今年は猛暑のため、各地で熱中症が多発しており、死亡例も報道されている。熱中症とは高温により脱水や体温調節障害などを引き起こし、結果多臓器障害をおこす病態の総称。もちろん、その程度(重症度)により症状はさまざまであるが、一般的には熱痙攣、熱疲労、熱射病があり、特に熱射病は重症で命にかかわる病態でもある。通常は30℃以上の屋外での発生が多いが、25~30℃の屋内でも発生する可能性があり、特に高齢者や病人(在宅看護患者)では注意を要する。当院でもすでに10名前後の熱疲労の患者さんが来院されており、生理的食塩水あるいは5%ブドウ糖の点滴を施行しております。その効果はテキメンで、2~3回の通院で通常生活が可能になります。熱痙攣に関しては、野外で作業やスポーツ中に筋肉の痙攣(足のつり)を起こすケースが多く、小まめなスポーツドリンク摂取が推奨されます。また少量の塩分入り冷水でも効果があります。反復する場合には糖尿病が隠れていることが多々あり、精査が必要です。いずれにせよ!暑い時間帯(朝10~午後4時)はできるだけ屋外に出ないことが賢明です。
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