安倍晋三後援会の「桜を見る会前夜祭」で、
一躍クローズアップされたホテルニューオー
タニは、パーティを開く場合、規約で30日
前に「見積総額」を払うように決めていた。
同ホテルで900人のレセプションを開いた
都内の事業所は、前払いを求められ、終了
後は不足分の追加請求もされたと。
(19日付しんぶん赤旗より)
会費5千円で800人、どのような見積書を
つくったのか?
「食事代」という5千円のホテル側の領収
書が今日の朝日新聞に掲載されている。確
かにどこにも安倍晋三後援会の名がない。
しかし、ホテル側の名称は「安倍晋三後援
会桜を見る会前夜祭」となっている。
そして5千円では絶対に開催できないパー
ティをどう説明するのか。
安倍首相の説明では、安倍後援会の収支に
は、いっさい関わっていないと断言した。
では、誰が主催者なのか?
ホテルが主催したなら、ホテルの「利益供
与」になってしまう。
どっちにころんでも罪が問われる。
「桜を見る会」の問題は、公的行事を安倍
晋三後援会の行事にしてしまったことだ。
この「私物化」を問題にしているのだ。
日本共産党の田村智子質問は、「桜を見る
会」そのものを問題にしてはいない。なぜ
安倍首相になって、予算の何倍もの「会」
を開いたのか。参加者の激増のなかに、安
倍後援会員がバス17台もチャーターし、
大量に入園しているのを質問している。
要は公的行事の「私物化」を問題にしてい
るのだ。
安倍首相は、証拠も示さず「関係ない」
「かかわっていない」としらを切りながら
名簿など証拠を廃棄している。
森友・加計問題と同じパターンを繰り返す
同じ構図が展開されている。
田村智子参議院議員が最後に指摘した「モ
ラルハザード」そのものだ。
今日のニュースでは、自民党は安倍首相を
入れた予算委員会の開催を拒否した。
よっぽど後ろめたいのであろう。
森友・加計学園のように、新たな犠牲者が
出ないようにしなければ。
追記
野党の追及チームが省庁へのヒアリングを
行ったところ、廃棄した名簿は「安倍首相
推薦人」であることが判明した。
また、ツアー会社はホテルとの宿泊や前夜
祭の料理、値段の交渉について、「当社で
は関与しておりません」と回答した。
いよいよ安倍首相本人に語ってもらわなけ
れば疑惑解明にならない。