74年前の4月30日、ドイツではヒトラーが
自決した日である。28日にはイタリアのム
ッソリーニがパルチザンによって処刑され
た。
ドイツは1週間後に降伏。
映画「ヒトラー ~最期の12日間~」をぜひ
見ていただきたい。
全世界で6000万人ともいわれる途方もない
人命が失われたWWⅡ
その激動の時代が終結する歴史的出来事が
続いた4月~5月。
同じ独裁国であった日本は・・・
2月14日 近衛上奏文、ヤルタ会談
3月10日 東京大空襲
3月26日 沖縄戦開始~6月23日終了
7月14日 北海道空襲
8月6日 広島へ原爆
8月9日 長崎げ原爆
8月15日 終戦
独裁国家として、世界戦争の発火点となった
日独伊の三か国のうち、二か国が降伏してか
ら、3か月半も日本は何をしていたのか?
さらに「敗戦必至」の近衛上奏文から6か月
間も日本の政府は何をしていたのか。
この時のキーワードは「国体護持」。
この間、日本国民は次から次へと多くの命を
失っていった。
新聞をはじめとしたマスコミは「大本営発表」
で「一色」の報道が続いていた。
そして今。
日本のマスコミは異常なまでの「元号」報道。
74年前は、批判記事を書けば逮捕・投獄とい
う弾圧があったが、今はもっと自由なのでは
ないのか。
ジャーナリズムとは何か。
今一度、歴史も踏まえ、考える機会にしたい。