感じるままに・・大人の独り言

日頃感じる事や、国内外の行く先々の美味しいグルメや観光スポットを独自の目線と本音で発信して行きたいです。

「平安神宮の桜🌸」〜平安時代の貴族のお姫様の様な垂れ桜が見れる、京都でも屈指の桜の名所

2017-04-23 21:37:00 | オススメの神社仏閣
京都での滞在4日目の4月9日の日曜には主人も京都入りし、息子は行かないと言うので、二人で平安神宮にお花見に行く事にした🎵平安神宮までは市バス一本で到着(^^)d


1895(明治28)年に、平安遷都1100年を記念して創建されたのが平安神宮。
明治維新により衰退した京都の町おこし事業の集大成として建設されたらしい。
御祭神には、平安遷都を行った第50代天皇の桓武天皇と、平安京で過ごした最後の天皇・第121代天皇の孝明天皇が祀られている。

そして、今回のお目当ては、明治時代の代表的な日本庭園として広く内外に知られている平安神宮神苑(^^)d
朱と緑が鮮やかなご社殿を取り囲むように東・中・西・南の四つの庭からなっていて、約300本もの桜の木が植樹されている。中でも八重紅垂れ桜が、美しく咲き誇っている事で有名だ🌸
八重紅垂れ桜はこちら↓


平安神宮の玄関の応天門(神門)は、平安神宮にある国の重要文化財。神社入り口の二層桜門で、匂欄を設けた丹塗の華麗な建造物。こちら↓


平安神宮の全貌が見える案内板がこちら↓


応天門を潜ると、広大な石庭が目の前に現れ、大極殿が遠くに見える。↓


大極殿の左側の様子↓


平安神宮・大極殿も重要文化財で、正面の長さが30mもあるそうだ。こちら↓


大極殿で参拝を済ませた後、いよいよ神苑へ。神苑に入るのは、大人で600円の入苑料がいるのだけど、チケット売り場はスゴい行列が出来ていた( ̄▽ ̄;)
こんな感じ↓


去年の夏に、ママ友のサッチャンと平安神宮近くの細見美術館に「伊藤若沖展」を観に来た際にもここまでは来たのだけど、時間が無かったのと余りにもの暑さで「平安神宮神苑」の中に入る事は諦めた経緯がある、、(^^;
なので、今回は桜を見る為の少しぐらいの行列は我慢我慢だ(;´∀`)

10分程並んでチケットを購入したら、今度は神苑に入るのも行列が出来ていた( ̄▽ ̄;)


神苑の中に入るとすぐに南神苑の満開の垂れ桜が次々に現れる🌸
後は、写真でご覧頂きたい👍



とにかく色鮮やかなピンクの垂れ桜の美しいこと(*^▽^*)
しっかりとお手入れされて上品に咲き誇っている様子は、まるで大事に育てられた平安貴族のお姫様の様である🌸


神苑の案内板がこちら↓




南神苑はとにかく桜の苑と言う感じで、ピンクの垂れ桜が至る所に咲き乱れている(*^^*)


京都屈指の桜の名所と言われるだけあって、ため息が出るくらいの美しさなのだ💕


神苑内もこの通りの人、人、人でスゴい混雑していたが、皆余りにもの美しさに無言で写真を撮りまくっていた。


途中の片隅に電車が置かれていてビックリしてしまった(^^;こちら↓


この「チンチン電車」は、平安神宮の創建と同じ明治28年、平安遷都1100年を記念して京都市内に敷設された、日本で初めての電車との事。その縁の深さから、廃止になった年からこの一隅に展示されているのだそうだ。

電車を通りすぎても、まだまだ垂れ桜の競演が続いて行く🌸


上を見上げながら、桜のトンネルを潜り抜けていく感じで、本当にワクワクの連続だ🎵








垂れ桜のワンマンショーが終わりを告げ南神苑の次にあるのが、西神苑。


この神苑は、花菖蒲や睡蓮の池として有名らしく、その季節に訪れると素晴らしい景観になるそうだ。今回は季節外れと言う事で、見れなくて残念(;_;)
でも、沢山の鯉がすぐ側までやって来てくれた💕




西神苑から小川沿いに鬱蒼とした林間を抜けると中神苑となり、一瞬に視界が開け、蒼龍池の風景が広がる。こちら↓



臥龍池に浮かぶ珊瑚島までは「臥龍橋(ガリュウキョウ)」と称する飛び石が配置され、周囲には杜若(カキツバタ)が群生しているらしい。 こちらも残念ながら、お花を楽しめるのはもう少し先になりそうだ(^^;


臥龍橋はこちら↓


臥龍橋から見える風景↓


臥龍橋は、天正年間に豊臣秀吉によって造営された三条大橋と五条大橋の橋脚が用いられているとの事。この橋を渡る人には、「龍の背にのって池に映る空の雲間を舞うかのような気分を味わっていただく」という小川治兵衛の作庭の意図が織り込まれているそうで、ワクワクするスリルと興奮を味わいながら飛び石渡りを楽しめる👍

更に歩いて行くと、最後の東神苑へと続いて行く。




遠くに見える東神苑がこちら↓


東神苑には、栖鳳池の辺に建つ尚美館や泰平閣(橋殿)越しに、東山連山の一つである華頂山を借景とした雄大な眺めが広がっている。


ここからは暫くの間、垂れ桜と池の景観を味わいながら歩いて行ける🎵


泰平閣がこちら↓


対岸にある神苑出口には、この橋を渡って行く。


橋の途中から見える風景↓


神苑内を一周するには30分くらいかかったが、見事な垂れ桜や池を囲む美しい風景を楽しみながら歩けるので、極上のひとときを過ごす事が出来た(^^)d

花菖蒲の季節もきっと素敵だろうが、是非この神苑に来る機会があるなら、桜の季節がオススメだと自信を持って言えるくらい素晴らしい名所であるのは間違いない👍

心を満たされ、桜に酔いしれながら神苑を出た私達🎵出口付近の満開となった桜↓


御朱印所に行く前に、主人が大極殿を背景に記念写真を撮りたいと言うので、「はい、はい、撮るよ、カシャッ👀📷✨」と、適当にスマホのシャッターを押すと、「なんでユキコさんはそうやってテキトーに押すかなぁ( ̄0 ̄;)、ほらァ、目閉じてるじゃない(;>_<;)」とダメ出しするので、「だってぇ、眼鏡(シニアグラス💨)かけてないから、目が開いてるのか閉じてるのかわかんないんだもん、、💨分かった、分かった、もう一回撮るからァ〜( ̄0 ̄;)」と、主人をなだめてると、その横を見た事あるお顔の男性が通り過ぎて行った。

「アッ、宮本亜門だ‼️」と、ポーズを取ってる主人を撮り直すのも忘れて、そのまま置き去りにし、宮本亜門の後ろを追っかける私(^o^;)


宮本亜門はマネージャーらしき男性とお忍びでお花見に来てたみたいで、何とか一緒に写真が撮れないもんかとソロリソロリと追っかけてみたものの、あっという間に人混みに紛れてしまい、見失ってしまった、、(;_;)

せめて後ろ姿でも写真に収めておけば良かったと後悔してるのだけど、何だか不審者のオバサンと思われるのもナァと迷ってる内にシヤッターチャンスを逃してしまったのだ、、( ̄▽ ̄;)

宮本亜門は小柄だけど、端正なお顔立ちで若々しく、メチャカッコ良かった💕

置き去りにされ呆れ果てた主人の元に戻り、最後のミッションである御朱印所に向かうと、こちらもスゴい行列だった(((^^;)


平安神宮の御朱印はこちら↓


しなやかな感じが平安神宮のイメージにピッタリだ🎵

京都での3泊4日のお花見三昧はこの日で終了となったが、個人的にはやはり平安神宮の桜が一番見応えがあって素晴らしかったな(*^^*)

息子のお陰で京都の名所巡りを堪能出来て、本当にありがたい(*^▽^*)

息子が在学中のあと2年、京都の桜の名所を制覇するぞ〜(^^)d


「平安神宮」
京都市左京区岡崎西天王町97
TEL:075-761-0221 

円山公園の「祇園の垂れ桜🌸」〜夜桜編

2017-04-21 23:00:00 | 観光・オススメスポット(京都、他県)
八坂神社すぐ横の「二軒茶屋」で美味しいあんみつを楽しんだ後、再び「祇園の垂れ桜」を見に、南桜門から八坂神社境内に入って行く。神社の中もお昼間に見た感じとは違う幻想的な雰囲気が溢れていた。




こちらは帰りに通った四条通りから見た八坂神社の様子↓


四条通りと祇園の様子↓


境内を横切り円山公園に向かって歩いて行くと、日中に見た景色とはひと味も二味も違う表情の満開の桜達が目の前に現れ始めた🌸


そして、遠くの暗闇にライトアップされ一際目立つ大きな垂れ桜が浮かび上がって来た。吸い寄せられる様に垂れ桜に向かって行くと、夜の「祇園の垂れ桜」は妖しい魅力で溢れ、まるで生きている女性の様に思える艶かしさが、お昼間よりも更にパワーアップしていた。こちら↓


見る角度によっても全然違う様に思える「祇園の垂れ桜」。


妻子ある与謝野鉄幹を情熱的に愛した与謝野晶子もこの時期、この「祇園の垂れ桜」を見上げながら恋に身を焦がしていたのだろうか。

私が子供の頃に流れてたCMで、何のCMだったのかは覚えていないが、与謝野晶子の短歌をしっとりとしたメロディにのせて歌っていたものがあった。その時の短歌が与謝野晶子の代表作とも言える、

" 柔肌の 熱き血潮に 触れもみで
寂しからずや 道を説く君 "

(与謝野晶子 『みだれ髪』より)

だった。子供心に「これってスゴい歌なんじゃないか、、(・・;)」と衝撃を受けたのを覚えている。それ以来、与謝野晶子に興味を持って、彼女の短歌や生涯についての書籍を読み漁った時期がある。そう言えば、短大の卒論のテーマも与謝野晶子だった(^^;


この短歌の解釈は、
“理性で止めようのない、貴方を欲している私の体。
 その体を前に、これからの文学や短歌のありようを真剣に語る貴方。
 貴方は、私の体を抱きしめなくても、寂しくないのですか。”みたいな感じらしいが、「サラダ記念日」で一躍有名になった現代の歌人、俵万智は、与謝野晶子の短歌を現代風にこんな感じで詠っている。

" 燃える肌を抱くこともなく人生を語り続けて寂しくないの "

俵万智風に、口語的な短歌にして詠んだとしても、艶かしくてドキドキしてしまう事には変わらない(^^;

この衝撃度に匹敵する短歌で思い出すのが、私が以前記事にした河野小百合女史が詠った「私をジャムにしたなら」だ🎵

いつの世にも、「祇園の垂れ桜」の様な情熱的で恋の炎やフェロモンを惜し気もなく出せる女性が存在するのだ(^_^;)

私は" 女性 "を売り物にする女性は好きではないが、これだけ" 女性 "である事を武器にして、誇らしげに能動的に女性に徹する事ができるなんて、ある意味女性である事に甘えて受動的な私からすると羨ましくさえ思ってしまう。

与謝野晶子は又、反戦を公に口に出来なかった時代に、

「あぁ弟よ、君を泣く 君死にたまふことなかれ 」

と、日露戦争旅順攻囲戦に従軍した弟に向けて詠った事でも有名だ。個人的にはこの歌も、自分の正直な溢れ出る想いとして詠った与謝野晶子も大好きで、尊敬さえしている。


与謝野晶子と鉄幹の恋は、実質的には不倫であったけれど、今巷で世間を賑わしている" ゲス不倫 "なんかではなく、弟に向けて詠んだ時の様に、自分の身を呈してでも真剣に愛した上での不倫と言う形だったんじゃないかと思う。彼女の恋は、きっと真っ直ぐで全身全霊の恋だったのだろう。

与謝野晶子しかり、河野小百合しかり、「祇園の垂れ桜」の様な妖艶さは私にはないけれど、「祇園の垂れ桜」に限らず夜桜の下にいたとして、「君と僕と桜だけだよ…」なんて耳元で囁かれたとしたら、、、惑わされても構わない
と思ってしまうかもしれない。
夜の桜はそれ程までに、妖しく美しい魔力で溢れてる。



「NIKENCHAYA CAFE(二軒茶屋カフェ)」〜八坂神社の表参道にある老舗料亭のカフェ☕

2017-04-19 22:33:00 | グルメ・カフェ(京都、他県)
円山公園で満開の桜を楽しんだ後、ライトアップまでの待ち時間を過ごす為、八坂神社の南桜門と隣接している「二軒茶屋」で一休みする事に👍
「二軒茶屋」はこちら↓


八坂神社の南桜門がこちら↓本当に、八坂神社の目と鼻の先にお店を構えている。


二軒茶屋は創業480余の豆腐田楽発祥の老舗茶屋だそうで、お店の前の看板には豆腐田楽の写真がスイーツの写真のトップに大きく掲載されていた↓


カフェに入って行くと、人気のお店らしく満席だった(^^;

私の前に入ったオジサマ達3人はお急ぎだったのか、一階のショップの片隅に急遽臨時のテーブルを置いて貰って仲良くコーヒーを味わっていた🎵

今まで色んなカフェに訪れたけど、オバサマ3人組はよく見かけるけど、オジサマ3人組って言うパターンは初めてお目にかかった様な気がする、、(^o^;)

昔、日曜劇場で田村正和主演の「カミサンの悪口」って言う大好きだったドラマがあって、田村正和始め橋爪功、角野卓造の3人のオジサマ達が織り成す人間模様がメチャ面白くて、結構ハマってたもんだ👍

オジサマ達が3人で仲良く行動してるのも、ほのぼのしてて良いなぁなんて思いながら見ていた(*^^*)
一階の入り口はこんな感じ↓


お菓子の他にも京都らしいグッズも売っていて、順番待ちしながら楽しませて貰った🎵


カフェの入り口がこちら↓


暫くすると、2階席まで案内された。店内の2階はこんな感じ↓


細長い店内には数組のお客様がいてスイーツを楽しんでいた。オーダーをしてから運ばれてくるまでの間、暫し人間ウォッチングを楽しんでしまった私(*^^*)

階段近くの席には夫婦らしきカップルが2組仲良く会話とスイーツを楽しんでいた。

私の右側の席には若い女の子2人と男の子が1人の3人で、両手に花だけど只のお友達と言う感じ(^^)d
最近巷でよくあるパターンらしい。

左側の席には大学生くらいの男の子とお母さんの親子らしきカップルがいて、男の子は雑誌に載っていて私が目を付けていたパフェを言葉少なげに黙々と食べていた(^^;

息子と同じくらいの男の子でも、お母さんと一緒にスイーツ食べに付き合ってくれる子もいるんだ〜、良いなぁなんて思ってしまった(^_^;)
うちの息子なんて、どれだけ誘っても断固拒否するのにナァ、、

私はと言うと、隣の男の子が食べていたパフェを食べたかったが、カロリーを考えると先日の甘いもの控える宣言をしたこともあり、グッと堪えて「あんみつ」にした(^^;こちら↓


あんまり変わんないじゃん💨なんて思われそうだけど、寒天が殆どなのでパフェに比べたら大したことないのだ(;´∀`)

「あんみつ」は950円で、あっさりしてて美味しかった👍
他のメニューはこちら↓


お一人様だったのは私だけで、薄暗くなるのを待ちながらのんびりと時間をかけて頂いてたので、満席だった2階席も最後は私一人の貸切状態になっていた(^^;

考えてみると、こんなにバラエティーに富んだお客が来ているカフェは珍しく、ロケーションもさることながら、メニューや雰囲気が万人受けし、来易いお店なのかもしれないと感じた。

ゆったりとした時間を時を忘れて過ごすのは京都ならではだし、こう言う時間を持つのもたまには必要だわと思いながら、ライトアップされた「祇園の垂れ桜」を拝みに、再び八坂神社へとお店を後にした。


二軒茶屋
京都市東山区祇園町 八坂神社鳥居内
Tel : 075-561-0016
営業時間 : 11:00〜20:00(19:00ラストオーダー)
定休日 : 水曜日

与謝野晶子も愛した円山公園の「祇園の垂れ桜🌸」〜日中編

2017-04-17 22:39:00 | 観光・オススメスポット(京都、他県)
京都滞在3日目の4月8日の日も、お天気は雨が降ったり止んだりのすっきりしない1日だった。そんな空模様だったこともあり、この日もお出掛けは夕方からすることにした。

そして何処の桜を見に行こうか散々迷って、前日の7日に清水寺の帰りに寄ろうと思っていて行けなかった円山公園の桜を見に行く事に(^^;

円山公園は、清水寺から八坂神社、知恩院と続く散策コースの途中にある公園で、京都の桜の名所としても名高い公園である。
園内には、ソメイヨシノ、山桜、ヤエシダザクラ等約680本が植樹されているそうだ。

丁度2年前にバスツアーでお花見に来た時のコースにも円山公園がセットになっていたのだけど、その年の桜は開花が早く見頃も過ぎていて、既に散りかけている残念な状態だった(/_;)/~~

だから、今回はどうしてもその時のリベンジで満開の桜を見たかったのだ(^o^;)

息子のマンションから市バスに乗って祇園で降りた私は、八坂神社の正門からではなく、満開の桜に吸い寄せられる様に左側の公園の入り口から入って行った。
満開の桜で一杯の公園の様子↓


2年前もそうだったが、「お天気が良ければなぁ、、晴れ女返上しなきゃいけないかも、、(・・;)」なんて嘆きながら公園内に向かって歩いて行くと、屋台も沢山出ていて、雨にも関わらずスゴい人出だった。


桜並木を楽しみながら歩いて行った先に、一際スゴい黒山の人だかりがあるのが見えて来て、そこにあったのが、かの有名な「祇園の垂れ桜」だった🌸こちら↓


小高い丘の上に見事に咲き誇っている「祇園の垂れ桜」。明治から大正にかけて活躍した歌人・与謝野晶子も愛したと言われているだけあって、他の桜にはない独特の存在感とオーラを醸し出している。

高台寺の垂れ桜が上品で貴婦人の様なイメージだとしたら、こちらの垂れ桜は艶かしくて妖艶な椿姫の様なイメージがした。


暫しこの素晴らしい垂れ桜を見上げて時間を忘れて過ごした私は、ライトアップされた後にこの「祇園の垂れ桜」がどの様に変わるのかを絶対に見なきゃ(^^)dと、再び来る事を決意し、心が掻き立てられる様な気持ちのままその場を離れた。

奥に向かって更に歩いて行くと、敷地内は満開の桜の競演と言って良いくらい、誇らしげに咲く桜で一杯だった💕


坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像もあった↓




ここの桜は一本一本が違う表情をしていて、まるで人の魂が宿っている様な艶かしい色気を感じた。


園内の桜を見ていると、何故か" はんなり "と言う形容詞が私の頭の中に浮かんで来た。
京都の町並みが、桜自体にも魂を宿らせ人格化させてしまう様に思える。

京都の桜が格別で素晴らしいのは、そのせいかもしれないと思わずにいられなかった。


与謝野晶子の歌にこんな歌がある。

" 清水へ 祇園をよぎる 桜月夜 こよひ逢う人 みな美しき "

桜の朧月夜、清水へ行こうと祇園をよぎって行くと月も桜も美しい。私の心が浮き立っているせいか行き逢う人がみな美しく見えた。

与謝野鉄幹に恋している気持ちが桜の美しさに助長され、目に入る全てが美しいと心踊る様な恋心を詠んだものだろう。

桜を見ているといつも惑わされそうになってしまうのだけど、円山公園の桜は更に一層その効果が強い様に思ってしまうのは、私だけだろうか。

お昼間に円山公園で撮った写真の中でも一番好きな写真がこちら↓


インスタグラムに投稿したら、フォロワーが急増した(^o^;)

公園内を一通り見て回った後、日が落ちてからライトアップされた「祇園の垂れ桜」をもう一度見に来るべく、それまでの時間、ガイドブックで目星をつけておいたこの近くの「二軒茶屋」に行くことにした👍
次回に続く。


ライトアップされた清水寺で夜桜を堪能🌸

2017-04-16 22:18:00 | オススメの神社仏閣
4月7日、高台寺の垂れ桜を楽しんで、「SLOW JET COFFEE 高台寺」でお茶した後、夜桜を見に清水寺に向かった👍

カフェを出て、裏側から二年坂、三年坂へ。こちらには一年半前にバスツアーで来た時に、みたらしを食べたりして散策を楽しんだ思い出がある。この時は丁度女優の本上まなみがロケ中の場面に出くわして、最初気付かなかった私は、しっかりロケを邪魔してしまってヒンシュクものだった(^o^;)
その時の写真がこちら↓


ナチュラルな雰囲気の綺麗な女優さんだった🎵
二年坂、三年坂は、清水寺付近でも個人的に一番好きなスポットだ。
二年坂は三年坂と共に清水参拝道として作られたもので、坂と家並みが折り重なって続いていく美しい風景は、重要伝統的建造物群保存地区として指定されているそうだ。
伊勢神宮のおはらい町やおかげ横丁は、ここを参考に作られたのかなと思ってしまった。

三年坂は" 産寧坂 "とも言われていて、清水寺にある子安観音へ「お産が寧らか(やすらか)
であります様に」と祈願する為に登る坂であることからそう呼ばれているらしい。

又一方で、三年坂(二年坂)で転ぶと三年(二年)以内に死ぬと言う言い伝えもあるみたいだから、転ばないように気を付けたい(((^^;)

この日は6時を回っていたので、こんな感じだった↓


道沿いの垂れ桜も満開で綺麗だった🌸左手にあるのが、「イノダコーヒー」。いつか行ってみたいカフェのひとつ(^^)d


清水寺に向かって左側に、こんなに綺麗な桜並木を発見👍




二年坂から三年坂をどんどん進んで行く。






三年坂を登り詰めると清水坂に交わり、清水坂を登り詰めた突き当たりに、「清水寺」がある。

清水寺は今から約1200年前に、平安遷都より古い奈良時代末の778年に創建されている。
清水寺の名称の由来となった清水が、現在でも「音羽の滝」の名水として観光客に親しまれているらしい。

清水寺の入り口となる仁王門がこちら↓


仁王門前のライトアップされた桜の様子がこちら↓


仁王門から境内に入って行くとすぐにあるのが「三重の塔(重要文化財)」で、高さ30m弱は、三重の塔では日本最大級の高さとのこと。こちら↓


この三重の塔は、遠くからもひときわ目立っていて綺麗だった👍

本堂までにあるのが、「随求堂(ずいぐどう)」。堂下は随求菩薩の胎内に見立てた真っ暗な空間を大数珠を頼りにお詣りする「胎内めぐり」も有料で体験できる。


「胎内めぐり」はパスして、本堂を目指して歩いて行く。次に見えて来るのが、重要文化財の「開山堂(田村堂)」↓


後方に見える三重の塔↓


漸く本堂が見えて来た。本堂の入り口がこちら↓




清水寺の一番の見所の「清水の舞台」がある本堂(国宝)。崖下からの高さは18mあり、舞台からは京都市内が一望できる。こんな感じ↓


夜景としても最高の眺めだったけれど、お昼間の眺めは圧巻だろう。よく、ものの例えで「清水の舞台から飛び降りるつもりで、、」と、思いきった事をする時に使われる表現があるが、人生エイッとばかりに決断をしなくてはいけない場面においては、この清水の舞台からの景色を見ながら覚悟を決めると言うのも一理あるのかもと納得の行く眺めだった👍

桜の咲くこの時期は更に効果ありそうだ。人生、一生に一度くらいは桜の如し、見事に花開かせてみたいと思うものね🎵

本堂の中を抜けていく廊下がこちら↓途中には御朱印所もある。


本堂から音羽の滝までの様子↓




ゆっくり回りたいところだったが、パンプスで歩き回ったせいかマメが出来てしまって、痛くてとにかく早く帰りたいと足早に境内を一周した感じだった(^^;


音羽の滝近くまで来ると、本堂や三重の塔が見えてくる。


暗くてよく分からないと思うが、「音羽の滝」がこちら↓


音羽の滝付近の様子↓


ライトアップされた中で見る夜桜は、妖しい魅力で溢れている。




十一重石層塔がこちら↓


三重の塔はやはり美しい(*^^*)


清水寺の境内の中に参観したのは、小学校の修学旅行の時以来だ。
ライトアップされた清水寺も桜も美しかったが、やはりお昼間にゆっくり見てみたいと思った。
残念ながら、清水寺は境内のお堂の修復工事に入ってしまっている為、外観の美しさが半減してしまってはいるものの、今度は紅葉の時期のお昼間に来たいと思う(^^)d

清水寺の御朱印がこちら↓


「清水寺」
京都市東山区清水一丁目
Tel : 075-551-1234