ドクトール隆の日常日記(秋田県大館市 伊藤内科医院)

日常診療とプライベイトに思う・・・

速報!中国製”冷凍餃子”で中毒!

2008年01月31日 08時41分26秒 | Weblog
 昨日中国製”冷凍ひとくち餃子”を食べた3家族10人が食中毒症状(下痢・嘔吐)を訴え、その内1人が意識不明の重体との報道があった。その原因はメタミドホスという有機リン酸系の農薬混入であるらしい。この物質は中国では極普通に殺虫剤として使用されているものだが、毒物扱いの危険なものらしい。小生は中国食事情は混沌としたものが現存しており、「食べるな!」と言いたい。とにかく危険がいっぱいであり、今回の事件も”氷山の一角”に過ぎない。安いからといって健康を害してはしょうがない!中国製食品には細心の注意が必要で、食べない方が無難である!
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「食を考える!」白熊君に学ぶ!

2008年01月29日 09時37分58秒 | Weblog
 先日弘前マイカルで映画「アース」を妻と鑑賞してきました。地球の環境変化(温暖化・異常気象)に伴い自然界の動物たちが絶滅の危機に瀕しているドキュメンタリーである。北極点からスタートしているが、まず白熊君の子育てと食生活の変貌についての実録が紹介されている。温暖化に伴い沿岸部の氷河が退行し、餌となるアザラシの子供を食することが難しくなってきているというのである。氷どけが早まることで、餌を探しに泳がなければならず、数ヶ月も食していない白熊が栄養失調でフラフラしており、このままでは30年後には3分の1に激減するらしい!つまり、白熊君にとっては「食」は生き抜くために必要なものであり、食することができなければ餓死するしかないということだ。それに比べ、我々人間は「食」の重要性や感謝を忘れており、「一日一膳」美味しく頂くことの有難さを再度考える必要があると感じた。カロリー計算は飽食時代の副産物の何者でもないと痛感した。
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驚異!子供用携帯電話普及率!

2008年01月27日 09時46分39秒 | Weblog
 ここ5年で携帯電話の普及が急速に進展。小生の家族(5人)は全員持っています。昨年のクリスマスに末っ子(中1)にサンタさんがプレゼントしてしまい。これで伊藤家全員に携帯が行きわたったのです!実際15年前にPHSから始まり、最初に所持したのは私でありましたが・・・。それ以前はポケットベルが汎用されており、急患や急用の場合、所轄の病院から連絡がくるようになっていました。ベルトに通して所持していたのを思い出します。今では帯電は誰もが持っていて、ない人が少ないくらいであります。ある最新データによると学童の携帯普及率は幼稚園児も含め4人に1人の時代なっているそうです。小学生20%強,中学生50%弱で、高校生にいたっては90%以上に達していることが判明!通信代やi-モード代・ワンセグ料金などなどかなりの経費(1人当たり1万円前後/月)がかかります。したがって、伊藤家では5万弱の毎月の支払いとなり、かなりの出費になります。家族割を最大限利用して安くあげるしかありません!
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世界初!選択的アルドステロン拮抗薬!

2008年01月25日 10時33分10秒 | Weblog
 最近発売された選択的アルドステロンブロッカー(SAB)であるエプレレノン(商品名:セララ)についての学術講演会がありました。小生も行ってきましたが、「アルドステロンからみた高血圧診療」と題して、横浜労災副院長の西川先生の講演でありました。これからの高血圧診療は血圧を正常化しただけでは不十分で、心血管系のイベント抑制のための降圧治療が必要であるというのである。実はアルドステロン(A略)自体が心肥大や心筋リモデリングに直接悪影響を与えるということが解かってきており、Aのコントロールが最重要であるというのである。したがってこれからの高血圧治療はSABが必須であり、是非選択して貰いたいと言っておりました。小生も認識を新たにして、セララを使ってみたいと考えております!
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麻疹流行!非常事態宣言!!

2008年01月23日 09時29分58秒 | Weblog
 1月21日(月)ずけで我北秋田地区に麻疹に対する「非常事態宣言」が発動された。昨年12月後半から麻疹が発生し、今年に入り徐々に増加して、現在40人強の患者さんが発症しているらしい。そのため大館市麻疹緊急対策部および予防接種協議会ではこの事態を重くみて、今回の緊急事態宣言に至ったようである。その骨子は早急な(24時間以内)麻疹患者の保健所届出と1週間以内の予防接種の強要にある。したがって1月28日以降は予防接種未実施の学童(幼稚園・小学・中学)は登校できないことになる。明らかに麻疹に罹患した学童はこの限りではないが、はっきりしない生徒は抗体検査を実施して、抗体価が低い場合強制的に予防接種をしなければならないことになる。内科医の立場では小児の麻疹は大人の風邪と同じで、子供であれば誰でも罹るものと思っておりましたが・・・。麻疹の高齢化が今にわかに問題視されているようです。したがって、不本意ながら当院でもそのワクチンをさっそく用意することにしました。早めのワクチン接種をお勧めします!
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