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反対集会(17日午前11時~)
22日から10日間、矢臼別演習場で沖縄米海兵隊の射撃訓練がはじまる。(昨年は新型コロナ感染拡大で中止となった)
その反対集会が国際交流センターイベント広場で開かれた。
そして久しぶりに北大通をでも行進した。
(右が石川明美)
米海兵隊員500名、りゅう弾砲12門、車両100台が矢臼別演習場に次々と入っている。この輸送は港湾大手の上組(かみぐみ)が行い、費用は3億5000万円、日本の税金だ。
今回で19回目だ。政府は「固定はしない」と言い続けているが、まさに訓練の固定化だ。
私たちの税金を使って米軍の訓練を行う。その海兵隊は中東に派遣され、実際に参戦している。
日本の防衛とは無縁ではないか。
集会での報告にもあったが、米軍と自衛隊の一体化はすさまじい勢いで進んでいる。
今年の8月の矢臼別演習場では、ミサイル部隊の共同訓練が行われているが、米軍の指揮・命令で自衛隊がミサイルを撃っているぼではないか。
まさに集団的自衛権の行使そのものだ。
「軍事には軍事を」
安倍・菅政権の9年間で、異常な軍備増強がすすんでいる。
「日本の防衛」といえば、すべてが容認される風潮がまん延している。そして「嫌韓兼中」の喧伝だ。
戦前の民族蔑視が、現代によみがえっている。
蔑視と憎しみの増幅こそ危険な戦争準備だ。
軍拡の行きつく先は・・・国連憲章の前文を読んでほしい。
戦争は人類の「病」だ。
自民・公明、維新には「平和へのアプローチ」がまったくない。
それどころか、安保法制、秘密保護法、共謀罪、そして土地利用規制法と矢継ぎ早に「米軍と戦争できる日本」が実現しつつある。
市民と野党共闘の出発点である「安保法制の廃止」。
戦争への流れをストップさせるためにも、「政権交代」が必要だ。
いよいよ明日から衆議院選挙が始まる。
それにしても日本共産党へのフェイクニュースがひどい。
党首が堂々と「共産党は天皇を憲法違反」と発言したり、「民主主義に共産主義が入ってくる」といったワイロ政治家が。
恥ずかしいとしか言いようがない。
追記
18日までに、釧路空港を利用して海兵隊員が矢臼別演習場に入り、りゅう弾砲は釧路港に陸揚げされた。
今回は「大隊」規模で行われる。
砲兵隊に所属している高機動ロケット砲システム(ハイマース)は参加しているのだろうか。まだわからない。