盾と矛の戦いは永遠に続く。
その一つにミサイルが。
弾道兵器は軌道が単純なので、途中で変更するものが登場。さらに極超音速ミサイルも軌道をさまざまに変えるものが登場した。これではまったく迎撃できない。それでは発射する前に敵基地をピンポイントで攻撃する。
まさにイタチごっこだ。
岸田首相の「敵基地攻撃能力」は全面戦争そのものだ。
自公や維新の政治家の「おろかさ」が際立っている。
軍事だけではなく、ネットも「盾と矛」のたたかいがつづいている。
デジタルフォレンジックもその有効性が発揮されている。
しかし、こんどは「アンチフォレンジック」だ。
メモリー上に痕跡を残さないマルウェアが登場してきた。
当初はデーターを盗んだ後、自らのプログラムを消去するものがでてきたが、アクセス記録などが残っていた。
ところが、いまやアクセス記録も、消去したメモリーの上書きも、マルウェア本体も消去していくマルウェアが登場しているという。できるだけ痕跡を残さない。これではフォレンジックも難しくなる。
まさに「盾と矛」の関係だ。
政府は、マイナンバーカードを何が何でも普及させようと、ばく大な国家予算を投入しようとしている。
釧路市も支所を廃止して、コンビニのパソコン端末に任せようとしている。
政府の「スーパーシティ構想」をどんどん進めていけば、行政へのアクセスの多くがネットになってしまう。
ネットは安全ではない。個人情報、プライバシーがどんどん流出している現状を直視すべきだ。
「効率一辺倒」ではなく、立ち止まる勇気も必要ではないか。