12月31日のしんぶん赤旗は、1年間の各地の、各分野での運動、国民のたたかいをまとめている。読みごたえがある。
トップはNEC子会社の不当解雇の全面勝利、そして日本航空(JAL)の不当解雇撤回闘争だ。
会社側と協定書・合意書を締結した。
残りの現職復帰を求めるたたかいは継続中。
アスベスト被害も、国と原告の基本合意を受けて、各地で和解が進んでいる。
労働三権、いわゆる「団結権」「団体交渉権」「団体行動権」は、自由と民主主義にとってかかせないものであり、日本国憲法や法律になっているが、これはさまざまな妨害、弾圧をはねのけて取り組まなければならない厳しい「たたかい」が必要だ。
引き続き、5ページには「職場のたたかい2022」として。
働く者の権利は、まだまだ発展途上国だ。油断をすればすぐ後退させられる。
自民・公明政権が進めてきた「非正規雇用」の拡大。それが2023年には、非正規雇用の大量解雇として迫っている。
理研の大量解雇が「科学技術立国」を脅かすとともに、研究者・技術者を目指す若者の夢さえ奪うだろう。
見開きの6~7ページは、平和と自由をもとめる世界各国のたたかいを特集している。
これを見ると2023年は、困難ではあるが未来もある。
その流れにわが身をのせていく。
若い人たちに、ぜひ「羅針盤」をもった生き方、人生を一緒に歩んでいこうと。