いっせいの林道歳時記

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2022ベストセレクション 9月~12月

2023-01-01 17:38:05 | 写真

新年あけましておめでとうございます。

今年も「いっせいの林道歳時記」をよろしくお願いいたします。

2022.09.18 宇都宮谷津田キバナコスモス畑のオオスカシバ
OM SYSTEM OM-1
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO+Teleconverter MC-14
Mマニュアルモード
絞り f/4.0(解放)
シャッタースピード 1/3200
ISO感度 4000
焦点距離 210mm(望遠端)

9月はオペの負荷でほぼ療養モードとなっていた。そして満を持してニューウェポンのOM-1を購入! OLYMPUS(今ではOM SYSTEM)ではハイエンドの機種になる。購入は300㎜F/4.0でお世話になったカメラのキタムラに注文。本体245,520円、バッテリー一個追加9,900円、ガラスコーティング3,850円、5年保証12,276円合計271,546円の買い物となった。canonやNikon、SONYなどのハイエンドだと100万を超える機種もあるがマイクロフォーサーズの世界なら現実的な価格で求められる。撮れ高のパフォーマンスに満足できるか我慢できるかそれぞれ個人の価値観もあるのでバイクや車の世界と同じになってくるね。今までメイン機のOM-Dもちゃんと撮れる良いカメラでまだパフォーマンスのすべてと使い切った訳ではないしまだ2年しか使って無くOLYMPUSのメンテナンスパック期間中でもある。それでも急いでOM-1を買ってしまった理由は「鳥認識AF」これに尽きる!被写体認識AIが野鳥の姿や目を認識してAFが追いかけてく凄い機能だ!「モータースポーツAF」もあってフォーミュラカーやバイクなどのマシンも追う機能もある。それと耐ISO感度レベルが飛躍的に向上して暗い森の中の野鳥撮影のノイズの悩みは一気に解消するレベルだと言う。

さてフィールドに出てそのパフォーマンスを試してみた。宇都宮美術館のある里山丘陵にあるキバナコスモス畑は自然豊かで被写体になる昆虫も多い。筆者の好みはこのオオスカシバ。何しろ高速で羽ばたくので肉眼でも翼がどうなってるかよく見えない。「翼を止めたい」と思うのはカメラマンの本能である。新機能の高速連写SH2は一秒で50コマ撮れるのである。果たして1/3200秒で翼は止まった!その替わりISO感度は4000まで上げた。そうしないとこのように撮れない。AFはオオスカシバの目に会わせたかったが触角にいっている。ちなみこの画はFacebookのOLYMPUS愛好会で「いいね!」を三桁獲得できた作品である。これで調子に乗ってますますのめり込んでいくのだ

2022.10.02 戦場ヶ原 ノビタキ
OM SYSTEM OM-1
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO+Teleconverter MC-20
Mマニュアルモード
絞り f/8.0(解放)
シャッタースピード 1/1600
ISO感度 2000
焦点距離 600mm(望遠端)

草紅葉たけなわの戦場ヶ原 渡りも近づきノビタキ撮影も終盤になる 行って解かったがこの時季こちらに来る冬鳥も渡ってくるので多様な種の野鳥が交錯するのだ 中でもノゴマを狙うベテランカメラマンが入っていて三脚を並べている。何度も言うが戦場ヶ原は三脚は御法度だ。残念ながら年配のカメラマン達がルールを守れず椅子にすわり木道を占拠しているのが現実だ… 気を取り直して戦場ヶ原の草原の灌木に留まっている個体を見つける。やはり距離がありテレコン2倍の600mmで画角に入れる。鳥認識AFのおかげでピントはノビタキの目に行っている。だがさすがに遠く解像度は足りない。オリンパス機材の限界が解かってきた。

2022.10.02 小田代ヶ原 草紅葉 グラデーション
OM SYSTEM OM-1
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
Mマニュアルモード
絞り f/4.0(解放)
シャッタースピード 1/640
ISO感度 250
焦点距離 300mm

同じ日、戦場ヶ原から小田代ヶ原までの連絡路を歩く 病み上がりの体力と相談しながらのハイキングだがまだ大丈夫なようだ この感覚はありがたくて感謝しかない ホント歩けなくなる恐怖感があってオペ直後はメンタルをちとやられたのも事実で気持ちを戻すきっかけにカメラを増やしたのかも知れないと今更思う。小田代ヶ原の西側から少し逆光気味に“小貴婦人”をアクセントに画角に入れてみる。このグラデーションは見事で何度通っても感動する! もっときれいにもっと感動を伝えたい! 素直な気持ちである。

2022.10.08 茂木町 蕎麦畑 ノビタキ
OM SYSTEM OM-1
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO+Teleconverter MC-20
Mマニュアルモード
絞り f/8.0(解放)
シャッタースピード 1/1000
ISO感度 800
焦点距離 600mm(望遠端)

戦場ヶ原から一週間しか経ってないが茂木の蕎麦畑にノビタキが降りてきた もちろん同じ個体とは思えないがそんな気にさせてしまう季節なのだ 蕎麦畑やコスモスの花に留まるノビタキの画はInstagramによく投稿された画がアップされてきて刺激を受ける 調べてみると榛名山の裾野の渋川の行幸田地区(みゆきだ)の蕎麦畑にノビタキが来るようだ ダメ元で茂木の大瀬のやなの近くに広がる蕎麦畑に行ってみた… 果たして一羽だけノビタキが居た! 戦場ヶ原同様遠~~~い(笑) Instagramに投稿されている画には程遠い撮れ高だ トリミングすると解像度が破状する(笑) いずれしっかり解像したノビタキを撮りたいと思いを馳せるのだ。

2022.10.21 福島県只見町 会津蒲生岳と只見線
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
Mマニュアルモード
絞り f/10.0
シャッタースピード 1/400
ISO感度 500
焦点距離 12mm(広角端)

11年ぶりに10/1に全線復旧した只見線に行きたくて準備をしていた。300㌔を超えるドライブに不安がない訳ではなかったが心配だったケツ痛もごまかせた。撮影地は会津のマッターホルンの異名を誇る会津蒲生岳を背景に出来る撮影スポットと決めていた。この山は2016年に登頂していて思い出深い山なのだ。この日は日本海側から雨雲が流れてきて少し降雨もある天気となっていた。色づいた蒲生岳も暗く色が出ない状況である。ちなみにカメラはOM-Dでの撮影である。筆者がOM-1で妻がOM-Dで二台体制で撮影に臨んだ。筆者がOM-Dのセッティングをして妻に自由に撮ってもらった。果たして撮れ高はOM-Dの方が良くて気動車にAFが行っている。暗かったので明るく補正はしたがこの画が令和5年の年賀状になったのである。

2022.11.06 福島県昭和村 舟鼻峠
OM SYSTEM OM-1
ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
Mマニュアルモード
絞り f/8.0
シャッタースピード 1/100
ISO感度 1000
焦点距離 7mm(広角端)

会津通いは続く… 田島から国道400号で舟鼻峠を越えると昭和村だ 以前は冬季閉鎖の狭い峠道であったが高規格道路でトンネルが掘られて大型トラックも走りやすくなった。峠を越えた先がまだ狭い区間も少し残っているが線形改良工事が進んでおりもうすく完成だ。朝の日差しが峠の広葉樹林帯に入り絶景となり思わず路肩に車を停めて撮った。

2022.11.06 福島県 昭和村 喰丸小学校
OM SYSTEM OM-1
ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO
Mマニュアルモード
絞り f/2.0
シャッタースピード 1/8000
ISO感度 640
焦点距離 17mm

この日はこの喰丸小学校の撮影がメインだ 銀杏の木の色づきが見頃になるタイミングを図っていた 果たしてドンピシャだった 敷地内では地元の方がマルシェの開演前お店の準備をしている時間帯であったが小学校内にも入る事ができた 残したい日本の原風景で筆者の好きな被写体である この冬に雪景色の時に再訪したい

2022.11.12 福島県 矢祭町 水郡線第9久慈川橋梁
OM SYSTEM OM-1
ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO
Mマニュアルモード
絞り f/8.0
シャッタースピード 1/800
ISO感度 400
焦点距離 17mm

秋の撮り鉄二弾目は福島県矢祭町の水郡線だ 福島県と言っても宇都宮から行くとほぼ茨城県で少し県境を跨いだ位置に矢祭山駅がある。晩秋の紅葉に合わせて行ってみたがドンピシャだった。人気の久慈川第9橋梁の見えるポイントはほぼ満席であり隙間からの撮影となった。画角的に17mmに収まる距離なので単焦点レンズのF/1.2を装着して撮ってみた。もちろん絞って被写界深度は深めにして手前のモミジと奥の橋梁が合うようにした。透過光大好きの筆者としては満足度の高い画となった。

2022.11.19 群馬県 わたらせ渓谷鉄道 沢入駅
OM SYSTEM OM-1
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
Mマニュアルモード
絞り f/5.6
シャッタースピード 1/60
ISO感度 250
焦点距離 40mm

秋の撮り鉄第三弾はわたらせ渓谷鉄道だもはや通っていると言ってもよい沢入駅だ。この車両はトロッコ列車で一両目は窓が無く素通しであり寒くないと心配になるが運行はゆっくり走るのでさほど気にならないのだろう。もみじも終盤であったがなんとか間に合った♪

2022.11.19 大芦川渓谷 白井平橋
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
Mマニュアルモード
絞り f/2.8(解放)
シャッタースピード 1/500
ISO感度 400
焦点距離 26mm

大芦川紅葉で検索すると出てくるのがこの白井平橋の画だ この日は紅葉終盤で人も少なく撮影の自由度もあった かなり葉は落ちてはいるが川面に錦絵がリフレクションして画になった

2022.12.04 宇都宮中央公園
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
Mマニュアルモード
絞り f/5.0
シャッタースピード 1/80
ISO感度 100
焦点距離 73mm

メタセコイアのある景色を撮りに宇都宮中央公園を散歩 女の子だろうか画角に入ってきてシュールな画になった あれっ!迷子?カメラから離れてみたらご家族は傍に居て一安心だった。

2022.12.27 某里山公園
OM SYSTEM OM-1
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO+Teleconverter MC-14
Mマニュアルモード
絞り f/5.6(解放)
シャッタースピード 1/640
ISO感度 320
焦点距離 420mm

何度も書くがこのエナガという野鳥は動きが速くて撮影が難しい。枝の先っぽの日が当たるところに来る個体に狙いを定めて撮っても没写真を量産する。一秒50コマ撮れるSH2というモードで高速連写してやっとこの撮れ高だ。年末にきて納得の画が撮れて野鳥1年生終了である。

2022年は機材が変わり野鳥を追い込んだ一年になった。どの季節にどんな種類の野鳥が居るのも概ねわかったが戦場ヶ原通いはまたやるだろうな。とにかく春に来るオオルリを撮らないと気が済まない(笑)  あとは毎年秋に三泊四日の撮影旅行に行っていたが入院通院で実現できなかったのが心残りである。旅行に行った以上にレンズとカメラに散財したから行った来たで良いんだか悪いんだかなんだけど… 

とにかく素直にきれいな写真が撮りたい!それだけなのである。

 

 


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2 コメント

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前のコメント名前とタイトル忘れた (初代)
2023-03-26 22:27:43
まあそんなこともあります

ここは文句なくトップのオオスカシバを推します。
ピンの位置は触角と花の距離でしたね。一点追尾的なモードで行けば追えたのでしょうか。
次点は11月の矢祭。私も行かなきゃと思う画像です。
同率で只見線も捨てがたいですね。待ちかねた感じの車窓の乗客もええ感じです。
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Re.前のコメント名前とタイトル忘れた (いっせい)
2023-03-27 20:21:43
だいたい解かってますのでノープロブレムです。
オオスカシバは今になって思うと少し絞って被写界深度を浅めにしても良かったかもですね。また9月になったら試行錯誤してみたいと思います。

水郡線、只見線、わ鐡の三本が私の撮り鉄でまとまってきましたが地元栃木が無いので烏山線をまた行ってみたいと企んでます。
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