ければ幸いです。迷った時の人生の道しるべと成ることを自負しております。
読後に、釈尊の愛情の風を感じて頂きたいと思います。
宜しくお願い致します。
生かして頂いて 有り難う御座います
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